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株式会社ツドイのnote

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2018年1月の記事一覧

一流編集者はなぜ麻薬犯罪ドラマの演出を『君たちはどう生きるか』に転用できるのか

一流編集者はなぜ麻薬犯罪ドラマの演出を『君たちはどう生きるか』に転用できるのか

狙いまくったタイトルで失礼します。編集者の今井雄紀です。

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』、『嫌われる勇気』、そして『漫画 君たちはどう生きるか』でトリプルミリオンを達成した編集者の柿内芳文さんが、年末に公開されたインタビューでめちゃくちゃ面白いことを言っていたので紹介したいと思います。

『君たちはどう生きるか』を漫画化する際にあった大きな課題と、その解決策についてのお話しです。聞き手は、ラ

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NO 柿次郎 NO ぼく

NO 柿次郎 NO ぼく

ぎっくり腰に、「大雪」という追い打ち今日の東京は大雪で、ぼくは一日中家にいた。日中の予定をすべてキャンセルさせてもらい、大過が過ぎるのを待った。大過とは雪ではない。ぎっくり腰という極めて個人的な大過だ。友人宅での餅つき中というわかりやすいシチュエーションで発症したそれは、「魔女の一撃」の異名に恥じない痛みでぼくの自由を奪った。

人生初のぎっくり腰になってわかったのは、なぜ「腰」という時が「にくづ

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タイトルすら浮かばない

タイトルすら浮かばない

深夜2:30。オフィスで90分デスクに向かい、3本noteを書いたけど、どれも酷い出来でどうしようもない。今晩は、いつもに増して文章が下手だ。こういう夜がたまにある。まだ今晩は、文章の良し悪しを判断する神経が生きていてよかった。

折角なので原因になっていそうなことを列挙しておこう。何も出ないときは、状況の俯瞰で逃げるに限る。

①寝不足である
②飲み会後である
③構成を考えるステップを踏んでいな

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悩むと考えるのちがい

悩むと考えるのちがい

新年3日目の午後、間借りさせてもらっている事務所に行き、ぼちぼちと仕事をはじめた。冷蔵庫には納会の残りのエビスビールやシャンパンがあり、年末の空気を残している。木製のブラインドから差す陽は強いが、部屋は寒い。誰もいないオフィスは、いつ来ても気持ちがいい。普段いる人がいないからいいのであって、最初からひとりのオフィスだとこうはいかない。

さっそくToDoリストの制作をはじめるが、「年末までにやらな

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#わたしのサブスク に対する意地の悪い分析と、とっておきのサブスクひとつ

#わたしのサブスク に対する意地の悪い分析と、とっておきのサブスクひとつ

今日は朝9時半に江ノ島に集合し。極寒のなか、人生二度目のサーフィンをした。もちろん、めちゃくちゃ寒かった。が、たのしかった。「冬に海に入らないサーファーはサーファーではない」というのを聴き、つくずくチャラついていてはできないスポーツだと思った。早起きができて、根性がある。サーファーと高校球児の違いは、毛量だけである。

帰り道、店構えに惹かれてはいった「竹波(ちくは)」という磯料理屋でちょっと豪勢

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iTunesで買った音源がApple Musicで配信されると悲しくなる問題

iTunesで買った音源がApple Musicで配信されると悲しくなる問題

ひと晩保留にしていたけど、やっぱり欲しかったので『Devilman Crybaby』のサントラをiTunesで買った。3,000円。Apple Music3ヶ月分だ。やっぱり、めちゃくちゃいい。仕事にも最適。悪魔的な原稿が書けそうだ。本当に素晴らしい音源なので、ひとりでも多くの人に聞いて欲しいと心から思う。

思う、思うんだけど、今ぼくは、Apple Music(サブスクリプションの方)でこの音源

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週末は #呑むアート展 でお待ちしています

週末は #呑むアート展 でお待ちしています

夜の六本木ヒルズで、週末から開催予定のイベント「呑むアート展」の設営中です。

陶芸家のアート×日本酒ってどんな味? 呑んで楽しむ体験型イベント - KAI-YOU.net

六本木ヒルズでイベントをやらせてもらうのも、アートイベントの設営をするのもはじめてなので、発見がたくさんあっておもしろいです。

「ヒルズの搬入口ではひとつ100円で台車を貸してくれる」とか、「平行を取るためのレーザーがあ

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手軽で偉大な「感嘆符」

手軽で偉大な「感嘆符」

土曜・日曜は、弊社ツドイがディレクションと運営で入っている #呑むアート展 でした。

六本木ヒルズで開催した本展は、のべ640名以上のお客さんにご来場いただき、古賀崇洋という作家の器を「体験」していただくことができました。ご来場くださったみなさん、本当にありがとうございました。大変でしたが、めちゃくちゃたのしかったです。

陶芸家の古賀さんは、あらゆる連絡メールに「‼️」を使う(しかも絵文字)、

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銀座最古のキャバレー「白いばら」のラストイベントは、若者から70歳のおばあちゃんまで爆笑の「エロ落語会」だった

銀座最古のキャバレー「白いばら」のラストイベントは、若者から70歳のおばあちゃんまで爆笑の「エロ落語会」だった

「今日は11月19日。みなさんなんの日かわかりますか? “いいイク”の日でございます」

高級感と妖艶さが交差するギラついた高座の上で、顔の油分多めに、落語家 立川志の春がニヤリと笑う。どうやら聴いてそのまま、下ネタらしい。客席が、期待通りの展開にドッと沸く。続けて、品性を欠く言葉の数々がたたみかけるように放たれ、笑い声を増幅していく。そこには、「品行方正(志の春談)」な立川志の輔一門のイメージも

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