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心配性の私がインサイドヘッド2を観た

⚠️ インサイドヘッド2のネタバレを含みます。

夏休み中の8月に、インサイドヘッド2を鑑賞してきました。感動して涙が出る瞬間もあって、本当に素晴らしい作品でした。前作から好きなので、期待して観たら、期待以上でした!
とてもいい夏の思い出になりました〜

ここからネタバレがあります。






今回、ライリーに思春期が訪れるタイミングで、4人の感情たちが増えました。シンパイ・イイナー・ダリィ・ハズカシの4人。どれも思春期でよく感じたことのある感情です。とくに、シンパイという感情が今回の映画でキーパーソンになっていると考えます。

人間誰しも感情というものが備わっていて、感情というものはとても大切だと思います。前作から感じているこの作品の魅力だと感じる点は「目に見えない感情というものを親しみやすいキャラクターに置き換えている」というところです。感情を持たない人はいないのに、厄介なことに私達はその感情を目視できません。今回の続編では、思春期に現れた厄介な4人の感情たちがライリーのために、それぞれ大暴れしています。

「インサイドヘッド2」を観て、私のように、この作品が自分に刺さったと感じる方々の中には「心配性で自己肯定感が低く、自己評価も低い」という方がいるのではないでしょうか?
私は、そうでした。映画の中のライリーに終始自分の姿を重ねているわけではありませんが、ちらほら思い当たる瞬間がありました。とくに、シンパイの失敗してしまった自分のパターンをたくさん考えておくという行動。私はよくしてしまいます。(私の頭の中のシンパイが)

計画のリスクを考え、そのパターンに対する処理を考えることはとても大切です。しかし、そのことをずっと続けると、この映画の「私って全然ダメ」というライリーのようになってしまう可能性があります。自分を心配しすぎて、自分を変化させようとすることは、最終的に危険な自己否定に繋がるのだと感じました。

映画の終盤、シンパイとヨロコビのしている行動はライリーのためだったとはいえ、感情が人間を支配するという同じ行動をしていたことに気づくところがあります。楽しい思い出も、嫌な思い出も、どれも大切な自分の一部。本当にありのままの自分を受け入れることの難しさ、またその大切さを楽しみながら学べました。ピクサーの映画は、子どもにとってただの娯楽ではなく、道徳的な大切なことが散りばめられていると思います。

最後に監督ケルシー・マンさんのメッセージを

また「インサイドヘッド2」観るのが楽しみです。

ちょっと話の本筋からはズレますが、ムカムカちゃんがとっても可愛かった。彼女はライリーが昔好きだったゲームのキャラクターに好意があって、みんなウンザリしているときにそのキャラクターを応援しているところがあったのですが、すごくギャップがあり可愛かったです。そこは、ムカムカしないんだっていう…

あとはうろ覚えですが、シンパイが「ライリー、愛してる」(だったかな)と言うところも好きで、確か自分はそこで泣いてたような気がします😂

個性的なキャラクター達の共通する点は、みんなライリーを愛しているというところですね。9人みんなが最高に愛おしいキャラクターでした。

私を含め、この映画を観た人が、ゆっくりでもいいから素直な自分を受け入れることができたらいいなあと思います。

ところで、「インサイドヘッド」?
「インサイド・ヘッド」?
どっちでもいいか

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