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「長期休業よりペースダウンして仕事をすることもありではないか~育児休業について思うこと」 今日のゆりりん2021.1.14

「長期休業よりペースダウンして仕事をすることもありではないか~育児休業について思うこと」
今日のゆりりん2021.1.14

コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。

今日は、
子育てパパ支援助成金
申請手続きのために
勉強したあれこれから考えたことを。
助成金にしても
育休取得手続きにしても
書類が多い事と言ったら。
もう少し簡略化できたら
もっと制度の使いようがよくなるのに。
1、 出口治明・駒崎弘樹著「世界一子どもを育てやすい国にしよう」ヴェッジ 2016
2、 「男性育休 企業がカギ 属人的な仕事 見直しを/トップが旗振り役に 産後8週間 取得促進へ」2021年1月4日中日新聞
3、 宮武貴美著「総務担当者のための産休・育休の実務がわかる本」
日本実業出版社 2019
4、 愛知県社会保険労務士会名古屋南支部
令和2年度第3回実務連絡研修会 2021年1月13日Zoom開催
講師:社会保険労務士法人名南経営 特定社会保険労務士 宮武 貴美 氏
演題:「2021年1月 子の看護休暇・介護休暇の時間単位取得施行!」

<引用/気になったキーワードなど> 
・残業が好きなおじさんは成長の敵(上記1より引用)
<読んで視聴して考えたゆりりんコメント>
私は、
女性も男性も仕事も家事も
という考えでいる。
家事の中には、
育児・介護・そのマネジメント含む。
そのために、
仕事を休みたいひとは休めばいいし、
辞めたいひとは辞めればいいとも思っている。
でも、その後の復帰が難しいとか、
辞めたくないのに休めないがために
辞めざるを得ないことは避けたい。
育児休業取得者から有期雇用者が除外するのも
どうなのだろうか。。
就労者の約4割は、
有期雇用者だからだ。
育児休業や介護休業の趣旨が、
「長期間に渡り働くひとが一時的に休む制度」
としても、
国は有期雇用の非正規を増やしたくて、
かつ、
雇用の流動化を進めたいのではなかったのか?
一部の少数の正規職のためだけの制度なのか?
しかも復職後は、
マミートラックが待っている。
育休後の父親も同様とのこと。
でも、
休業中の穴埋めのための増員は必要。
でも、
今、私が子育てパパ支援助成金の
手続きしている案件も
対人援助職員ではあるが、
育休中であっても
週1~2日勤務のテレワークで
事務方の仕事なら
出来るのではないかと思ったりもする。
現場が後手に回りがちな
ブログやHP更新などに関われたら、
現場復帰するときも
取り残され感もない。
週1~2日勤務なら出勤もできそうだし。
これなら様々な理由をつけて休みたい人を
見分けることもできる。
女性も男性も長期休業より
ペースダウンして仕事をする。
一昨年前に視察研修に行ったデンマークでは、
非正規職だからといって、
賃金格差や業務の責任の差はないとのこと。

「女性が1年も育休を取得するから
性別役割分業が固定化する。」
「男性が育休取得して役に立つのか。」
という女性たちの声。
子どもは、大人を見て育つ。
今一度、
家事は?育児は?介護は?
誰がする?
この問いかけが必要。

男性のテレワークが増えて
DVが増えたという報告もあるが、
それは家庭内での「女性差別」が
顕在化したものであって、
テレワークそのものが悪者ではない。

私は、
社会保険労務士として
「労務で職場と家庭のジェンダー平等を実現」
目指しています。
その目的は、
今現在、ジェンダー不平等において
(賃金格差、仕事内容・責任度合い、労働時間長短による差別など)
不満を抱き働いているひとたちの満足度を上げるため、
全体の生産性向上のため、
優秀な人材を確保するため、
それによって事業を発展させるためです、
特に頑張っている女性たちの満足度を上げることで、
次に続くひとたちをひとりでも増やしたいからです。

そして、
「職場のジェンダー平等の実現こそ働きがいの証」
です。
女性も男性も仕事も家事も。
性差ではなく個人差。
出来る人は女性でも評価をし、
出来ない人は男性でも評価しない。
当たり前のことを当たり前に。
職場は仕事をする場であって、
いるだけで評価される場ではありません。
いるだけで評価される場は、家庭です。
家庭の機能不全が起きている問題もありますが。
社会保険労務士も
AIが進むと仕事がなくなると言われていますが、
現在、書類作成業務に追われて
職場のジェンダー平等を実現することにまで
踏み込めていないのが実情です。
職場のジェンダー平等を実現は、
基本的なことができていてはじめてできることです。
ですから、
AIが進むことは私も賛成です。
喫緊の課題は、
労働力人口が減少するなかで、
如何に優秀な人材を確保するかです。
今まで通りの方法ではなく、
公正に人事評価をすることが
求められています。
残業はせず、
年次有給休暇は完全消化し、
なおかつ仕事の成果を挙げる。
こういう人が評価されるべきでは
ないでしょうか。
定時に退社できて、
パートタイマーでも
責任ある仕事を任せてもらえて、
(責任の押し付けではなく)
同一労働同一賃金で
ジェンダー平等であったら、
どんなに働きがいがあるでしょうか。

コロナをチャンスに、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を
同一労働同一賃金、
人事評価制度、賃金規程とともに
見直しませんか?

ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里


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