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私の選ぶ10枚 CD編

今回は、文月絵里奈さんからのリクエストにお応えし、「私の選ぶ10枚」です。
私が好んで聴くCDは、幻想的な雰囲気のものが多いです。
ジャンルで言うとダーク・アンビエント、プログレッシブ・ロック、ニューウェイブ、クラシック、現代音楽などなど。
器楽でいうと、パイプオルガンやチェンバロが好きです。
ここに挙げたものは、女性ヴォーカルものが多いですね。
Ali ProjectSound Horizon妖精帝國なども入れたかったのですが、特に好きな1枚というものが思いつかなかったので、又の機会に。


G-schmitt "Alternative Garnet"
Vexation "Vexation"
Dead Can Dance "Within the Realm of a Dying Sun"
Neither/Neither World "Enter The Abyss"
Arvo Pärt "Arbos"
Necrophorus "Underneath The Spirit Of Tranquility"
Anuna "omnis"
Mylene Farmer "Ainsi Soit Je"
Nico "Camera Obscura"
Daniel Schell&Karo "If Windows They Have "


G-schmittSyokoさんのことは、よく「私の永遠のアイドル」と言っています。
楽曲や詩世界、Syokoさんの雰囲気など、全てが憧れ。
Alternative Garnetは特に、深遠さが感じられ、曲の並びも最高に素晴らしいです。
生で見ることが出来なかったのが、本当に残念。

Vexationは私の親友であるピアニスト・シンガーソングライター、永井幽蘭嬢のユニット。
可愛らしいのに悪戯な幽蘭ちゃん、このアルバムでは耽美な歌姫です。
残酷な御伽噺のような楽曲には、甘美な毒が含まれていて、虜になること間違いなし!
私は彼女と組んで「電氣猫フレーメン」というユニットをやっていました。
というか解散していないので、また突然何かやるかも?

高校時代から変わらず最も好きな外国のバンドである、Dead Can Dance
このアルバムのゴシックな雰囲気には、抗い難い魅力を感じます。
この後はもう少し民族音楽的な要素が強くなっていきます。
外国人アーティストのライブなど殆ど行ったことのない私ですが、数年前のDead Can Danceの来日公演は行きました。
ライブハウスだったので、間近で見られて感動しました。

Neither/Neither Worldは当時SSEからリリースされました。
ダークで危うい楽曲に、まさに深淵に引き込まれるようでした。
SSEの社長の北村昌士氏から企画を任され、対バンすることに。
その後何年か、彼らが来日する度に会っていて、ヴォーカルのWendyとは、今でも友人付き合いをしています。
バンドは、ダーク・サイケから段々フォークな曲調に変化。

Arvo Pärtはエストニアの現代音楽家。
表題曲"Arbos"は、畳み掛けるようなフレーズの重なりに圧倒されます。
最高潮に達した後、2曲目で打って変わって静謐の中から音が立ち上がってきます。
そして終わり近くになって再び"Arbos"が。
因みに「Arbos」とは、「樹」のこと。

Necrophorusについてはあまり良く知らないのですが、このアルバムは大好きで、何かというと使っていました。
全体的に水に纏わる印象の、非常にイマジネイティブなアルバム。
ダリの絵をイメージした曲があるのも、個人的に嬉しい。

AnunaもSSEの北村氏が、日本に紹介したのだったと思います。
アイルランドのヴォーカル・グループで、中世の楽曲なども歌っています。
今年来日予定だったので行く気満々でしたが、コロナで多分中止でしょうね。残念・・・。

Mylene FarmerのこのアルバムはアルバイトをしていたCDショップで見つけて、すっかり気にいってしまいました。
冒頭のL'Horlogeで物語がふわっと立ち上がる感じなど、とてもそそられます。
Myleneが人形になってしまうPVがあると聞き、随分探したのですが見つからず残念でした。
その後友人の人形作家・三浦悦子氏がジャケットを手掛けることになり、羨ましく思ったものです。

今更言うまでもない、Velvet’sの歌姫Nico
女優でモデルでもあったNicoの神秘的な歌声と、実験的な音楽が結実したアルバム。
私が好きなのは彼女の歌というより、存在そのものなのかも。

最後の1枚に何を選ぶか、迷いました。
Brigitte FontaineZNROpus Avantra・・・。
Daniel Schell&Karoのこのアルバムは、高校時代にやったインスタレーション作品の会場に流した1枚。
インスタレーションのテーマが機械と植物の融合だったので、植物のイメージの(と私が感じた)このアルバムの曲と、機械のイメージのEinstürzende Neubautenの曲を交互に流したのでした。

ということで、何とか選んだ10枚。
気になるものがありましたら、是非聴いてみて下さいね。

画像は相方の作った、私たちのやっている古物商「ロサ・アンティカ」のロゴ。
CDの盤面っぽかったので。

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