見えているものが"全て"じゃない。
2020.2.16【毎日投稿#47】
今はSNSがあるから、あたかもその人の全てを知った気になってしまう。
わかった気になってしまう。
めちゃくちゃハッピーな顔の写真が流れてくれば『あ、今すごく順調なのね』と判断しがちだし、
プロフィール一つで『この人はなんかすごそう』『この人はプライド高そう』なんて思い込みがちだ。
もちろんその人の"情報の一つ"であることは確かだけど、それがその人の『全て』ではない。
私たちは日々発信される言葉や写真だけで、知らず知らずのうちにその人の性格や生き方を想像して決めてつけてしまっている。
でも、きっと、そうじゃない。
あなたにいろんな過去や出来事があるように、その人にもいろんな過去や出来事があるはずで、
日々の中で目に入ってくるものはその人の人生の、ほんの、ほんの一欠片に過ぎない。
"知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中でもがいてるなら僕だってそうなんだ"
なんてミスチルの有名な歌詞があるけれど、
きっとみんな日々もがいていて、日々『自分って何者なんだろう』『この道でいいんだろうか』ということを問い続けているんだと思う。
なるべくフラットな状態でその人を知ることができるように、私は本当に大切な人にはなるべくちゃんと会って"会話"をしたい。
SNSの断片的で不確かな情報よりも、その人の温度を感じたい。
文字だけで通じ合う世界も好きだけど、私は多分リアルな繋がりの方が好きだし、その時感じた"温度感"を信じていたいと思うから。
文字だけの『バイバイ』と、
実際に会ってさよならする時の『バイバイ』は、きっと温度感が違う。
"今見えているもの"が全てじゃない。
そう強く思うから、私はライブを大切にしたい。
私にとってライブはファンの方とのリアルな繋がりを感じることのできる場所。
時にヒリヒリするくらい、ちゃんと全身で温度を感じることのできる唯一の空間。
歌い続ける限り、
これからも私自身が"リアルな繋がりを感じることのできる場所"でありたい。
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