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地主神社

清水寺の中で一番人気なのはこの地主神社、縁結びの神社です。いつも女性が沢山訪れて賑わっています。

学生の頃、先輩がお参りに行って鈴を鳴らしたら鈴が落ちた、もう駄目だとひどくショックを受けていた出来事がとても印象的で、みんなあの頃神頼みだったなあと思いだします。

地主神社は京都盆地がまだ湖であった神代(かみよ)の昔から、この京都・東山に鎮座してきました。京都でも最古の歴史と、由緒のある神様がおまつりされています。地主神社の神様がこの地で信仰され始めた縄文時代以前は、ただ生きていくこと、そして命をつないでいくことが大変な困難を伴う時代で、当時の人々が地主神社の神様へ切実にお願いしたこと。それは、自らの命が長らえること、子や孫が幸せに暮らすこと、そして、子孫が末長く繁栄することでした。そのためには、まず人と人とが出会い、結ばれなければなりません。地主神社の神様は、この大切な「縁結び」のお願い事を、はるか何万年も前から聞き届け、かなえてきたということなのです。

恋愛ばかり目立っていたので、深い意味があるのだなと初めて調べて知りました。今までずっと知らないでいました。恋愛に悩むときしかお参りするというのではないのだなあとちょっと反省。

どんなお願い事も、すべては命を授かることから始まります。その命を授かったのは、人と人とが出会う「縁結び」は、人にとってかけがえのない“いのち”を未来へとつなぐ、大きな願いごとであるのです。人間だけでなく生きとし生けるものすべて、動物や植物の命にも「縁結び」の力は等しく必要です。太古の昔から地主神社の神様は、あらゆる“いのち”を司る神様であり、不老長寿の霊山「蓬莱山(宝来山)」として信仰されていたとも伝わります。今もその大きなご霊力で幸福や繁栄をお守りくださり、ご利益を授けてくださっているそうです。

ぜひ今まで恋愛は関係ないからとお参りされなかった方は、今度訪ねた時には縁を感謝してお参りされてみてはいかがでしょうか?ここから奥の院、そして音羽の滝へ向かいます。また明日。8/3

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