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竹ストロー屋さんをOPENしました

去年の8月に「親子で使える竹ストローをつくりたい」と宣言してnoteでもモニターさんを募集していました。

その後noteの更新をストップしていたのでご報告がすっかり遅れてしまってすみません。

気づけば6月になるなんて。青森に引っ越してから4年目を迎え毎日が充実していますが、時計をみると浦島太郎になった気分です。

あれから7名の方からモニターへのご協力をいただき、お陰さまで今年の2月に「子供竹ストロー」という名前でWEB販売をスタートしました。

名称未設定のデザイン

大人が安心して子どもが安全に使える、子供の手と口を基準に考えた竹ストローです。青森に自生しているスズタケを使い、自然素材100%で環境負荷ゼロの竹ストローを手作りから販売まで手がけています。現在は大人の竹ストローもラインナップを充実させていますので、まだお持ちでない方はぜひウェブストアをご覧くださいね。

竹ストロー4つのこだわり

環境問題に関心があり、プラスチックフリーやゼロウェイストに取り組んでいて、子どもに自然素材のアイテムを使って欲しい!!そんな私のこだわりがギュッと詰まった子供竹ストローでは以下の4つを全ての製品でお約束しています。

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1、青森県に自生しているスズタケを使用
昔は人の暮らしとともに、生活用品として様々なシーンで使われていた竹。今は他のものに置き換えられ、ただ増える厄介者として扱われている場所すらある存在です。私一人の力では竹の問題を解決できないけれど、せめて自分が暮らす地域の竹が少しでも生きやすいようにと管理もかねて竹林から分けてもらっています。

2、除草剤などを使っていないエリアの竹を加工

竹ストローの作りかたTOP

竹を選ぶポイントとして重要だったのが、環境汚染されていないことでした。プラスチックフリーを始めたきっかけには、単にゴミを増やしたくない以外に、それらを使い続けることで体への影響にも不安を覚えたからです。子どもが口にするものには特に気をつかいたい。そう考えるママの一人としてこれはかなり重要視しています。今のところ近隣の竹林ですが、この地域では高い場所にあり、人が簡単に行けない所から刈り取っています。今後別の場所を選定することになっても基準は変わりません。例えば農地の仕切りに竹を使っている場合もありますがそのような影響がおよびそうな場所は避ける考えです。人が近くにいる場所なら管理する人が存在しているので、竹も困っていないでしょう。

3、薬品処理など一切なし

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たとえ食べものでなくとも、口にするものは自然素材にこだわりたいことと竹ストローを作る過程で環境を汚染してしまったら意味がないのでこの点も考えました。竹をストローとして扱う際に大切なのが油抜きです。一般的には苛性ソーダを入れたお湯で煮るか、火で炙るやり方ですが、子供竹ストローは苛性ソーダの代わりに木灰を入れたお湯で煮ています。使い終わったお湯は畑に撒いて活用できるので最後まで無駄になりません。ちなみに竹の使えない部分も畑の支柱にしたり目印に使ったりと、ゴミになることはありません。

4、包装に至るまでプラスチックフリー
竹でストローを作りはじめる前に、自然素材のストローをネットで探したことがありました。その時ストローとセットになっている洗浄ブラシがプラスチック(ナイロン)な点が気になって、本体のストローを欲しいと思えなかったのです。使い捨てのプラスチックストローをやめたくてマイストローを探していたのに、洗浄ブラシのプラスチックをマイクロプラスチックとして海に流してしまっては本末転倒です。子供竹ストローでは豚毛の洗浄ブラシをオリジナルで製作しました。

それから、ゼロウェイストを考えるときに「梱包材=ゴミ」の考え方がそもそも問題なのだなと気づき竹ストローは浴衣生地に包んでお送りしています。個人的に着物が好きだったことがこの発想につながりました。さらにはこの布をストローケースにして使えるのかなと、二次利用の可能性を考えています。

手から手へつながる竹ストロー

今回、自分の息子への手作りアイテムの一つから、世の中のプラスチックフリーやゼロウェイストの動きに合わせて竹ストロー屋さんのOPENにいたりました。

当初は大人にストローは必要ないと思っていたのですが、思いのほか必要としている可能性を考えはじめました。たとえ子どものためのアイテムだとしても選ぶのは大人である親だから。そして子育ての現場で誰よりもストレスを抱え、悩んでいるのママやパパにこそ手にして欲しいと思っています。

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環境問題に関心がある人がマイストローを考えたとき、この子供竹ストロー以外の選択肢はないと思えるぐらいにこだわりました。この竹ストローがあなたの生活を豊かにしてストレスフリーな日常のお手伝いになりますように、お届けできることを願っています。

これからもともに、サスティナブルな未来に向かって歩んでいきましょう。


サスティナブルな暮らしを、一緒に実現していきましょう!