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[旅日記]フランス パリ〜イギリス ロンドン

1995年7月12日〜7月15日

実は、この3日間は日記がちゃんと残っていない。なので、記憶を頼りに書くしかない。25年以上前のことだけど、がんばる。

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電車でパリに着いたのが12日、水曜日の朝だった(と思う)。

カンヌからパリは900kmあり、電車で結構時間かかったと思うのだが日記に書いてないからわからない。ネットで調べたら今はTGVという新幹線のようなものがあり、6時間で行けるみたいだけど、1995年当時は無かったんだと思う。

旅をしながら、邪魔になるようなものをどんどん捨ててったので、荷物もだいぶ軽くなっていた。服も捨てたし、パリからロンドンならもうどう帰れば良いかわかるから、トーマスクックの時刻表や旅行ガイドのようなものもカンヌで捨ててしまってた。

パリのユースホステルを探して、(どうやって見つけたか記憶にないんだけど)見つけたユースホステルで、土曜日まで泊まりたい(つまり4日間泊まりたい)と伝えたら、なんと!金曜からは空いてないと言われた。「じゃぁ他のユースホステル泊まるよ」って言ったら、(金曜日は7月14日だったんだけど、パリの祭りの日だったので)「パリのホテルは全部空いてないから気をつけろ」と言われた。

とりあえず水曜日と木曜日の2日分は予約した。「2日で帰るのもったいないからどうしよう?」と思った。しかし、ガイド的なものを捨ててしまってるので、どこにどういけば良いかわからない。とりあえずは悩んでてもしょうがないので、なんとなく街をぶらぶらしたと思う。けど、そんなに悩んだ記憶がなく、なんとかなるんじゃないかと思ったのが、この1ヶ月の成長だと思う。

その後、ユースホステルに戻って、フィレンツェで友達になったまりちゃんに電話をしてみたら連絡が取れて、夕飯を一緒に食べた。

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次の日は、朝から電車に乗ってベルサイユ宮殿に行った。ベルサイユ宮殿はだだっ広くて、暑かったし疲れた記憶しかない。

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パリに戻る電車でフランス人の幼稚園の団体と同じ車両になったんだけど、物珍しいみたいで子供たちがみんなオレの所に寄ってきて、ジロジロ見ててなんか話かけてくるんだけどなんだかさっぱりわからない。そしたら保母さんらしきお姉さんが英語で「どこから来たの?」って聞いてきたので、「日本だよ」って答えた。保母さんが子供達に「日本人だよ」って多分話してて、そしたらまたなんか子供たちが聞いてくるんだけど、「フランス語がわからないから、なんて答えれば良いかわからなくって。。」って保母さん言ったら「名前はなに?って聞いてるの」って教えてくれたので、オレが知ってるとっておきのフランス語で「ジュマペールつよし」って答えたら....ドワーッと子供たちが騒ぎ出し、「ツヨシ、ツヨシ」って寄ってきた。

もー、この子達、最高に可愛い!

って思ったことが一番の思い出だ。いまだったらiPhoneでビデオでも取れそうなものだけどな。ホント可愛かった。

けど、彼らにとってオレは外人なわけで、日本人の幼稚園児が外人みてもこうならないだろうな、って思って、なんというか、国民性の違いを感じたし、こうやって接してくれるのって、本当に嬉しいんだな!っていうことも体感した。

この日の夜は、ジャズを聞けるお気に入りの店を紹介してくれるということで、また一緒に出かけた。黒い外観のお店で、いい感じのライブハウスだったような記憶があるんだが、どんな曲だったかが思い出せない。

その後、セーヌ川のほとりをジェラート食べながら散歩したのは覚えてる。

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その次の日は、もう泊まれないからチェックアウトしなければならないので、チェックアウトし、また、まりちゃんに頼った。前日から約束してたはず。

こう書いてると、人に助けられてるな、って思うな。思い返してみると、なんかずうずうしいのかも、と思う。

荷物は部屋に置かせてもらい、観光した。夕方、エッフェル塔に登ることになって展望台まで行った時に、「あー、パリの写真一枚もないからな」って思ったので、写真を撮ってたら、「撮ってあげるよ」って感じで写真を撮ってもらった。

エッフェル塔で撮った写真はこれ。出発前より痩せて日焼けした。ヨーロッパって日が落ちる時間が遅いから、結構夜でも夕方っぽい気がする。

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エッフェル塔に登るのもすごい時間がかかった気がするんだよね。結構歩いて登る感じだった気がする。夕方になってきてるし、なんか真面目な話をいろいろしたことを覚えてる。そして、ものすごく考えさせられるなーって思ったことは覚えてるんだけど、何を話したかがほんと覚えてない。千葉出身だと言ってたことは覚えてるんだけど。

けど、とても考えさせられる話をしたな、というイメージは覚えてる。

日記を書いてないことが悔やまれるな。

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そして、無事にロンドンに帰ることができて、この旅は完結した。

約1ヶ月間、ただ人に会ったり、移動したりしてるだけなんだけど、なんとも言えないやり遂げた感があった。

トップの写真はロンドン戻ってきた後にカムデンタウンに買い物行った時に撮った写真。この旅で成長した私の姿(笑)

ふりかえり

この旅をしたのが26歳のとき。

それから26年以上たった今でも、ここまで覚えてるのだから、自分にとってインパクトあったんだんだと思う。ワクワク、ドキドキ、ヒヤヒヤが毎日続くようなことがそれまでの人生では経験したことなかったので。

行く場所と何日いるかくらいは計画したんだけど、ついてから何をするか計画したわけでもなく、ホテルを予約してるわけでもなく、全部ついてから考える方式で、ほぼ計画通りにロンドンに戻れたのも、やり遂げた感なのかな。

お金も持ってないので、この旅では1日に使う金額は約1800円、1ヶ月の旅を52,000円の予算で乗り切れたっていうのも、よくやったなって思う。(交通費は事前にユーレイルパス買ってるので、含まれてない)。この頃は円高だったから、1800円の価値が2021年とは全然違うのもラッキーだった。

こんな経験が今の自分を作ったんだろうなと思います。

この日記を公開しようと思って書き起こし始めたのが10年以上前で、やっと書けて良かった。他にも書きたい旅の経験があるので、これからも時間ある時に頑張ってみるつもりはあるが、できるかな...

おしまい。



サポートありがとうございます。これをカテにこれからも頑張ります。