💻【FX】ネックライン
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💻【FX】ネックライン

Yusukeです。

今回は水平ラインのジャンルである『ネックライン』について考え方と定義、そして使い方を解説していきます。

ネックライン自体はトレードをされている方であれば聞いたことは多いと思います。
例えばネットで調べていただくと、よくダブルトップやダブルボトム、三尊を例にエントリーポイントとして出てくることが大半だと思います。
このnoteでは長期間検証し実践に落とし込んだ内容を書いていこうと思います。

ネックライン以外を解説した水平線note↓
💻水平線の考え方
https://note.com/yunasunakeho/n/nb14eff4b4393
💻水平線の引き方と引ける場所
https://note.com/yunasunakeho/n/n42a02ab1aa37
💻押し安値と戻り高値
https://note.com/yunasunakeho/n/n02d4414d3092

第1章:ネックラインの引き方と定義

水平線を引く場所というのはある程度決まっていて、それぞれに名称も付いています。
例えば他のnoteでも解説している
戻り高値なら安値更新した後に付けた新高値
押し安値なら高値更新した後に付けた新安値といった具合です。

この章では他の引き方と同じようにネックラインも引く場所を定義していきます。

1−1.高値圏で引けるネックライン

高値圏で引けるネックライン=直近高値を更新する事が出来なかった安値

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押し安値とどう違うのか?

押し安値 = 高値を更新させた直近の安値
ネックライン = 高値を更新出来なかった直近の安値

実際のチャート例①

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1−2.安値圏で引けるネックライン

安値圏で引けるネックライン=直近安値を更新する事が出来なかった高値

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戻り高値とどう違うのか?

戻り高値 = 安値を更新させた直近の新高値
ネックライン = 新安値が更新出来なかった直近の高値

実際のチャート例①

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1−3.ネックラインから見えてくる相場心理


高値掴みをする場合は高値圏、底値でショートしてしまった場合は安値圏で引けるネックラインです。

結果としてトレンドの終焉で買いポジションを持ってしまった経験を思い出していただくと分かりやすいと思います。
トレンドがみるみる上昇し調整の下げが起こると前回押し安値付近などで再度反発上昇します、トレンド継続と判断した勢力が急ぎ買い増して高値を掴んでしまい、その後に起こる現象↓

・細かく高値が切下げて上ヒゲが連発しだす
・陽線から陰線の比率が高まる
・上昇しても急落が目立ち始める
・MAを割り始めて戻り売りされやすい並びになる
・細かい安値割れが起こり始める

‥等

高値掴みをしてしまった心理

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高値掴みをしてしまった時は、普通は上昇するだろうから買おうという心理が働いてるので、わざわざ下がると分かっていて買う人は居ないと思います

基本的に高値掴みを多くしてしまう人は、『既に上がっているものを後追いで買ってしまう』傾向が高く、割と初心者の方に多い印象です、当然僕もたまにやらかしてしまいますが。
そしてポジションを持ったトレーダーは『強い期待を寄せている』ので、買ったのに下げ基調が高まるとちょっとした急落や上髭に敏感になります。

ライン上で買いポジションを持った時

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利益が出れば嬉しい
損失が出れば悲しい
赤色のゾーンが含み益が出ている期間で青色のゾーンは含み損と考えてみてください。

ポジションを持ったのに段々切下げてきて、怪しい雰囲気になると手に汗握ると思います。
それは他の相場参加者も大体同じ心理に陥っています。

利益が損失に変わって損切を考えたりする、そういった価格帯付近というのは買い方はもちろん高値圏から売りを狙っているトレーダーも集中しだします、上位足で認識される場所だとなおさら規模は大きくなります。


ネックラインは高値掴みをしてしまったトレーダーの注文が集中している

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損切の基本は
買いなら『直近安値割れ』
売りなら『直近高値越え』

なのでここでは明確な安値の下に買い方の損切が溜まっていると考えられます(明確とは具体的に言うと上位足で確認出来たり長い下髭が出ているなど)

買い方が諦めると損切→決済売り注文で下落する流れ

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これは、いつもの復習みたいな図ですね。
割と多くの人に知られている内容だと思います。


注文が集中する価格帯(ネックライン)は買い方と売り方両方の注文が入る

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相場では様々な思惑(買いを狙っている、売りを狙っている、含み損、含み益、静観‥等)を持っているトレーダーがいて、特にこういった相場が動く場面(損切を巻き込む)では新規エントリーも多く含まれています。

買い方が損切するポイントは売り方の絶好のエントリーポイントです、
当然この売り方も買い方と同じように”損切”を置きます。

当然そういった価格帯は注文がどんどん増えるため、自ずと意識されるようになります。

1−4.トレンドの転換点、起点となる

下落から上昇(ダブルボトム)

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これは【1−2.安値圏で引けるネックライン】に載せた図と同じです。
違いと言えば抜けた後にネックラインを起点としてレジサポ転換している事です。

チャート例

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相場心理で解説した通り、ネックライン付近には注文が集中していて
当然トレンドの起点になったり、トレンドがストップするラインにもなります。
また損切が溜まりやすく、ネック割れもしくは上抜けで一気にトレンドが加速する価格帯でもあります。


上昇から下落(ダブルトップ)

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これは買いの反対の図です。
基本的な構造は全て同じです。

チャート例

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売りの場合は買いよりもレートが伸びやすい(下落幅)特徴がありますが、基本は買いの場合と同じと考えていただいて問題はありません。


第2章:実践的な使い方

この章ではネックラインの実践的な使い方から日々のトレードにおける悩みの解決やメリットについて解説していきます。
ネックラインと聞くとラインブレイクアウト手法が有名だと思います、他にも有効な使い方があります。

・切り上げ切り下げの判断
・ライントレードの目標値
・逆行要因として判断できる(抵抗帯)
・ネックとネックに挟まれるとレンジ相場→保ち合いで目安に出来る
・上位足チャートパターンが早い段階で予測できる
・チャートパターンでのエントリーポイント
‥等

基本的に全て上位足から下位足まで共通している事や、上位足なら上位足、下位足なら下位足ならではの使い方も解説をしていきます。

2−1.下位足のネックラインは上位足の切り上げ切り下げを決定づける

”相場はフラクタル”=規模を変えて同じ現状が起こり続ける
これはラインの引き方、MA、切り上げ切り下げ全てに当てはまります。

ネックラインに当てはめて考えた時、一番使えるのは下位足から引いて、時間経過と共にそのライン上で切り上げ切り下げが起こる事かなと思います。

※この内容はブログの方でも何度か解説しています※

下位足ネックでサポートされている図(ダブルボトム)

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これを見ていただくと、上位足と同じ様な場所(ネックや戻り高値)にラインが引けるんだなと感じてもらえたはずです。

チャート例

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①大きな流れは上位足方向
②おおよそ、引いたネックライン付近の価格帯で切下げから切上げサポート
③規模が大きくなるにつれサポートまでの期間が長くなる

といった流れで進んでいるのが分かると思います。

ただ、こういう概念は多分多くの人が感じてることだと思います。
「だからといってこれがどういうメリットに繋がるんだろう?」


ほとんどの人が逃している機会損失

これは他の多くのトレーダーの方や僕の経験上、そして実際の投資でも言える事なのですが、

ほとんどの人が堅い上昇が来ると思っている大半の取引は既に天井付近
もしくは
下げトレンドだから今から売るポジションはどんどん掘っていく、という取引の大半はぼちぼち下げてもしくは大陰線1本作って建値に戻ってくる

多分こういうのが殆どのはずです。
実際最初の頃の自分もそうで、これも他のnoteとブログで簡単に解説したのですが

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チャート例

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これは割とあるあるなんじゃないかなと思います。
買う時、上に引いたラインは遥か数百pips上に存在し、それまで指をくわえて上昇を見ているだけしかなかった、上昇しているのは分かるけどイマイチ引けるラインやどのタイミングで買えばいいのか分からない、といった具合です。

なので『下位足から引けるネックライン』を引くとある程度解決でき、トレードの幅が広がると思います。

手順とまとめ

①まず長期でいつも引いてる分かりやすいラインを引く

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②もう少し時間足を下げるか、更に規模の小さいネックラインを引く

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結果として
①トレードチャンスが増える
②相場の流れがより一層理解出来る
というメリットがあります。

もっと言うと、
更に引くことが出来ます。

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これは下落トレンド、売りエントリーする時でも全く同じ考え方になります


2−2.ライントレードの目標設定に使える

ライントレードと聞くと高値と安値に引いたラインを根拠にエントリー、決済を行う手法の一つで、単純に高値や安値と言っても数限りなく存在しています。
その中で決済『そこまで到達する可能性が高い』のもネックラインの特徴です。

・買いポジションの決済

買いポジションを持って高値圏から引いたネックラインで利確する図

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チャート例

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・売りポジションの決済

売りポジションを持って安値圏から引いたネックラインで利確する図

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チャート例

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この考え方は戻り高値と押し安値にも共通する事ですが、明確なネックラインというのは大量の注文が集中していてそこを起点にトレンドが起こりやすいです。
という事はトレンドの一旦の終着点にもなり『ネックライン→押し安値→戻り高値』といった具合に市場参加者の注文は移動していきます。

試しに今表示できる過去チャートに引いてみてください。
割とその価格帯でレートが止まったり、もしくは抜けた後トレンドの起点になっていると思います(トレンドの起点の解説は既に済んでいるので納得はしてもらえるかなと思います)

まとめ
基本的にライントレードをする際は『利確はラインの手前がおススメ』です。

・ピッタリ届くパターン
・突き抜けるパターン
・ギリギリ届かないパターン

全てに対応させるためです


2−3.逆行要因として判断できる(抵抗帯)

逆行要因というのは先ほどの【2−2.ライントレードの目標設定に使える】とほぼ同じで、目標値という事は裏を返すと反発しやすいという事です。
なので
進行方向に反対側のネックラインが存在する時のエントリーはリスクが高いから避けるようにすると戦略に組み込むことが出来ます。


ネックラインが進行方向にあると負けやすい高値圏での買い

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チャート例

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ネックラインが進行方向にあると負けやすい安値圏での売り

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チャート例

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ではポジションを持ちたい方向にネックラインが有る場合はどうすれば?
解決策としては

①調整を待ち買うなら一段下の安い価格帯、売るなら一段上の高い価格帯で売買を検討する
②一度ブレイクして再度リターンムーブ


①調整を待ち買うなら一段下の安い価格帯、売るなら一段上の高い価格帯で売買を検討する

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チャート例

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②一度ブレイクして再度リターンムーブ

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チャート例

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過去チャートを遡り、実際リアルタイムで動いているチャートで確認出来れば是非取り入れてみてください。


2−4.ネックとネックに挟まれるとレンジ相場→三角保ち合いで目安に出来る

レンジ相場、三角保ち合いの目安になるというのはどういうことかというと

レンジ相場 = 一定の値幅(レンジ)で価格が推移する相場の事
上限下限(高値安値)で上昇→下降を繰り返します。

これを知って実践することによってどういうメリットがあるのか?
これは単純に『高値掴みと底値売りを避けるため』
結果として必要以上の無駄打ちを減らす事になります。

『2−3.逆行要因として判断できる(抵抗帯)』に繋がります。

そして方向が決まってくれば
そのネックラインをリターンムーブしてトレンドを加速させる事にも使うことが出来ます※2-3で解説しています

一般的なレンジ相場の図

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ネックラインでレンジの目安が出来る

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例えば中段保ち合いなどの時は直近の上下のネックラインを探してみてください、そこから上下で逃げ場が無くなりレンジ相場になり、段々と上下幅が狭くなりいわゆる三角保ち合いのような相場に推移していきます。

上下のネックラインを探し三角保ち合い相場でダマしを回避

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2−5.トレードする2つ以上の時間足で引くと根拠が高くなる

水平線でもインジでもローソク足でもそうですが
基本的に”根拠はまず上位足に求める”もので

例えばタッチして反発に関しても、時間足が大きければ大きい程pips幅は大きくなります。

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ただし

これは他のブログやnoteにも解説はしていますが
トレードする時間足より大きすぎる時間足から引けるネックラインには要注意です。

悪い例:例えば1分足スキャルをするのに日足のネックラインリターンムーブを確認してすぐにトレード

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こういった場合は大きなトレンドを作る根拠は高いですが
トレンドを作るまでに、時間軸が大きければ大きい分時間はかかります。

なのでこういった注意が必要になってきます。


2−6.とにかく分かりやすいネックラインを見つける事

裁量トレードの醍醐味は練習、実戦、思考を積めば積むほど他のトレーダーには真似できない技術が習得できます。
手慣れた人って、仕事でもスポーツでも体の力が抜けていて簡単そうにこなしますよね?

ネックラインに関しても単純に『ここが条件一致してるから引いておこう』ではなく、何度も過去チャートを遡り、『とにかく一目見て分かりやすいネック』に水平線を引いてみてください。


最後に

ネックラインの基本的な考えはお伝えしましたが、冒頭にも書いたように、中にはネットで検索すれば当たり前のように出てくる内容もあれば、Twitter上で同じような引き方をしている人はかなり居ると思います。
(実際よく人に言われます、「Yusukeさんの引き方ってネット上で発信している人達と何ら変わりがないですね」「目新しいものでは無いですね」「このYouTubeと似たような引き方ですね」‥等)

ノウハウを知るだけでは意味が無く、適切に使いこなせないと思考停止に陥りむしろ悪手になります。
引く意味を理解して相場の流れを把握し、今まさにリアルタイムで動いているチャートに瞬時に引けるようになるまで練習していただけたらと思います。


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32歳でFXと出会う→1度挫折→2年半で専業トレーダー /普段は引きこもりつつ、固定費を抑えてトレードの収益がメインで生計を立てています / noteではFX初心者から安定して稼ぎ続ける考え方を発信しています /ブログ:https://simple-fx.blog/