[初心者CBPの教科書4-1]開業届、確定申告、会計ソフト、税務調査
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簡単にですが、開業届と確定申告のお話です。
「開業届」「確定申告」と聞くと、ドキドキしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、一応書いておきます。
開業届
開業届は、単発で何度かセッションをする程度でしたら、出さなくても大丈夫です。
継続してセッションをする場合は、出す必要があります。
開業届は、お住まいの市区町村の税務署に提出します。
確定申告
開業届を出した後は、一年に一度確定申告をします。
確定申告とは、一年で売上をいくら上げて、経費がいくらかかって、利益or損失はいくらになったのかを税務署に報告する手続きのことです。
会計ソフトで家計簿のようなものをつけて、一年分の収支をまとめた書類を作り、税務署に提出します。
個人事業主であれば所得が38万円以上、副業であれば副業での所得が20万円以上あれば確定申告が必要になります。
白色申告と青色申告
青色申告一択です。
青色申告は手間がかかりますが、税理士さんに会計をお願いするなどをした方が、費用はかかっても全体的には得になるはずです。
会計ソフト
freeeが、私は一番おすすめです。
ただ、ソフト会社さんには大変申し訳ないですが、どのソフトも正直使いやすいとは言えないです。
ですので、実際に使って苦労を感じても、
「自分のPCスキルが低いのかな」
「簿記の知識が無いせいかな」
「会計業務って大変だな」
などと思わなくて大丈夫です。
◆freee
私はこちらを使っています。
会計ソフトの中では、比較的普段の帳簿がつけやすいです。
(それでも、どこにどの機能があるのか分かりにくいなど、つっかかる部分が多々あります。)
銀行、クレジットカードの連携などが充実していてラクです。
また、入力をする際に、例えば、
「消耗品費」
と、勘定科目だけがポンと書かれているのではなくて、
「日用品・事務機器など」
と補足も書かれているので、初めての方でも入力がしやすいです。
例えば「新聞図書費」にある「情報サイト」という補足も、現代のユーザーのニーズに寄り添っていたり、分かりやすい色分けがされていたり、節々に配慮と思いやりがあふれています。
確定申告の機能はとても使いやすく、質問に答えて、ひとつひとつ入力していけば良いので、とてもラクです。
◆弥生会計(パッケージ版)
簿記の知識があり、確定申告だけ税理士の方にお願いする方向けです。
昔ながらの簿記がそのままデジタルになったような作りになっています。
簿記を少し勉強しさえすれば、非常に使いやすいです。
しかし、確定申告の機能はとても分かりにくいので、私を含め素人が一人でやろうとすると頭を抱えます。
◆やよいオンライン、MFクラウド
使用したことがありますが、割愛します。
(なぜ割愛するかって?察してください。)
◆会計ソフト全般に言えること
最初に色々使ってみて、一番使いやすいものを探していただくのがおすすめです。
ある程度入力してから、途中で「使いにくいから違うソフトにしよう」と、入力したデータを別のソフトに引っ越しさせようとすると、かなり大変です。
会計ソフトによって項目が違うので、エラーばかり出てしまい、結局全部やり直し、になる可能性が高いです。
会計入力
税理士の方に、一度見ていただくのがおすすめです。
収入や支出がどの勘定科目になるかは、人によって変わります。
(勘定科目…家計簿でいう「食費」「交際費」みたいなカテゴライズのことです。)
例えば、施術ベッドに敷く「バスタオル」は、CBPの場合「消耗品」になります。
バスタオルの販売店にとっては「仕入高」などに。
バスタオルをノベルティのようにお客様にプレゼントする場合は「販売促進費」になります。
自分の場合は収入や支出をどう入力すれば良いのか、一度税理士の方に勘定科目を見ていただくと安心できます。
私も、過去に一度見ていただきました。
おかげで、今では迷わず勘定科目を選べるようになりました。
(私がお世話になっている素敵な税理士さんでしたら、個別に聞いていただければご紹介します。)
個人事業主と法人
とりあえず一番最初は、「個人事業主」でスタートです。
個人事業主と法人どちらを選んだら良いのか、という部分は今は考えなくて大丈夫です。
税務調査
税務調査というものがあります。
税務署から職員さんがいらっしゃって、帳簿や領収証などを細かく確認なさる、というものです。
(私は、勤め先の法人で経理業務をしていたときに経験しました。
何日もかけて長時間行うので、死ぬほど面倒くs……)
税務調査の対象は、
・法人・個人両方
・給付金、還付金がある
・会計が怪しい
・ランダムで選ばれる
など、色々あるそうです。
(私が経理業務をしていた当時は、コロナ禍の中小企業への給付金があったために税務調査の対象になりました。)
悪気が無くても、単に間違えてしまったり、知識が無いために正しい入力会計になっていなかった、というのはよくあることです。
ただ、そのために後から大きなしわよせが来てしまわないよう、プロの方に見ていただいたり、普段から正しい会計入力を意識していただくのがおすすめです。
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