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目に見えない大切なもの。28回目は「遺伝子組み換え

⭐️見た目と値段で選ぶと危険!

前回の記事を読んでいただけたのであれば、食品の裏の成分表記を最近はこまめにチェックしだしたのではないですか。そうするとさらに気になるのが主成分に横にカッコ付けで記載されている文字。大豆製品であれば、遺伝子組み換えであるかそうでないのか、国産なのか、あるいはアメリカ、カナダなどの外国産のものであるかどうかだったり。以前私は、商品のパッケージや値段など、見た目と価格で選んでいました。しかし、現在は見た目と価格で選ぶと、知らぬ間に体に有害な物質を取り入れることになると思っています。

大豆などの遺伝子組み換え表示義務がある商品は「遺伝子組み換えでない」ものを選びましょうとお伝えしてきました。「遺伝子組み換え食品」がなぜ危険なのか、これからお伝えすることで、あなたの健康によい影響を与えることができれば幸いです。

では、なぜ遺伝子組み換えが行われるようになったのでしょうか。その疑問から紐解いていくことにしましょう。

⭐️遺伝子組み換え作物が拡大した理由

遺伝子組み換えを行うようになったのは、農作物の生産性をあげるため、害虫や除草剤に強い性質を持たせることで農薬の散布など害虫除去に関する工程を減らすため。それにより、生産性が上がり食糧不足問題が改善されました。遺伝子組み換え作物の作付けが始まったのは1990年代ごろ。世界全体の遺伝子組み作物の占有率が大豆77%、とうもろこし26%、なたねが21%。遺伝子組み換え大国のアメリカは大豆93%、とうもろこしは86%と遺伝子組み換えでないものを見つけるのに苦労するぐらいなんです。ちなみに日本の遺伝子組み換え作物の輸入推定量は2019年で大豆、とうもろこし、なたねは9割を超えています。

日本の家畜の飼料はほぼアメリカから輸入されたもの。輸入された飼料はほぼ遺伝子組み換えであるため、鶏、豚、牛は遺伝子組み換えの飼料を食べ、それにより産み出された卵やお肉を私たちが食べているのです。

ちなみにアメリカから輸入された遺伝子組み換え飼料を使っていることは表示の義務はありません。飼料に「遺伝子組み換え作物を利用していません」と記載されているものを積極的に手に取るべき理由がわかるのではないでしぃうか。

⭐️死亡率、腫瘍の大きさ、不妊を大きく上昇させる

遺伝子組み換え食品を摂取することによる健康被害は、ラットを使った動物実験ではありますが、死亡率腫瘍の大きさがそれぞれ2〜3倍になったと報告されています。

動物と家畜に対しても生殖障害が発生することが報告されています。

このことは人にもあてはまり、世界不妊学会でも男性不妊の発生率が世界的に急上昇していると報告されています。特に遺伝子組み換え作物の作付けが始まった1990年代以降、精子数が強い減少傾向にあると報告されています。

日本でも2004年以降に少子化対策として始まっている、特定不妊治療費助成事業は年々増加していて過去最多を記録しています。

遺伝子組み換え作物には有機リン酸化合物除草剤であるグリフォセートが使用されています。有機リン酸化合物は少量でも胎児や子供の発達に悪影響があると報告されています。胎児の段階でお母さんが遺伝子組み換え食品を摂取していた場合、子供のIQが低下し学習と記憶の領域に一生の問題を抱える可能性が上がると言われています。

⭐️現在増加中のあの疾患は遺伝子組み替え食品のせいだった!

有機リン酸化合物であるグリフォセートは腸内細菌の成長に必要な酵素の働きを阻害します。また農薬を解毒する時に必要な酵素も阻害してしまいます。そのため腸内細菌は大きく乱れ、その乱れを改善しようにも、解毒の機能が低下してしまうため、さらに体内に毒素がたまることになってしまうのです。また腸内微絨毛びじゅうもうが障害されるため、消化機能が低下します。これにより、アレルギー反応免疫系に異常が生じます。現在増加傾向にあるアトピー性皮膚炎やアレルギー症状、免疫機能に関連した疾患(セリアック病)、原因不明の腸関連の疾患(リーキガット症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など)は遺伝子組み替え食品の摂取量が増加したことにより増加傾向である可能性は高いです。

⭐️遺伝子組み換え食品はカビと同じ!

また遺伝子組み換え作物食べる抗生物質と言われています。抗生物質は良い菌も悪い菌も殺してしまうもの。腸内の細菌のバランスが崩れると免疫力が低下し、カンジタと呼ばれるカビ菌が増殖します。カンジタはあなたの腸内細菌を乱す原因となるのです。カンジタは少量であれば問題ないのですが、過剰に増加してしまうと、お腹の張り、もたれるなどの症状を引き起こすのです。遺伝子組み換え作物を食べることカビ菌を食べることと同じと思えたら、あなたは食べたいと思うでしょうか?

あなたの健康を守るために遺伝子組み換え食品を摂ることはさけるべき理由が少し理解できたのではないでしょうか。

日本では現在176品目の遺伝子組み換え作物が承認されています。家畜の飼料には遺伝子組み換え作物を使用していても表示義務はないため、ほとんどの人が知らず知らずのうちに遺伝子組み換え食品を摂ってしまっているのです。

⭐️遺伝子組み換えの表示義務が改正されていた!

今年の4月から遺伝子組み換え食品の表示義務の改善が行われています。これは私たち消費者が遺伝子組み換え食品の危険性に声があげた結果です。今年の3月までは「遺伝子組み換えでない」との記載は遺伝子組み換え食品が5%以下の場合(意図しないで入ってしまった)までは記載が可能でした。しかし今年の4月から「遺伝子組み換えでない」と記載するには厳格に遺伝子組み換え食品が全く使われていない場合のみになっています。したがって、「遺伝子組み換えでない」と記載されたものは積極的に購入して問題ないでしょう。逆に「遺伝子組み換えでない」や「国産」としか記載がないものは遺伝子組み換えを多く含むものであるため、避けるべきです。

国産だから安心と思って買っていたら大間違いなのです。

ただ今後は「遺伝子組み換えでない」と記載された商品は数が少なくなっていくと予想されます。日本は家畜の飼料や農薬を大量使用している国。自給自足ではなくほぼ輸入品で生活しています。飼料が遺伝子組み換えでなくなることはないでしょうし、今後も輸入は増加することが予想されます。

遺伝子組み換え食品で表示義務があり、私たちが多く摂取しているものには、大豆、味噌、納豆、豆乳。

表示義務がないものは、砂糖や甜菜てんさい糖、水飴、サラダ油、醤油、異性果糖、マヨネーズ、マーガリンなど。特に表示義務がないものに関しては多くの食品に遺伝子組み換え作物が使われており、私たちは気づかぬうちに大量摂取しているのです。

⭐️サラダ油は車のクリーナーと同じ薬品で抽出されている

特にサラダ油は菜種なたねから抽出されたものであり、原材料の菜種が遺伝子組み換えによって生産されたもの。さらにサラダ油は生産過程でヘキサンと呼ばれる化学薬品で抽出しています。

このヘキサンですが食品に使われるので安全性が高いと思ったら大間違い。ヘキサンは車のガソリンに使われる石油系の溶剤です。ホームセンターに行けば車のクリーナーとして販売されており、注意書きとして「人体に有害であるため、決して吸入しないように」と記載されています。ヘキサンは有害物質であり劇薬に分類されます。吸入すると、頭痛、腹痛、吐き気、脱力、倦怠感、意識消失といった症状がでます。そのような症状がでる化学薬品で抽出していた油を私たちが気づかないうちに摂取していたらどうでしょうか。恐ろしくないですか?

もちろん、スーパーで販売されている商品は厚生労働省が定める使用制限で最終食品の完成前に除去されることを条件に使用が許可されたもの。現在、日本の食品に関する安全性の評価は2003年に内閣府が設置した「食品安全性委員会」判断と食品安全基本法に基づき、食品の毒性や人体に有害であるかどうかによって決まっています。しかし、現在、ヘキサンの毒性に関しては食品安全委員会で評価はなされていません。

遺伝子組み替え食品有害な化学薬品のダブルパンチで作られたを私たちは買いたいとおもうでしょうか?

⭐️油は◯◯処理されたものを購入しよう

現在安価で多くの食品で使われている油は「抽出法」で精製されたもの。化学薬品を使わない方法が「圧搾法」になります。「圧搾法」は化学薬品を使用しないため、採れる油が少なく、「一番搾り」「低温圧縮(コールドプレス)」「圧搾搾り」と記載されています。そしてより安全なのは高温処理されていない「低温圧搾」になります。

油を高温処理すると「AGE(終末糖化産物)の産生」「カラメル化」「メイラード反応」など老化に導く反応が生じます。サラダ油の精製時に高温処理されるとトランス脂肪酸が生成されます。トランス脂肪酸マーガリンなどの植物性油脂に含まれるさけるべき物質の一つ。過剰摂取でアレルギー、心疾患、胎児への影響、肥満などが起こります。したがって、トランス脂肪酸を生成させない、低温処理された「圧搾法」がオススメになります。

もちろんそういった商品はどうしても値段が高くなってしまいます。しかし将来かかる医療費のことを考えたら油に投資する価値があると思いませんか?

⭐️油を変えれば、見た目も脳も変化する

油のことをここまで重要視してお伝えしているのは、脳の65%が脂質でできているからなんです。さらに脂質のうち、半分は神経細胞を保護するコレステロール、残りの半分は神経組織を活性化させるリン脂質やDHAになります。これが記憶力のアップ認知症の予防につながるとしたら。よりよい油を積極的にとりたいと思いませんか。

そして油は皮膚を構成する細胞でも多く関与します。細胞を構成する脂質(細胞間脂質)は皮膚の潤い、弾力、見た目の美しさにも関与しいてくるのです。

⭐️ 遺伝子組み換え表示義務がないものにも注意しよう

遺伝子組み替え食品の話に戻りましょう。遺伝子組み換え表示義務がない食品たち。私たちの生活に大きく関与しています。特に異性化糖は現在ほとんどの食品に含まれていますし、サラダ油、植物油、マーガリン、ショートニングなどの油製品、コーンフレーク、水飴も多くの食品に含まれています。今までもこういった商品は避けるべきとお話ししてきましたが、より深く理解できたのではないでしょうか。

ちなみEUでは遺伝子組み換え作物使用した全ての食品、さらには日本では表示義務が不要の飼料にも表示義務があります。意図しない混入の許容率は0.9%。日本が5%の設定ですから5分の1になります。EUでは遺伝子組み換えの危険性が認識されているため、このように規定されておりますが日本の規制はゆるゆる状態。ですから私たちは食品の裏の成分表示をきちんと理解、購入しなければならないのです。

⭐️過去の記事を振り返って

私のNoteの投稿1回目は油に関しての記事でした。読み返すと文章量も少なく、内容が稚拙ちせつ😭よくあんな文章力で投稿したなと恥ずかしくなってしまいます。書くのにもかなり時間がかり、大して内容を理解できていなかったなと。しかし、こうやって書き出して、アウトプットすることでより理解が深まり、記憶が定着され、相手にわかりやすく伝えられるようになったのではないかなと思っています。

特に油の変化が自分で大きく体感しており、記憶力アウトプット力の向上につながりました。書くたびに伝えたいことがありすぎてどんどん文章が長くなってしまい、こんなに長くなってしまって読むのが嫌になってしまう方もいるんじゃないかと思うこともしばしば。

しかし、多くの方に読んでいただくことができ、つい先日2000回読まれたとの通知が。本当にありがとうございます😊✨

さて私はちょうど1年前からアプリを利用して英語の勉強をはじめました。なぜ英語学習をはじめたのかというと、海外の方と話して日本人にはない視点を発見したい、海外の論文が読めるようになりたい、仕事のストレスを解消したかった、などさまざまな理由から。現在は読み書きはある程度まではできるようになりましたが、話すことが上達せず😭なんとか話せるようになりたくて模索しています。特に英語の発音は難しく、日本語では使用しないような舌の使い方があったり、悪戦苦闘。しかし現在はアプリが発音の微妙な違い指摘してくれるので、本当に便利。英会話教室に行かなくとも、自分のやる気次第でどうにでもなるんだなと。新しいことを記憶するには朝の時間がとても大切。そして特に記憶を定着させるためにとても重要なのが睡眠時間とその質。

食事、睡眠は生命活動に必要不可欠なものになります。現在あなたは朝をすっきりとした気持ちで目覚めて1日のスタートをはじめているでしょうか?以前の私は朝が苦痛で仕方ありませんでした。しかし、正しい睡眠方法を知ってから、体も心もすっきりとした気持ちで1日を過ごせるように変わりました。睡眠の質をあげるのは簡単な方法で行うことができます。しかし現代人の多くは誤った方法で睡眠の質を下げてしまっています。

次回の目に見えない大切なものは「睡眠」です。


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