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仕事に母性は必要?

馴れ馴れしくすることも、されることも好きではない。母親や姉に対して基本敬語、自分より年下の人に対し、いきなりタメ口は使わないし、赤ちゃんに”赤ちゃん言葉”で話しかけない。女子っぽい語尾を上げたり、伸ばすこともないし、猫なで声のような甘いトーンの声を出すこともしない。

加えて、仕事においては、”慣れ合い”も好きではない。疑問や違和感をそのままにしておくと、結局は、後でやり直しをしたり、失敗に繋がる経験があったし、自分自身も仕事をやりにくい。それを指摘すると、場合により、「あー、それはいいんだよ、そのままで」とあいまいな答えが返ってくる。最初は、「あー、そうですか。。。」と一旦は引き下がる。だが、同じようなことが、その後もちょいちょい遭遇すると、例え先輩だろうと、上司だろうと、出来るだけ論理的に、疑問や違和感を指摘するように努める。そうすると、

優しくないよね

と言われることがある。確かに、問題を指摘されて、嬉しい人はいないだろうが、私の性格を盾に、露骨に嫌な顔をされる筋合いはない。そういうことを言うのは何故か、”男性”だ。

こういうことを言う男性は、仕事の上で、私に何を期待しているのだろうか。きっと、自分の理想の女性像を、職場の含め、周りの女性に求めてしまうのだろうと推測する。自分の前ではいつもニコニコ機嫌がよく、自分を立ててくれ、不都合なことは黙って見過ごしてくれる人。まるで「聖母マリア」のごとく。

残念ながら、私はあなたの母親でも、嫁でも、娘でも、愛人でもない。人間として、最低限、尊厳を持って接するが、母性は求められても、仕事上で必要性を感じない。それに、あなたが私に好意がないように、私も特別な感情がないので、格別な優しさを持って接したいとは思わない。

むしろ、

厳しいことを指摘するのも情の一部

それは、母性ではなく、”人間愛”だ。それって理解してもらえないものだろうか。

追記:natsuhinoさんの画像を使わせていただきました。ありがとうございました。


「人生経験の引き出し」がいっぱいあります。何か悩み解決のヒントになる話が提供できるかもしれません。