Xデザイン学校2019 ベーシックコース #03 ビジネスインタビュー

第3回からは個人でなく、チームでワークショップに取り組んでいく。
チーム決めの際、付箋に氏名と共に特技を書くよう指示があった。ここに書いた必殺技を捨てよと言われたら自分には一体なにが残るのだろうと開始早々から不安になった。

ビジネスインタビュー

今回の講義は事業性・お金に関する内容。
これから求められるデザイナー(いや、今でもだ)には必須の知識のはずなのに、自分は全く無知である。to Bの仕事がメインなのに、恥ずかしいことこの上ない。

デザイナーに求められていることは、現実を無視した奇天烈で個性的なアイデアを出すことではない。物事の本質に向き合い、最適な答えを導き出さなければならないし、その時何が最適かは時代によって、人によって、場所によって変わってくることを理解しなければならない。(もちろん、求められていないものを押し付けるのはアホかつ無責任である。肝に銘じよう…)

ワークショップ:既存企業のゲームチェンジを考える。

既存企業のAs-isをビジネスインタビューで把握し、3年後のTo-beを提案する課題。悲しきかな今回も派手にコケてしまった。
「もっと大人になりなさい。現実を見なさい。」というコメントを頂いた通り、現実性に欠けるだけでなくその企業でなければならない理由もわからない、ちぐはぐなアイデアを出してしまった。

私の今回の敗因は主に2つ。1つは圧倒的に世の中を知らなさ過ぎる(特にお金)勉強不足と、もう1つはAs-is(現状把握)の詰めが甘いままTo-beのアイデア出しに走ってしまったところである。

まずは前者について。正直に申し上げると、ビジネスの分野はどうせわからないからと避けてきた道である。わからないものにフタをしてきたせいで今の今まで自分の非力さに見ないふりをしてきてしまった。これぞ悪癖。
このワークは受講生の実力がはっきりと表れると先生は仰っていたが、まさにその通り。特にTo-beのシナリオを考えるフェーズではペンを持ったまま全く考えが浮かばず手が止まってしまった。
ビジュアルデザイナーの自分から特技を取り上げれば、引くほど何も残らない現実を直視することができた。「わからないから関わらない(本当は必要なのに)」がどれだけイタくて恐ろしいことか、ここは受け止めて向き合うしかない。マインドを変えねば。

次に後者についてふりかえる。インタビュー内容をビジネスモデルキャンバスシートに文字通り書き写しただけで、そこから深い考察ができていなかった。シートに追加でその企業のいいところと悪いところを一言で言えるようにしておいてという指示があったのは、まさにその企業のあり方(与える価値)の概念化というか、きちんと定義することを促していたのだと今では思う。
調査がしっかりできていればアイデアフェーズに時間はかからないと序盤の講義であったはずなのだが、見事なまでにここで転んでいる。(この流れ、前回、前前回でもあったような…)
チームの反省会でも上がったけれど、ここは練習するしかない。

まとめ

たった3回のワークショップで何回転ばされているのかわからない程やらかしているけれど、毎度「やばい、わからん、時間がない!」と焦ったあげく「で、そもそもそれって何のためにやるの?」という本質的なところが見えなくなってしまっていて、振り返るたびに「え、これ実は前回と同じところで躓いてない!?」と気づくパターンに陥ってしまっているのではと反省した。
知識が無い云々以前に、自分の中にこのスタイルが染みついている危険性が十分にある。それは非常にまずい。

わからない・自信がないところを曖昧にして勢いで誤魔化すことをやめて、疑問に思ったことは明確にしておき(そうすればその場で議論もできるし、あとから振り返るときも質の高い気づきが得られる)、転んでもただでは起きないようにしておかないと、このまま楽な方向に流れるダメな大人になってしまうのを防がなければ成長できないぞ…と切に感じた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?