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「死んでもいい人間などと出会ったことがないからだ!」

「ひとつの命は、何万の志とひきかえにすることなどできない!」
「どうしてだ」
「死んでもいい人間などと出会ったことがないからだ!」
                 (NODA MAP『贋作 罪と罰』) 

 しかし米大統領は、志なんてものも無いようだ。

 深夜午前に起きたら、第三次世界大戦がtwitterのトレンドに入っていた。
 動こうと考えようとするひととも、構わず平常を楽しむひととも、チューニングが上手く合わせられない。心の凪が一瞬も来ない。くるしい。

 TVや新聞は十年以上見ていない。反戦詩もひとさじの匙加減によってどうしようもない汚物になり得るので、私は詩人と相容れない。そんなことは解っていた。でも相容れないことと戦い傷めつけることは違うのだ。(一応詩と小説の近くにいるから、詩人と相容れないのはやっぱりつらいです。)

 (あ……だってさ善良なフリして書くじゃないですか、詩人の某とか某とか、有名な詩人。耐えられないんですよね本当に。しかし私は彼らと戦争はしないのだ……)

 殺さないで欲しい。
 あと、アメリカは原油が欲しいなら購入してください。大体の国は通貨社会だ。

「鯉の餌遣りが駄目な奴は、駄目だな*」と云ったら家人がちょっと笑った。fu×× your face!! とぶつぶつ云ったらちょっと叱られた。そのあと、your faceて? と云われた。
(* twitterで、各国首脳に鯉の餌を渡し、安倍総理の隣で錦鯉か何かを楽しんで貰う様子を比較しているtweetのRTを見た件)

 イラストの裏側に、紅茶が落下して染みになる。もうスキャニングしたから良いけど。いや、良いのかな? イラストの少女はきっと悲しいだろう。汚れた。

 つらいからって笑って元気を出すのは違うときがある。もう本当に国と国で争わないで欲しい。(『火垂るの墓』を見せてきた小学校教師へのルサンチマンとして『この世界の片隅に』を讃えるtogetterを見た。凄く嫌だった)

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 SNSにそういうことを書いたり、危機感を持ったり、署名をしたり、そういう私に、それは意識が高いふりをした勘違いだとか、解っていない、国際情勢を知らずにくちを利くなと云われるのがいちばんきつい。戦争をしないで欲しいだけなのに。

 かわいくないなあ。

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 またね。

 


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