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「昭和なホームページ」は存在しない

先日、取引先の社長様が、こんなことをボソッと呟いた。

「うちってさぁ、見ていただくとお分かりだけれども、もうホームページがね、昭和な感じなんだよ。どうにかならないかなぁってね」

私は苦笑いしながら、心の中でこう答えた。

「社長、日本で商用インターネットが始まったのは平成5年(1993年)です。よって、昭和なホームページというのは存在しないのです……」

「昭和な●●」という例えは、とってもパワーワードなのだけれも、平成が四半世紀以上続き、もう30年以上前のことだというのを忘れてはいないか。

ちなみに、最近、ウェブの父であるティム・バーナーズ=リー氏がWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)のソースコードの一部を、NFTのオークションで6億円で売却したというニュースがあった。(NFT=非代替性トークンとは、ブロックチェーン技術により偽造不可能な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータのこと)

このWWWが産声をあげたのは、1990年12月20日。時として平成2年である。復刻版は、下記CERNのウェブサイトで閲覧できるので、ぜひ「平成の」余韻に浸って欲しい。

大切だからもう一度繰り返す。
昭和なホームページというのは、存在しない。


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