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心の鍵 「和み彩香」雑考

カラーボトルカウンセリングをしながら
「貴方のこころの鍵を外すお手伝いができるかもしれません」
そんなふうにお話しすることがあります
もちろんそれは私がむりやり出来ることでもなく
全ては貴方の望むところに落ち着くわけですが
そのあなたのこころの鍵は誰が持っているというのでしょう

幼き頃は、それは母親であったり
尊敬する先生であったと信じていた時もありました
はたまた独立心芽生えるお年頃は
何でも話せる親友であったり
自分のわがままを素直に出せる恋人だったと
思っていたかもしれません

だけど、自分の胸にそっと手を添えて
心の叫びに耳をそばだててみたりすると
実はその鍵は他人が持っているはずもなく
自分自身の中にあるだけなのだと気が付きました

自分の手元にあるのでしたら
外す外さないも自分の意のままで
簡単な事のようにも思えますが
感情と意思がうらはらなこともよくあって
じつはそこが一番やっかいな私だったりします

誰もが幸せになりたいと願い
誰もが豊かに暮らしたいと思う

けれども、その一方で
「私が幸せになる筈がない」とか
「お金持ちになるのは悪い事をしてるから」と
こころの奥底では考えていることに気が付いて愕然としてしまうのです

頭では分かっていても素直に聞けぬ心
幸せになりたいはずなのに
幸せになってはいけないと願う私
そんな自分に途方に暮れることもしばしば

そんなとき頭の中をからっぽにして
左手で一本のカラーを選びとります
それは、もともと好きな色であったり
これまでの自分だったら決して選ばないような色だったり

自分でも何故に今日はこれ?
そんな不思議な気持ちになることもよくあります
だけどカラーは嘘はつきません
そして、そこに大きな気づきやヒントが隠れています

色だからか、はたまた自分で選んだからか
ひとつひとつのメッセージに素直に頷き
そこから自分と色とを結ぶキーワードへと導かれていくのです

自分の思考の枠内であれこれ考えていても
これまで自分の知らない世界の答えを
導き出すのことが出来ないのはある意味当然かもしれません

鍵は外に向いている
その鍵にありのままの自分を差してこそ
新しい自分と出会い
素直に扉を開け放てるのです

紅、桜、柿、菜の花、常盤、浅葱
露草、瑠璃、菫、牡丹、黄金、光
12色の「和み彩香」

走馬灯のように色に自分を投影して
どんな幻燈絵が出来上がるのか
いつも楽しみにしている私がいるのです


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