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未経験からスタート!インドネシア企業への出向までの道のり

こんにちは!
マネーフォワード コーポレートディベロップメント室長の長尾と申します。
マネーフォワードではオーガニック(自社開発)の成長に加え、M&Aによる非連続的な成長の実現を大切にしており、2017年のIPO以来4社のM&A(当社では「グループジョイン」と呼んでいます)、20社以上の国内外の企業への出資を行っています。コーポレートディベロップメント室ではそんな全社のM&A/出資戦略の立案や投資実行を行っていますが、今回は経営企画部と兼務しながら様々な業務を経験し、先月からインドネシアの投資先に出向している田中さんの活躍を紹介したいと思います。

最初に大事なことをお伝えします:メンバー募集中です!(ジュニア・未経験大歓迎)


プロフィール
田中 春利 (コーポレートディベロップメント室/経営企画部 副部長)
大学卒業後、SMBC日興証券投資銀行部門に入社。東京本社・米国NYオフィスにて勤務し、国内外の法人・金融機関の資金調達支援に従事。
2018年8月マネーフォワードに入社し、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)、資金調達、予実管理、IR業務を担当。趣味は草野球と料理。しかし、渾身のスパイスカレーは奥様の口にはあわない。

(聞き手)
長尾 祐美子(コーポレートディベロップメント室 室長/経営企画部)
新卒で三井物産に入社後、トレーディングや海外合弁会社の経営支援や投資実行業務に従事し、シンガポール及びブラジル赴任を経て2017年退職。家族の赴任先の米国でCPA資格取得後、2018年帰国しマネーフォワード入社。
現在はコーポレートディベロップメント室長として、M&A/出資とファイナンスを担当し、スマートキャンプ社及びR&AC社のグループジョインを手掛ける。娘(1歳)と大きめな柴犬(3歳)。

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新婚の田中さんの惚気話に盛り上がる長尾(左)と田中(右)

マネーフォワードに入社したきっかけ


長尾: 田中さんはちょうど私と同じ2018年8月に入社しましたね。なぜマネーフォワードを選んだのでしょうか?

田中: 証券会社から事業会社への転職だったのですが、事業作りの修行がしたいという想いがありました。また、日本企業の海外展開には個人的に関心がありました。せっかくなので、まだ海外展開が本格化していない企業の方が良いなと思っていました。
次々と新たな事業を生み出していて、かつ将来的に海外展開を視野に入れていそうな会社を探していたら、マネーフォワードの求人を見つけました。業務内容の観点で面白いと思った求人は他にもあったのですが、マネーフォワードの場合は会社のミッションへ共感できたことが大きかったですね。

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マネーフォワードのミッション

入社前は米国に住んでいたのでビデオ通話で何名かの社員と面談したのですが、仕事内容は非常にエキサイティングに思えましたし、何よりも社員一人ひとりにMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)が浸透していると感じました。一気に魅了されましたね。

マネーフォワードでの、海外の仕事とは?


長尾:偶然にもお互い入社前はニューヨークに住んでましたね。まだ国内事業が中心のマネーフォワードですが、海外の仕事は想定通りにできるようになったのでしょうか?

田中:正直もっと時間がかかるのかな、と思っていましたが、入社直後からインドネシアやインドの提携先の担当を任せてもらい、加えて海外募集の資金調達や海外機関投資家向けのIRも担当しました。最初は予実管理や国内出資の仕事も多かったですが、今年8月からMekari(インドネシアの提携先)に出向し、ゆくゆくはMekariのコーポレートディベロップメントに専念し、コロナが落ち着いたらインドネシアに住む予定です。

田中さん業務

田中さんの業務の変遷

海外投資先への出向のチャンスを掴む

長尾: 株主の4割以上が海外機関投資家のマネーフォワードでは、ファイナンスやIRも世界との繋がりが体感できる面白い仕事ですよね。どのような経緯でMekariに出向するようになったのでしょうか?

田中:投資の実務だけではなく、Mekariにとって成長の一助になりたいと思って、マネーフォワードの取り組みをMekariに積極的に発信するように心がけ、何か僕がMekariのためにできることはないか、と先方の経営陣にずっと声をかけていました。マネーフォワードで事業計画策定や予実管理、IRをずっと担当していたので、ちょうどそのようなことをできる人材をMekariが探していたので、ラッキーでした。

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Mekari グループは当社が出資しているインドネシアの急成長SaaS企業

長尾:最初から出向のポジションがあったわけではなく、自分で切り開いたということですね。私もM&A担当として入社しましたが、M&Aに加え入社早々にグループ会社の財務・資金調達や公募増資も任され、それが今年8月に行ったM&Aを使途とする海外募集による資金調達のプロジェクトリーダーを務めることに繋がっていると思います。

田中:僕は証券会社出身ですが、出資業務や予実管理、事業計画策定も未経験な仕事でした。Mekariへの出向含め、マネーフォワードは新しいチャレンジを後押ししサポートしているカルチャーが浸透していると思います

長尾:本当にそう思います。Mekari出向に関しては、代表の辻さん、CFOの金坂さん、CSOの菅藤さんの全面サポートがあったことに加え、メンバー同士でも「田中さんが早くMekariに専念できるように皆で頑張って引継ぎしよう!」という雰囲気がありましたね。

田中:そうですね。マネーフォワードは急成長しているからこそ社内で様々なチャレンジの機会があることが特徴だと思います。コーポレートディベロップメント室の場合、僕や長尾さんのようにCFO傘下の経営企画部と兼務しながらファイナンスや予実/IRに携わることもできることが魅力ですね。

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コーポレートディベロップメント室で同じく大活躍している本木さん(右)と。本木さんがバティック風のシャツを着ていますが、インドネシアにいくのは田中さん(左)です。

長尾:投資先とはいえ、先方も簡単に人の出向を受け入れないですよね。どうやって信頼関係を構築したのでしょうか?

田中:地道でした。Mekariとマネーフォワードは国が違えど業界は同じなので、まずはマネーフォワードでの取り組みをMekari経営陣に積極的に発信することを心がけてました。そうすると徐々に向こうから「これはどういうこと?」と質問がくるようになって。時間はかかりましたが、そこからSaaS KPIの計算・管理、新規事業戦略、M&A戦略等色々と頼ってくれるようになりました。逆に、向こうからはアジアのマーケットについて色々教えてもらえたり、関係がどんどん強固になっていくのを肌で感じました。

長尾:田中さんらしいですね。田中さんは社内随一の爽やかキャラなので、「もっと粗がほしい」と良くチーム内でいじられています(笑)

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唯一の粗は「ろくろ回し」ポーズができない田中さん

投資先との距離を縮めたきっかけ

長尾:Mekariとの仕事において、特に印象に残っているエピソードはありますか?

田中:僕の入社間もないころにMekari経営陣が一週間日本に滞在したことがあったのですが、つきっきりでアテンドさせてもらいました。マネーフォワードの様々な事業部とのセッションを設けて交流を図ったことで、結果的にMekari経営陣にすごく感謝され、いっきに距離が縮んだと思います。当時僕もマネーフォワードについて全然詳しくなかったので、僕もMekariと一緒に勉強していました。

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Mekariの経営陣と浅草観光

マネーフォワードらしいコーポレートディベロップメントとは?

長尾:まさに人間くさい投資・M&Aですね。「コーポレートディベロップメント」は日本ではあまり聞かない言葉ですが、米国のテック企業ではCEO・CFO直下で非連続の成長を担う組織として”Corporate Development”チームを有することが一般的です。お金や数字ばっかり追っているドライな人たちだと思われそうですが(笑)、マネーフォワードらしいコーポレートディベロップメント、とはなんだと思いますか?

田中:M&Aや投資はあくまでマネーフォワードのミッション・ビジョン実現のための手段の一つだと思っています。マネーフォワードは上場企業なので短期的な業績目標も重要なのですが、ブレないゴールとしては「個人や法人すべての人のお金の課題を解決すること」なんです。なので、コーポレートディベロップメントのチームは、常に長期的な目線でユーザーへの提供価値の最大化に貢献するアクションを考える姿勢を保ち続けらればと思っています。

長尾:応募を検討している方へのメッセージはありますか。

田中:コーポレートディベロップメント室では全社のM&A/出資戦略の立案や投資実行を共に進める仲間を募集しています。未経験であってもスキルを吸収する機会は沢山ありますし、私も入社時から幅広い業務を任せてもらいましたが、泥臭く立ち向かう中でスキルは自ずとついてくると思います。チャレンジ精神旺盛な方からのご応募お待ちしています!

コーポレートディベロップメント室では新しいメンバーを大募集しています!

#マネーフォワード

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