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「食は命の糧で、味は精神を救う」

自分はTwitterをやっていない。
そのため、情報が少し遅れてやってくることが多く、回転寿司店で迷惑行為が続出しているというのも今日LINEニュースで偶然知ったのであった。

湯呑みを舐めたり、回転している寿司に触ったり、そういう様子をSNSにアップするという、数年前に流行った迷惑店員などもあったので、それらの行為自体には既視感があった。もちろん、自分が客で行った店でそんなことをやられたら溜まったものじゃない。

それとは本当に関係なく、仕事の休み時間に、ふと「中村文則さんが貧乏なときに食べたホットドッグの話がいい話だった」と思い、調べていたら、以下のリンク先のブログに文章の書き写しがあった。本当にありがとうございます。
読んだことのない人は非常に短いので、読んでほしい。生活に困窮している人なら胸を打つはずだ。


自分は数年前にこの文をTwitterで読んだときも、いい話だなって思ったけど、今回は何故か油断したら泣きそうになりそうだった。
話の内容自体もそうだけど、安いホットドッグが素晴らしい食べ物になれるっていう可能性を知って、「ならば自分も・・・」となるところで自分は強く惹きつけられた。この文章は素晴らしすぎるから、文章自体の素晴らしさは別な日に改めて書きたいと思う。

で、冒頭の話に戻るんだが、こんな話を読むと、迷惑行為には胸を痛めてしまう。自分も中村文則さんほどではないが、いま食費は節約している。回転寿司も贅沢とは言わないけど、1人でふらっと入ったりするようなことはない。

別に食べ物を大切にしろと当たり前のことを改めて言いたいわけではないけど、中村さんの「食は命の糧で、味は精神を救う」という言葉を知ってほしい。正直この言葉を聞いても刺さらないかもしれないし、そんな状況を笑うような人かもしれない。それをわかるかどうかは人生の豊かさの分かれ目になるのかもしれない。

彼らには無理でも、このnoteを読んでる人には、中村さんの文章を読んで何か感じてくれたら嬉しい。短い文章の中に、感情を揺るがすフックが散りばめられている。自分はこの文章から色々なことを学べるはずだ。

いつか自分にも忘られない味と出会って、救われる日がきてほしい。そして、食べ物の大切さをわかってくれる人が1人で増えてくれることを願っている?

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