贈り物の話。

贈り物が好きだ




このところ
結婚記念日や誕生日など
友人や家族にプレゼントする機会が続いた




もともと
ひとに物を贈るのは好きだ




なににしようかなあ、
気にいるかなあ、
と考えるのは楽しいし
喜んでくれたらわたしも嬉しくなる





わたしたち夫婦は
お互いの実家から離れて暮らしており
特に、
コロナの流行後は
プレゼントは全て配送している




正直、
プレゼントは手渡し派であったため
発送準備がこんなに大変だとは知らなかった




プレゼントを詰めるとき
隙間を埋めるため緩衝材をいれる作業や
そもそも適度な大きさの段ボールを探すことすら
初めのうちはとても億劫であった




しかし、
経験というものはすごい





お酒を送るときは
破損の危険が高いため
専用の段ボールを使用する方が良いと
教えてもらったし



ドライフラワーや花束を送るときは
出来れば業者に依頼するか
どうしても自分で送りたいときは
緩衝材を多めに入れて
動いたり潰れたりしないようにすることも学んだ



こんなことも知らなかったのだな、と
いま書いていて少し恥ずかしくなったけれど



そんなこんなで
悪戦苦闘しているうちに
発送作業が楽しくなってきた



いまでは
こだわりの緩衝材を使いこなす
緩衝材マスターである



そして、もうひとつ



プレゼントには
必ず手紙をつけるようにしている



手書きの文字というのは
心に沁みる温かみがあると思う



そして本当に不思議であるけれど、
面と向かって言えないことも
何故か手紙にすると書けてしまう



手紙を書くとき、
その瞬間だけは、
そのひとのことだけを思って書く




このネットが当たり前の時代だからこそ、
アナログなことに目を向けて大切にしたいな、と



そう思いながら
義母の還暦祝いを発送した今日このごろであった


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