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宇野昌磨はもっとゲームするべきだ⁉ 2つの視点から妄想しよう!(後編)

さて前編では昌磨がゲーム配信に出演することによってもたらされるスケート界にとってのメリットという視点からあれこれ書いたけど

後編ではスケーター宇野昌磨個人にとってという視点であれこれ書いておきたい。

もちろんゲームおよびゲーム配信することは昌磨の趣味であるので、そもそも昌磨にとって「楽しい」ことだ。「楽しい」ということはただ楽しいというだけで素晴らしい価値がある。

「楽しむ」という行為は、人間が行う中で最も知的な行為だからだ。

だが今回ここに書き綴っておきたいのは、そういう哲学的な話ではなく

もっとフィジカル的な実益についてだ。


2018年全日本選手権での故障は必然?

最初に当たり前のことを書いておくと、私は宇野昌磨選手のチームスタッフでも親戚でもないので、宇野選手の身に起こったことの詳細を全て把握しているわけではもちろんない。

だから、怪我したときの具体的な状況なども知らないんだけど、トレーナーさんが言ったようにそろそろ怪我する、というのは私も思っていた。

それはなぜかっていうと、2018年に昌磨の骨端線は完全に閉じたと見受けられるからだ。

発育発達という観点で考えたときには、どうなるだろう。ひとつの目安となるのが、「骨端線」の存在だ。骨端線とは、骨の中央部と端の間にある軟骨を表す。文字通り、軟らかい骨であり、この軟骨が成長することによって、長軸方向に骨が伸ばされ、背が伸びていく。すなわち、「骨の成長点」と言い換えることもできる。

まぁ要するに骨の成長期の終わりだ。

で、声変わりが終わり、骨端線が手指の先まで完全に閉じると体型変化を迎えることになる。

成長に伴う体型の変化について女子ばかりが注目されがちだが、体型変化自体は男女関係なくやってくる。

男性の場合は骨格が定まってそこに筋肉が乗りやすくなる。

筋肉量の増加は、パワーの最高出力値上昇とイコールだから、高難度ジャンプを飛ぶには不可欠の変化だ。(昌磨の4Tや3Aが決まり始めたのも声変わり前後。男性ホルモンが増えて筋肉が増え始めるタイミングだった)

2018-19のほんの1シーズンの間に昌磨から少年っぽい線の細さが消えてがっつり筋肉質になった。

昌磨はバーベル上げたりといった筋力トレーニングは特に行っていなかったそうだけど、それでも練習してるだけでどんどん筋肉がついて衣装がきつくなってくると、なんかの記事で答えていたと思うんだけど

実際のところ一日平均5時間近く氷の上で飛んだり跳ねたり走ったりしていれば否でも筋肉は増えるに決まっている。

Jr時代に長時間練習してもムキムキにならなかったのは、声変わりが遅く、ホルモンバランス的にまだ子供の状態だったからだろう。

で、まぁ体型変化によって筋肉量が増えることは概ね喜ばしい変化のように思えるが、

何事もバランスが大事なのであって、「過ぎる」ことはどんなことでもよくない。

なぜなら、筋力向上によって上がったパワー出力値を受ける関節や腱は、筋肉と同様には強化できないからだ。


イチローは筋トレをしないし、ダルビッシュは走り込みをしない

イチロー筋トレしない

野球ファンには有名なことだけど、

イチローは所謂体を大きくするための筋トレはしないし、

ダルビッシュは長時間長距離を走るトレーニングには否定的だ。

イチローとダルビッシュは体質もポジションも違うから、トレーニング方法や理論は結構違うことを言っているんだけど

二人のトレーニング話を聞いてると共通する概念がある。ように思える。

それは「体は消耗品」って考え方だ。

そしてその消耗品はもちろん練習によっても消費されてしまうのだ。

だから、無駄な練習をすることは、意味がないばかりかハッキリ言って害である。

とまでは言わないが、まぁあまり良いことではない。

同じようなことは、スペインのサッカー監督も言っているね。

「君は、スポーツ科学を何も知らないのか?君の身体にとって害になる以外に、練習後に長い距離を走ることに意味があるのか?」

この体は消耗品理論は、なにもスポーツトレーニングの話だけにとどまらない。

実は、声楽家のトレーニングにも同じことが言えるのですよ。

そもそも、声楽だと長く練習することはNGです。

声楽家にとっての喉

野球選手にとっての肘

サッカー選手の膝

スケーターの足首

これらの部位は、トレーニングによって強化するのが難しく

そして、損傷すると回復が難しい消耗品だ。

バイオリンの弦のように壊れたからといって張り替えることはできない。

それでいて、普段の練習から使用しないわけにはいかないのだ。

だからこそ、これらの消耗品を扱うトレーニングには

必要十分かつ最小限のトレーニング時間で

最高の集中力を発揮することが重要だ。


最高の集中を引き出すある物質

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空前のテレワークブームで在宅でお仕事されている方も多いと思いますけど

在宅ワークってどうですか?時間的には融通が利いて便利だけど

最高に集中できているかっていうと難しくないですか?

まぁ私は出社していたとしても、常に気が散りっぱなしのダメ社員なのであんまり関係ないんですけどね。

で!そんなダメ社員が集中力をあげなくちゃ!と思ったときにすがるのがこれ、「テストステロン」

男性ホルモンの一種であるテストステロンが体内に増えると一般的に以下の効果があると言われている。

●性欲を上げる
●記憶力・集中力を上げる
●モチベーションのアップ
●筋肉量アップと維持

●生活習慣病の予防、健康増進
●精神を安定に保つ
●アンチエイジング効果

特に太字部分はアスリートにとって非常に有用な効果だ。

他にもテストステロン値が高いと「冒険心」や「社会性」が高まるとも言われている。

素晴らしい!早速テストステロンサプリを飲もうじゃないか!

なんて、アスリートがそんなことしたらドーピングで一発アウトになってしまいます。

テストステロン(やその分泌を促したりする薬剤)はドーピングで最もやり玉に挙げられる。

逆に言うと、それだけアスリートの成績を左右するホルモンでもあるってことだ。

そして、このテストステロンは20歳前後をピークに、その分泌量が少なくなってしまうと言われている。

個人差はあるが、大体18~30歳のゾーンが、テストステロン分泌のピークといわれている。(確かにどんなスポーツでも男性選手の一番活躍する年齢ってこのあたりのゾーンが多いかも)

薬やサプリを使えないアスリート諸君は自身のテストステロン分泌能力について神に祈ることしかできないのか?

もちろんそんなことはない。

薬なんぞに頼らなくても、

テストステロンの分泌を高めることはできるのだ!


モテるとテストステロンは爆上がり!でも・・・

さてテストステロンの分泌を高めるにはどうするのが良いのか、

お上品なサイトによると、人間的で健康な生活こそがテストステロン値を上げるそうだ。

次に、適度な運動を維持することと、十分な睡眠、規則正しい生活リズム、ストレスを溜めない健康的な生活習慣が必要です。

が、そんな一般人レベルに適応する話は、この際おいておく。

そもそも一般人とアスリートでは「適度な運動」の範囲が既に違い過ぎている。

テストステロンは運動時に筋肉によって消費されてしまうので、

常日頃激しい運動を行うアスリートが、一般人と同等のテストステロン分泌量では、運動ストレス性低テストステロン症とまではいかずとも、体内に流通するテストステロンホルモンは少なくなってしまう。

アスリートにはプラスアルファが必要だ。

で、テストステロンって性ホルモンの一種なので

増やす一番手っ取り早い方法は、誰かと性的関係を持つことなんですわ。

アメリカのとある研究では、5分間女と話した後の男のテストステロン濃度は、通常より14%アップしたという結果が出ているとか。とはいえ、女なら誰でもいいというワケではない。あわよくば肉体関係をもちたいと感じるほどの美人でなければ効果は現れない。美人と話すと元気が出るのは単に気持ちの問題ではなく、肉体的にも証明されていた。

しかし昌磨の場合、小さいころからスケート界の美少女達に囲まれて育ったせいか、元コーチが美人だったせいか、美人慣れしすぎてて今更上記のような効果はあんまり期待できなさそう。

そうなった場合、テストステロンを増やすキーワードは

1.運動
2.仲間
3.競争
4.認知

の4つだ。

しかし昌磨の場合1.運動に関しては、既に過剰である。(テストステロンを増やしたい場合の一日の適正運動量はウォーキング30分など)

そうなると残りは「仲間」「競争」「認知」

実はこの3つ全てを取り入れたことを、昌磨は既にやっている。

それが「ゲーム」だ。


「友情、努力、勝利」でテストステロンを上げよう

テストステロンは本来狩猟本能と大きく関わるホルモンとされている。

遥か昔のシュチュエーションでいうと、仲間とチームを組んで獲物を追いかけ成果を獲得する時、そしてその成果を仲間に認められるとき、テストステロン値はガンガン上がっていくという。(狩猟時代は狩猟能力がすなわちモテるオスになれるかのバロメーターでもあった)

で、現代においては、まさか槍持って鹿追いかけるわけには行きません。

しかし、バーチャルの世界においてはこれが可能です。

アクションゲームの一つ、モンスターハンターなんかは、結構忠実にこの状況を再現していますね。

また、競争心をくすぐられる要素があったりなんかすると、さらにテストステロンの分泌は促される。つまり、ミッションクリアだけでなく、実際に陣地を奪い合ったり体力を削りあったりするような勝負事が付加されると、俄然燃える、じゃなかった俄然テストステロン値が高くなるんですわ。

つまり誰かと競う対戦型のゲームを、仲間とワイワイやって勝ったの負けたの言い合うのは

運動によってテストステロンを消費することなく、

すっごく効率的にテストステロン分泌を促すことができる最高の手段ということだ。

昌磨の場合、練習前も、試合本番直前までもゲームをしているなんて話もあるが、

実はそれは集中力を高める超合理的な方法だったのである。

たとえば「ここぞの大一番に勝つ」ことを望む場合。「推奨行動」は(1)勝負の時間は朝にする(2)深夜作業するには間接照明の下で(3)ゲームセンターで対戦ゲームをする――。
対戦ゲームは、心配性の人や本番に弱い人の事前準備に最適という。闘争本能がかきたてられ、テストステロンは他人と競うなかで分泌量が増加する性質がある。

さらに今回ゲーム配信動画に現れたことで、昌磨のゲームについて非常に広く「認知」されるようになった。

これは、スマブラにおいて仲間内敵なし状態の昌磨が良き対戦相手をGetできるというプラスもあるが

それ以上に今後昌磨が何かしらゲームをした時に、その成果を「認知」してくれる人が増えるということだ。

昌磨はスマブラについて並々ならぬ努力を重ねてきたようだが

努力を認知してもらえることは、これもまたテストステロン値を爆上げするブースターになるのだ。

しかも、Keptの定時退社出演によって、昌磨の「大好き」なプロゲーマーの方々に、昌磨はその努力の成果を認めて貰えたわけだ。

当然テストステロン値は爆上がりしただろうから

そりゃぁスケートの練習が絶好調になるに決まってる。

練習の質を上げるためにも

本番に強くなるためにも

何より心身をより長く健康に保つためにも

昌磨はじゃんじゃんゲームをするべきだ!



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