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「あなた不幸になるわよ」

こんばんは、占い師の安藤ゆりです。タロットカードとかルーンストーンで占いをしている人です。

以前の会員制サイトはサーバーがサービス終了してしまい、長らくブログというものから離れていました。久しぶりにブログという形で発信するので、ちょっと緊張します。今回は占いのイメージと私の考えを書いてみたいな、と思いましたのでリハビリがてら書かせていただきます。


占いは怖くてヤバイものらしい

占い師って、怪しくて恐ろしくて暗いイメージが強い。ムムムと難しい顔をして、「あなたの未来が見えます、あなた不幸になるわよ。病気で死にます」とか言われそう。怖そうだしやばそう。

これは友人から言われたことですが、多分世の中の大多数の人は胡散臭いなあ、と思っているんだろうなと感じています。この友人は、私が占い師をやっていると聞いて驚いていました。死にますとか言わないから、だそうです。すこし笑いました。

占いを信じられない人がいることも、私は別にいいんじゃないのかなと思っています。「受け入れらない人がいることも受け入れる」 ということが本当の多様性だと思うからです。ひとりひとり考え方が違って当たり前なので、信じたくないものは信じなくてよいです。それがあなたの考え方ですし、尊重されるべきです。


信じない派のマナー

信じなくてもいいと言いましたが、それはあくまで冷やかしやいやがらせがない場合のことです。信じないのになぜかお金を払って鑑定を受けて、「ほらやっぱり当たってないじゃん、だから信じられないんだよな。損したわ」と言いに来るのは失礼だと思います。実際、こういうお客様は年に1人くらいはいるものです。

私は卜術(ぼくじゅつ)という種類の占いをします。偶然起こる事象に必然性を見出す、というものです。例えば、そのとき偶然引いたカードを読み取り将来を予測する、というタロットやオラクルカードはこれにあたります。ルーン占いも同じくそうです。卜術は特に当たる当たらないの議論が激しいもので、同時に人気も高いです。毛嫌いする人もたくさんいます。

タロットカードには意味がある、と信じれば占いは意味を持ちますし、ないと思えばないのです。単純な話ですが、信じない人を占っても意味がないので来ないで欲しいのです。だって何が出ても信じないでしょう。お金と時間の無駄だし、お互いに不快な思いをしなくて済むのでそれでいいじゃないですか。距離を持って生きていれば関わる必要はないんです。


関わらずに生きるという選択肢

SNSなんかにも言えますが、わざわざ気に入らないものを見に行って、「気に入らないからやめろ」と言いに行くことは何の意味もありません。他人はあなたの思い通りに生きる人形ではないからです。私は占いをやめませんし、これからも占い師として生きていきます。他の人もそうです。あなたは誰かの人生を決定する権利を持っていませんし、誰かはあなたに人生を決定される義務はないのです。

避けられるなら避けて避けて避けまくってください。占い師が必須な人生なんてありません、おそらくあなたもそうです。関わらずに快適な人生を送ってください。占い師が嫌いなどこかのあなたが、占い師と関わらずに良い人生を送っていただけるように私は願います。


サポーターを貫く

私の考える占い師は決断者ではなく、あくまでサポーターです。結果を出すのではなく、結果を予測し「こうなるかもしれないです」「こうした方が良いです」としか言えません。それを聞いてどうするか決めるのはお客様であり、「こうしなさい」と言い切るのは占い師の範疇を超えていると思います。占いの種類にもよりますけどね、霊視でみえたことは言い切ると思うので。

悪い結果であっても、お客様が「それでもやる」と決めればそれが答えなのです。何かに迷ったとき、1人では抱えきれなくなってしまったとき、なんとなく占いたいとき。そのときのお客様を、ちょっとだけサポートするのが占い師です。お客様の人生はお客様だけのものなので、占い師が何かを決めていいものではありません。これが私の考え方です。

それ以上のサービスを提供することはできませんので、「こうなるかも」「こうしたらいいかも」「こうだと思う」というやんわりな言い方になってしまうのです。当たらない時の保険ではなく、必ずお客様に選択の余地を残すというのが念頭にあるためです。これが嫌だなと思うなら、私の占いを受けるのは向かないと思います。


占いとの付き合い方

占いは、占いを求める人がいるので成立します。占いたい人がいるので占えるし、仕事として占い師ができています。ただ、依存するほど占いにのめり込んで欲しくはありません。占いはサポートやアドバイスができるだけで、あなたの人生はあなた自身の選択の積み重ねです。それを忘れずにいていただければ、占いと仲良く付き合っていけると思います。


≫このノートのまとめ

占い信じない派もいていいし、好きな人もいていいと思う。でも嫌いなのに占っておいて「当たらねえ」は失礼だし、何でも占いに依存するのもよくない。ほどほどに仲良くしてほしい。


そんな気持ちです。安藤ゆりでした。




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