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パリのたまご・玉子・卵事情 (パリ節約自炊生活番外編)

毎日の朝食に欠かせ無い存在、たまご、玉子、卵。ということで今回はパリの玉子特集です。板東英二さんも“ほんまにびっくりやで”な内容でお送ります♪

◆パリの玉子は生食OK

アジアに駐在されていた方からは意外と驚かれますが、パリの玉子は生で食べても大丈夫!私は今までお腹壊したことはありません。我が家では朝食の茹で玉子・うどん・ラーメン・カルボナーラなど、生玉子が大活躍しています。

ただし、実はパリの玉子はスーパーでもマルシェでも常温販売で、日本のように温度コントロールはされていません。買ってきてからも、もはや私は冷蔵庫に入れていません…。また、安い玉子を買うと日本と違って羽や汚れが付いている事も非常に良くあります。と言う事で、生食を試してみる時は体調と相談して自己責任でお願いします。

◆玉子のサイズは多様!4,6,10,12,24…

パリのスーパーマーケットで売られている玉子は、実にいろいろなサイズがあります。日本ではおなじみの6個入・10個入だけでなく、4個入・12個入・24個など、様々なサイズがありその時々のニーズに合わせていて選びやすくなっていますが、一番メジャーなサイズは12個入で、日本とは異なりダース文化だなと感じます。
ちなみに玉子の価格は、パリでは全体的に物価が高いので割高ですが、郊外の格安スーパーに行けば日本とさほど変わり無い程度の価格です。

◆玉子の飼育環境が重要!

フランス、と言うより欧州の規定により、玉子には採集日・国・そして注目すべきは“親鶏の飼育環境”が数字で玉子に明記されています。具体的には0〜3の数字が記載されていて、各数字の内容は以下の通りです。

0:BIO農業で野外で飼育 
1:野外で飼育 
2:地面で飼育
3:ケージの中で集中飼育

つまり、0に近い方がより自然に育てられているという事です。上の写真の玉子は二段目に「1FR…」の記載があり、フランスで野外飼育された玉子である事がわかります。(ただし、マルシェ等で農家が直接販売している場合には、上記の記号もない事があるようです)

もちろん、価格は0に近い方が高くなります。これはつまり、BIOや自然飼育である事が付加価値につながる基準が欧州全体で定められていると言う事です。日本にはこのような飼育環境別の基準を見た事が無いので、欧州らしいなと感じました。ちなみに我が家は節約自炊生活のためスーパーで一番安い物を購入すると当然3の記載があります。フランスで消費される玉子の大多数が実は番号3だそうで、今後環境意識や食の安全への意識が高まる中で、若い番号(表現がおっさん笑)の玉子の比率が上がっていくかもしれません。




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