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【第2話】 ブランド構築シリーズ -Discovery

あけましておめでとうございます!ひっさしぶりの、yurieです。

第1話を書いたっきり、すっかりご無沙汰してしまったThe Futur動画の翻訳作業。やっと、ですが、「ブランド構築 ーブランディングデザインの裏側」シリーズ、第2話の内容まとめです!

第1話はこちら。

第2話のコンテンツ(25分)
1:18  – 【ディスカバリーセッションとは】
3:55 – 【エクササイズ1】ゴール設定
7:11  – 【エクササイズ2】顧客の見極める
9:40 – 【エクササイズ3】ユーザープロファイリング
17:50 – 【エクササイズ4】ブランドを定義する

概要&おさらい

今まで地元のブルワリーとしてビジネスをしてきた夫婦コンビ、ジョッシュとクリステン。今後は、スーパーなどにもリテール展開するという理由で、リブランデイングをBLINDに依頼。第1話では、純粋にハミルトン・ファミリー・ブルワリーの原点ストーリーが中心でした。今回は、彼らのビジネスの本質を理解するためのディスカバリーセッション。ブランディングにつながる深〜い話を、がっつり映しています。

学びその1: クライアントをじっくり知る

デザインの基本のキですが、デザイン工程に入る前に、まずはクライアントとしっかり向き合って、彼らのビジネスを理解することが非常に大事ということがわかります。 このディスカバリーセッションがどのくらいの時間を要したのかは、直接触れてはいませんが、セッション中の些細なニュアンスから判断すると、丸1日をかけたと思われます。

学びその2: 顧客群を分析する重要さ

第2話で要となっている部分が、顧客像を明確にするエクササイズ。当然、お客さんが誰なのかわからなかったら、ビジネスはできません。けど、顧客を分析するプロセスがなんでそんなに重要なのかの理由は、誰のためにデザインしてるかをクライアントに覚えておいてもらうため。デザイン過程で、クライアント自身が個人的な好みを言い出したら・・・このセッションで合意した内容が役立ちます。

ここでは、ハミルトンの既存のお客さんを3つのグループに分けた上で、理想の顧客グループをあぶり出し、さらにそこから2人のペルソナを作成。

1.Beer Fanatics ビール熱狂ファン群
2.Beer snobs クラフトビール通群
  → ペルソナ2、カート(エンジニア、35歳)
3.Brewery Enthusiasts ブルワリー愛好家群 
  → ペルソナ1、ジェシカ(専業主婦、32歳)

ペルソナのプロファイルは、その人があたかも現実に存在するかのように、とにかく細かく作成しているのも、垣間見れますね。

まとめ

第2話は、ディスカバリーセッション(時にマシューが「戦略セッション」と呼んでいます)でがっつりビジネスの本質を探りました。

ここで興味深いのは、クライアントも意外と自身のビジネスを知らないということ。考えたことがない質問だったり、もし心のどこかで知っていても、言葉に表せなかったり。クライアント自身が気づいてなかったことを、発見、そして言葉にしてあげたら、大きな付加価値だなと思いました。ブランディング戦略を仕事にするデザイナーは、ビジュアルを見る・作るスキルだけでなく、マーケティングの語彙力やコミュニケーション能力が必須ですね!

動画で最後に出てきたプロセスのスライドは以下!今後はグレーの部分を探るために2週間かけていくようです。

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第1・2話の翻訳の後かなり放置してたわけですが、なんと読者さんから「第3話も楽しみにしてます!」というメッセージと共にサポートをいただいて・・・感激です〜。ということで、第3話も、お楽しみに!

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