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夜の海が好きな理由。

こんにちは。

実はこの記事…下書き段階で止まっていたもの。

書きたいことはあるのにまとまらず(笑)お蔵入りにしようかなとか思っていました。

それが先日、プロデューサーの良き提案で、Twitterのフォロワーの方に『どの記事が気になるかアンケート』を投票してもらうと言う流れになり(笑)結果はこんな感じに。

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結果は意外だった!

でも確かに『〜の理由』ってテーマだとちょっと気にになるよね。

テーマって大事だなあというのも再確認できた。それってきっと曲名もそうだよね。

そしてボツにしなくてよかったのと、こう言うのってやっぱり自分の中だけで決めずとも、みんなの意見を聞いてみるのもいいなあって素直に感じたのでした。

私はなんでもそうなのだけれど、過程を見せるのがどうも苦手というか…変な完璧主義が出てきてしまうタイプなので、これからは敢えて過程も見せていく潔さも大切だなあと。

というわけで、アンケートに参加してくれたみんな、いろんな発見ができたー♪ありがとう!!

また下書き溜まりだしたらやるね^^

では、本題へ(笑)

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このnoteを読んでくれている方はもうご存知の方も多いと思うけれど、私は神奈川県鎌倉市出身。

子供の頃から当たり前に山や海が周りある環境で育ってきた。

田舎でもなく都会でもない、個人的にはとても良いバランスの街に生まれたなあ…と今は思っている。

今年の元旦から『Voice from Kamakura』というプロジェクトを立ち上げたことをキッカケに、子供の頃からの当たり前をもう一度見直すようになる機会も増えてきた。

人間関係や自分が活動していく上での環境に対しては敏感だったけれど、自分にとっては当たり前の存在すぎて、好きという感覚すら感じていなかった『海』に対してはどうだろう…。

考えてみれば昔からよく人に聞かれていた。


・『なんでそんなに海が好きなの?』
・『曲に海が出てくることが多いけど好きなの?』


そうか。

私は毎日のように海岸線を車で走ったり、歩いて行ける距離に海があるけれど、それは他の人にとってはかなり特別な環境なんだ。。。


私と海の関係

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海が好きだ。本当に好きだ。

でも、だからといって私は、サーフィンをやるわけでもなく、泳ぐことが特別好きなわけでもない。

夏になれば当たり前に砂浜に寝っころがって体を焼くわけでもない。

もちろん子供の頃から数え切れないほど海で遊んだ。

ボディーボードやビーチバレーもやったし、帰り道、自転車を漕げなくなるほどよく泳いでいた。

大学生の最初あたりまで、夏はきまって色黒だったから(これほんと)みんなから「日サロ行ってきた?」なんてよく笑われていた。

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(これはミュージカルをやっていた大学の頃かな、実際もっと黒い(笑)アロハ着てるし。。。)

それなのに、ぶっちゃけ海の中はあまり得意じゃない。どちらかというと海水は苦手だ(笑)

だってクラゲもいるし、しょっぱいし、溺れた人をたくさん見てきたし、傷口がしみるし…。

帰りは砂だらけだから必ずどこかでシャワーを浴びないといけないし、髪の毛は海水でぎっとぎとになる。

(海入るの好きな人ごめんなさい!!いいところいっぱいなのは百も承知で言わせて!)

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私にとっての海は、

知っているからこそ、わかっているからこそ、わざわざ海に入らなくてもあなたの魅力はもう十分知っているよ的な(笑)

そんな感じ。

海ちょー大好き!毎年夏になると毎日のように海に行くんだぜい!的な感じではなくて、


離れていたとしても毎日側に、そっと、当たり前にいる存在。


だから改めて「好き!」なんて言うこともなければ、もちろん向こうから求めてくることもない。


(書いてて思った。。これって遠距離恋愛的な?(笑))


すごく矛盾しているようだけど、私と海の関係はずっとこんな感じ。


夜の海

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ここまでの話でなんとなく伝わったかな?

近すぎて『好き』というのはなんとなく違う。。でもなくてはならない存在で、呼吸するように海と一緒に生きてきた感覚。


ただ、私のファンの方は気づいているかもしれないけれど、私が撮る海の写真は夕方から夜にかけてのものが圧倒的に多い。

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もちろん昼間の海もすごく気持ちが良くてよく行くけれど、

考え事をするとき、歌詞が浮かばない時、息詰まった時に行くのは…

きまって夜の海。

134号線を車で走りながら海を眺めるときもあれば、車を止めて江ノ島あたりの海に行く時もある。


なぜ夜、わざわざ暗い海に行くのだろう。。


わかっているのは、『海を見に行きたい』という感覚ではなくて、

敢えて言葉にするなら、


『今だけは波の音の中で夜に溶けていたい』という感覚。


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『海を見に行く』だと、海と私。あくまで別々の物体な感じがする。

そうじゃない。。

実際夜、海に波を聴きに行くと「あ、私は『海を見に来た』わけじゃないんだな」と感じる。

すごく言語化するのは難しいのだけれど、、、

潮風と呼吸と波音が、まるで最初から一つになっているような感覚で夜の中に溶けていく。


それだけでいい。

夜の海の前で、ただ呼吸しているだけでいい。


さっきまでごちゃごちゃ考えていたことも、きっともっとシンプルなんだと気付かされる。

受け入れることの大切さと優しい気持ちを取り戻せる。

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夜の海に行くと、時々一番大好きな瞬間に出会すことがある。

それは月が出ている夜、海面に月がぼやけて揺らめいているあの瞬間。

私はその絵を『海鏡(うみかがみ)』という造語にした。


そんな大好きで大切な瞬間を切り取った『海鏡』『Thank you for your love』という楽曲の中に忍ばせた。

よかったらぜひ聴いてみてね。

(demo音源も販売中→ https://vfk-store.stores.jp


本当は夜の海の素晴らしさを写真に収めてみんなにもぜひ知ってほしいのだけれど、、

多分その瞬間、あまりに溶け込みきっているので…(笑)写真を撮ることすら忘れていて…少なくて申し訳ない。。

でも、一つ言えるのは、


私のライフスタイル・創り出す音楽の根幹は間違いなく『海』だ。


その中でも『夜の海』の存在は大きく、


誰にも奪うことのできない私の場所(たからもの)だということ。


まとめ

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伝えたかったことが伝わったかはわからないけれど…

間違いなく言えるのは、これから私が作り続けていくであろう音楽たち全てに、必ず私の大切な『海』が流れているはずです。


ゼロから音楽を作るときに否が応でも出てくる景色が海だから。

悩み立ち止まった時にふと助けを求めてしまうのが海だから。

誰かを想う時に車に乗って自然に向かっているのが海だから。


でも、本当はきっと、海が好きな理由なんてない気がします。

海が側にあることが私にとって自然すぎて、理由をつけること自体にやっぱりどことなく不自然さを感じてしまうから。

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それでも、今回は自分でもう一度再確認するためにも『夜の海が好きな理由』というテーマでnoteを書いてみました。


もし、この記事を読んで少しでも興味を持ってくれら、

ぜひ私の故郷である鎌倉に来てください。

ここには、私が幼い頃から寄り添ってきた海があります。

そして、あなたが鎌倉の海で何を想ったのか、感じたのかをこっそり教えてください。

みんなでシェアできたらもっといいな!


そんな日を楽しみに歌い続けます。


Yumi


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※今はもっと色白だからどうか安心してライブに遊びにきてね♪(笑)







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