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ちらし寿司

色とりどりの具材を使い、ひな祭りの食卓を華やかに飾る「ちらし寿司」ですが、なぜひな祭りにはちらし寿司を食べるようになったのか不思議で調べてみました。
古い時代には、花が咲く時期に海や山へ行って食事をするという風習があり、山のものも海のものも自然の恵みに感謝して食べることで、自然の力を身体に取り入れていたようです。ちらし寿司はそのなごりかもとも言われています。
他にもちらし寿司の由来には諸説あり、江戸時代に一汁一菜が命じられたときに、食材をご飯に混ぜることで、いろいろな食材を食べられるように考えられたという説もあるそうです。
女の子の成長を祝う行事としてひな祭りが広がるにつれ、華やかで縁起のいい具材を多く使うちらし寿司がお祝いの席には欠かせないものとなったようです。
古くから伝わる行事では、縁起のいい食べ物を行事食として食べる習慣が多く見られます。
ちらし寿司に使われる具材にもいろいろな意味があります。
海老:赤い色が魔よけとなり腰が曲がった姿が長寿を連想させ、縁起がよい
れんこん:穴が開いているので、先の見通しがよくなる
豆:まめまめしく、健康でいられるように。まめに働けるように
これらの縁起のよい食材と共に、色が桃の花に似ている「でんぶ」や、季節感を意識して「菜の花」を飾ったりもし、華やかな雛祭りのちらし寿司となります。
今日は調理長がお雛様だからとちらしずしを作ってくれました。もちろん他の人に出すのが前提ですが、おすそ分けでくれたのがとても嬉しく感じました。今日もいい一日を。3/3

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