見出し画像

19日という退屈で寂しくて最高な日々

リゾートバイトを初めて体験した。
スタートは9月1日から

30日間の予定だったけど19日になったり、7時出勤なのに7時15分に起きたり、なんだか毎日を騒がしく過ごしていたように感じる。

わたしがリゾートバイトをするキッカケが、ネタ作りと貯金だ。

単純に退屈な日々を過ごす予定だったわたしの1ヶ月。なんだかんだ自分を見つめ直すキッカケにもなったし、大きな決断もした。

自分にとって重要なリゾートバイトでの日々を日記として書いておきたい。


わたしが働いているのは、長野県の軽井沢。
有名なホテルのキッチンの洗い場で朝7時から働いていた。

毎朝6時にアラームが爆音で鳴り響く。すぐに起きるわけではなく、アラーム警報第2次、第3次と時間差でなるようにしている。

眠たい目をこすりながら、目を覚ますのは大体6時30分前

寮と職場の距離は15分以上なのでいつも起きて朝の準備を光の速度でしないといけない。でも、朝起きられないのだからしょうがない。


軽井沢の朝は寒い。避暑地などと言われているらしく、秋の気温ではない。むしろここでは冬だ。そんな寒さが大嫌いなわたしの気を紛らわしてくれたのが、わたしの好きな人だ。

朝と晩、出勤と退勤のタイミングで電話をしてくれる優しい人。

この人のおかげでわたしはこの9月に大きな決断をすることになった。本当に感謝している。


わたしはずっと世界一周が夢だった。

それは高校の時からで、海外の憧れが強かったからだと思う。
詳しい理由なんて忘れたし、高校の時のわたしのことだから強い思いで行きたい!なんて言っていなかったはず。ただの興味。


それから世界一周はわたしにとって重りになって、何ヶ月も足を引きずることになる。そんなわたしの重りをスパッと切ってくれたのが好きな人。


ずっと「行っておいで」と言ってくれていた好きな人が、「行かないで」って。その言葉を望んでいたわたしがいたし、言ってはいけないと思っていた彼がいた。


その言葉を聞いてから、自分の中で自分と向き合う覚悟ができた。

自分の世界一周はもう自分のものではない。
しなければならないものになっているし、自分自身が楽しめていない。

それに気づいていながらも、気づかないふりをしてきた。


他人に指摘をされても、曲げなかった。
怖かったから。

自分の決めたことなのに諦めることや、人から批判されること、夢から逃げること、人に謝らなければいけないこと。

自分の本音に蓋を被せて、重りをつける。


代わりにわたしの体調はどんどん悪くなる。


心配してくれる友達や周りの人

もう、限界だった。


わたしが世界一周を辞めたのは9月3日。

新しい一歩を踏み出した。


それからは気持ちが軽くなった。


スパッと気持ちを切り替えれることができたし、不安から解放された。

いい意味でどうでもよくなった。


***


わたしは自分ファーストだ。
自分の好きなことやワクワクを求めている

それは、自己中であるし、わがままだし、人に気を使えない

嫌なことはしたくなし
楽しくないことはどーでもいい
人のためによりかは、人と自分のための方が動ける

そんなニンゲン。


だから、苦しい時は決まっていい人を演じたがる

偽善に偽善を塗りたくる

わたしはそんなにいい人ではないのだ
そんな私を誰も望んではいないのに、自分がそれを望んでいるんだ


学生生活で「人と仲良く。気をつえて。優しい人」が生きていく上で楽なんだと思った。

自分の気持ちは殺して、楽な方に楽な方に生きていたら、演じることを覚えてしまった。


自分の中で解離してた。今でも。


だけど、なんだか今ではどうでもいい。

自分の素直な気持ちのまま生きていきたい。
演じないだけ、自分の素直な気持ちを文字にのせる

こんなことを書いているけど、また時間が経てばこの気持ちを忘れるだろう

演じながら、演じながら、演じながら


何度も繰り返しながら、どちらが生きやすいのかを見つければいいだろう。


まだまだ人生は長いはず。だって10代だから。


失敗...経験を重ねて自分なりの哲学を作っていく。

幸いなことに、私の周りには最高の人たちがいる。大好きな人たちだ


寂しい時には一緒にいてくれて
迷っている時はいろんな道を教えてくれて
悩んでいる時は励ましてくれて
進んでいる時は陰ながら応援していてくれる


恵まれているな。ありがたいな。大好きだ。


***


今日は雨だ。

9月を振り返ると私にとって大切な日々になった。

いつも通り、スターバックスで記事を書く。
注文したのは大好きなキャラメルマキアート

冷たくなるぐらいに居座り続けたが、いつの間にかこの記事も書き終わりそうだ。


残り少ないマキアートをそっと飲み干して、東京に向かおう。

19歳が終わるまであと一ヶ月
自分の中で何かが変わる音がした。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?