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【🇹🇭#5】ワイルドな生活

本記事は家族で行ったタイ旅行記事の続編となっています。
最初の記事はこちらよりお読みいただけます。


まさに共存

無事姪をカレン族のお母さんから受け取り、ゾウのアクティビティも終了となった。
レセプションがあったところまで歩いて戻り、アクティビティに付いていた昼食をとることに。
川浴びから水着のままここまできたが、すでに水着が乾きはじめていた。暑いがカラッとしていて、日本の夏より過ごしやすい。

ご飯を食べる食堂的なところへ行くと、放し飼いされているであろうワンコたちが食堂で涼んでいた。
このゾウの宿はカレン族の村の集落の近く、もしくは中に存在しており、ワンコの他にも猫、牛、にわとり(食用)、豚(食用?)などさまざまな動物たちが人間と共存している。

もちろんリードはない。人間に捕まるという概念が植え付けられていないため、近づいても全く怖がらず、むしろ尻尾を振って近づいてくる。(食用と思われるにわとりと豚以外)

食堂のワンコと一緒にくつろぐ甥
昼食で食べたパッタイ


キャリハラ

昼食を食べ終え、宿泊するロッジへ向かうことになった。
レセプションがある広場にもいくつかロッジが点在していたが、我が家が宿泊するロッジはまた違う場所にあるようだ。

一度レセプションに預けていたキャリーケースなどをPick upし、ここまで乗ってきたイカついトゥクトゥクにまた乗車する。
レセプションは山の頂上付近にあり、我が家のロッジまでは少々下っていくようだ。下っていく道中にもカレン族の住居が点在していて、彼らの生活をトゥクトゥクから垣間見ることができた。

トゥクトゥクからの景色

5分ほど車で下った先に別のエリアの入り口についた。
ここからは車では入れない。しかし、まだ入り口からロッジは見えず歩いてもう少し下っていかなければならないようだ。水のたらふく入ったキャリーはどう運ぶのか.…
と思っていた矢先、入り口からスタッフらしき青年たちが原付で現れた。

荷物は彼らが運んでくれるようだ。
なかなかの山道で、少々ぬかるんでいる。それもヘビーな我が家のキャリーケース。
原付で100mほど下り、川の手前で今度は彼らがキャリーケースを手でロッジまで運ぶ。今度は少し登っていく。

重量制限ギリギリのキャリーケースで申し訳ない。それもまだ旅の2日目だというのに。きっと彼らもなんでこんなに重いのかと思っているにちがいない。
まるで彼らに対するハラスメントのようだ….

宿に向かう道中の橋
奥にはキャリーケースを運んできた原付たち


バンブーなロッジ

川を渡り、少し登った先にロッジがある。
ロッジは竹でできており、エアコンもwifiも電波もない。川の音や蝉の鳴き声がBGMとなり、ワイルドな生活が送れる。

シャワーやトイレの水が茶色いところ以外は、特に不自由はなく、心も身体もとてもリラックスできた。
なんにもせず、ただゆっくりと過ごすだけというのもたまにはいい。

妊娠初期だったのもあり、アクティビティ後はシャワーを浴びて、姪とお昼寝タイムを楽しんだ。

姪とのお昼寝タイム

妊娠してから、仕事も退職したため、これまで以上に携帯でNetflixやYoutubeを見て一日過ごしていたのもあり、デジタルデトックスにはもってこいの場所だ。

しかし携帯を手放さない生活に慣れているからか、何度も携帯を見たくなり、電波を探して歩き回ったりもした。デジタルデトックスは現代人にとって少々難しいのかもしれない。


愉快な仲間たちとの晩餐会

夕飯の時間になり、またトゥクトゥクの乗り場まで歩いて向かう。
荷物がないだけまだマシだ。
夕飯はレセプションがある場所までまたトゥクトゥクに乗っていく。

レセプションがある場所にレストランが1つだけあり、そこに宿泊者全員が集まり、ご飯を食べる。
日本人はもちろん私たちだけで、アジア人もあまりいないようだった。
ガイドの青年たちの話では、ヨーロッパから多くの観光客が多いようだ。
確かにレストランは異国情緒あふれていた。

異国感を引き立てるのは人だけではない。
テーブルへは放し飼いされている鳥が遊びにきたり、テーブルの下では犬たちがおこぼれを待っていた。

動物が苦手な方にはかなり苦痛かもしれない、そもそも動物嫌いの方はここに来ることは選ばないであろう。

放し飼いされているであろう鳥

日本であればクレームものだ。
しかし我が家では大興奮のシチュエーションであった。

もちろんご飯のバリエーションもさまざまあり、ファストフード好きな甥にはピザ、ポテト。タイ料理好きな女子たちはトムヤムクン、パッタイやグリーンカレーなどがありとても満足できた。

レストランの雰囲気


スコールが自然のクーラー

夕飯時でも少々暑く、夜は涼しくなるのか、エアコンのない部屋で眠ることはできるのかと少し心配していたが、夕飯を食べロッジに戻ったあたりで雨がポツポツと降ってきた。

夕飯を食べてやることもないので、タイ時間の19時くらいには床についたであろうか。まぁ、日本の21時ごろなので悪くないだろう。笑
雨はだんだん強くなりスコールのように降ってきた。ロッジの気温も下がり、肌寒いくらい。

おかげでゆっくりと就寝することができた。
そしてなぜだかわからないが、川の近くにいるのに蚊がまったくおらず滞在中、蚊に刺される人は誰もいなかった。
蚊帳の中で就寝していたのもあるかもしれないが、日中蚊に出くわすこともなかった。

未だにその理由はわからない...。
チェンマイのミステリーだ。

そんなこんなで刺激的なゾウの宿での1日目が終了した。

おこぼれ待ちの犬たち





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