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パリお外ごはん Racines des Prés (パリ節約自炊生活番外編)

秋は千客万来、この日は僭越な程に素敵なムッシュ&マダムに同席して、パリで生まれ育った素敵なマダムが選んでくださったこちらのお店でディナーでした。モダンな店内と見た目で、美しく美味しいフレンチが頂ける、今っぽいフレンチのお店です。

店名:Racines des Prés
住所:1 rue de Gribeauval 75007 Paris

パリ7区、ラスパイユ通りとサンジェルマン通りの交差点から小道に入ったサン・トマ・ダカン教会に面する閑静なお店です。裏葉色の店内には様々なポスターが飾られ差し色になっています。店内前方はライヴなカウンター、奥はゆっくりと食事を楽しめるテーブル席になっています。
websiteはフランス語のみ、予約も電話のみなので、観光の際には少しハードルは高いと思いますが、飛び込みでも来店する価値ありの素敵なお店です。

この日のディナーはシェフおすすめコース(アントレ2品+メイン2品+デザート2品)70€をいただきました。

◆アミューズ
その後のメニューが美味しすぎてきちんと覚えていないのですが(笑)薄焼き塩クッキーと豆ペーストのカナッペと、濃厚なクリームを閉じ込めた黒い薄焼。それぞれ手でつまんで一口で頂けるお料理で、その独創的な見た目とワインが進むお味から、この後のお料理への期待が高まります。

◆アントレ2品
写真上は「Tartare de mulet noir relevé au piment doux, pickles de chou rave」(白ボラのタルタルとコールラビ、赤唐辛子)。ボラの油の甘みと甘みがさっぱりとしたコールラビによく合い、旨味が深いカルパッチョのような一皿でした。
写真下は「Ravioles croustillantes de veau confit et marjolaine, consommé fumé」(コンフィした仔牛とオレガノカリカリに揚げたラビオリ、スモークしたコンソメ)。噛み締めると仔牛の旨味が溢れ出すどこか懐かしいカリカリ食感のラビオリ(揚げ餃子?)に、スモークした風味がたまらないコンソメスープを目の前で注いでくれます。濃厚なラビオリと爽やかなコンソメの相性がぴったりの一皿でした。

◆メイン
写真上は「Bar de ligne, courgettes grillées au curry, coques de la Baie du Mont-saint-michel」(スズキ、グリルしたカレー風味のズッキーニ、モンサンミッシェル湾の貝)。程よく脂の乗ったスズキとグリルして旨味を閉じ込めたズッキーニに、ムース状のクリームソースがとても良く会う爽やかな一皿でした。
写真下は「Pintade de Mr Duplantier, pommes de terre rôties aux herbes, condiment béarnaise」(デュプランティアさんのホロホロ鳥、炒めたジャガイモとハーブ、ベアルネーズソース)。ホロホロ鳥は人生で初めていただきましたが、身がしっかりとしていて旨味がしっかりとしている、鴨やシャモに近いような食感とお味で、しかも柔らかく調理されていて大変美味しかったです。

◆デザート
写真上は「Figues fraiches, yaourt grec, sorbet sangria, crumble amandes」(新鮮なイチジク、ギリシャのヨーグルト、サングリアのシャーベット、砕いたアーモンド)。フランスではイチヂクが旬でマルシェでも良く見かけます。爽やかな甘みのイチジクと濃厚なヨーグルトムースにカリカリ食感のアーモンドがバランスの良い一皿でした。

写真下は「Tarte soufflée au chocolat 《 Pur Madagascar》, crème glacée cacao」(ピュアマダガスカルチョコレートのスフレタルト、ココアアイスクリーム)。焼きたてふわっふわ、淡い甘さと苦さのチョコレートスフレと、ガツンと濃厚なココアアイスクリーム。アイスの下には旨味の強い岩塩が敷かれていて、最高に甘塩っぱい美味しさが口の中に広がります。レストランでいただくからこそ美味しく頂けるチョコレートスフレは最高のデザートです。

モダンな見た目なのに本格的なフレンチの美味しさを味わうことのでき、とても幸せなディナーでした。また機会があればぜひ伺いたいと思います♪





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