バレエを見て、今の自分と比較して涙出てきた話。

昨日は、東京文化会館で開催された「くるみ割り人形」を観覧してきました。

こちらは東京バレエ団主催の創立55周年記念のものでした。

1964年に創立され、上野の東京文化会館を拠点に、海外公演も行なっているとのこと。

バレエは中学生の頃学校で見に行ったきりでした。

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昨日に関しては、何故か定時後にも仕事が舞い込んでくるという状況で、開演時間の19時には間に合わず。

そして30分遅れて会場に入りました。

第一幕が終わるまでは、近くの階段に4人ずつ座って観覧してました。

そして、素敵なバレエと生演奏を聴いて…。

『あ…世の中の人は金曜日、仕事終わりにこんなバレエを見る余裕があるんだ…』
と、何と別の感情も入り込んでしまい涙が出てきました(笑)

今回、くるみ割り人形は誘われて行きまして、いわゆる招待。

仕事もいつもなら生活残業をしているはずですが、それも切り上げてきました。要はそうしないと仕事上がれない。

8時間働いた後には、こんな素敵な極楽があるんだ。素敵な世界があるんだ…。

それに引き換え私は…。そうできない状況にあります。

一人暮らし、奨学金、そして夢の為の習い事や資金。
改めて、私の状況で追い求めること、本当に大変だと思いました。

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バレエを観て、
こんな素敵な、キラキラした自分でありたいなぁと思いました。

そして、この素敵な舞台を「素敵」という言葉でしか表現できない私の、語彙力・表現力の無さを痛感しました。

もっと自由に、巧みに言葉を操りたい、けど知らないんだなぁと気付きました。

知らないと言えば、
私は嫌な事を思い出すと、ある人の名字を呟いたり大声で言います。嫌な思い出=嫌なこと=その人ということで、付き合う事をやめてからもうすぐ4年も経つ。

これも、自分の感情を置き換える言葉を知らないから、そういう言葉しか言えないんだと思います。

だから、言葉を知るって大事だな、と演目を見ながら思っていました。

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バレエが終わって家に帰った後、私が感じた感情を彼に聞いてもらいました。

「うーん、まぁ、仕事終わりにそういうのを楽しむのは先々でもいいんじゃない?あなたのその状況(夢を追っている)ならしょうがないと思う」

と言ってくれました。

この状況は、しょうがない。
割り切ることも必要なんだけど。
もっと楽になりたいという欲を出してみる。

毎日残業なし、生活にもゆとりがあって、こんな素敵な余暇を過ごしてみたいけど。

家庭状況は変えられないから、自分の気持ちを変えなきゃいけないんですね。それか、状況を変えるため今努力する。

多分、後者がいいのだろう。

純粋にバレエを観たかったけど、色々と考えてしまいました(笑)

不自由を常と思えば不足なし   徳川家康

バレエを純粋に見れなかった自分を、先々にはただ「すごいなぁ」と思えるようになりたいな。

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