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窓の開け方教えてもらえますか?

「ジョハリの窓」という有名な窓の話をしようと思う。
いま、わたしは勤務を終え帰宅し食事を済ませチェロ奏者が奏でる音楽(2cellosという兄弟のcello奏者で頗る奨めたい)を小音でかけながらベッドに胡座をかき、note.を更新している。

冒頭に戻ろう。
いま、あなたに聞いてほしい話は「例」の窓の「開け方」についてだ。「ジョハリの窓」という窓をご存知だろうか。看護学生時代に必ず習う用語であり自己啓発本に頻発ワードでお馴染みの「例」の「ジョハリの窓」のことだ。

ジョハリの窓とは

なぜジョハリなの?

「ジョハリの窓」は、アメリカ出身のジョセフさんとハリーさんが考案した心理学モデルのひとつ

で、ジョハリの窓って?

簡単にいうと自分が他者にどう見られているのかを分析して他者とのコミュニケーションを円滑に進める方法を模索していこうぞ!というものである。ね?簡単だったでしょ?
他者への自己開示を客観的に分析し、自己理解のズレに気づくための手法だ。

下の画像を見てほしい。

窓には4枚の窓がある。
主語は全て「わたしについて」だ。

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「わたし=自分」「他者=自分以外」
1つめの窓は 双方から見える 開かれた窓
2つめの窓は 自分は見え他者は見えない 隠された窓
3つめの窓は 自分には見えず他者から見える 気づかない窓
4つめの窓は 自分にも他者にも見えない 閉ざされた窓

人との信頼関係を深めていくには、2つめの隠されたれた(隠している)窓を「自分で」開くこと。
そして、3つめの他者に自分が気づいていない窓を開いて「もらう」必要があるのだ。

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例えば、「わたし人見知りなんです」という自己紹介をよく耳にすると思う。これは、今は「2の窓」を閉ざしていますが、ゆっくり窓開いていきますよ!という一種の自己開示だ。

他には、「yumi.napさんて、すごく目をみて話を聞いてくれますよね。だから話しやすいです。」と言われたとしよう。
本人は意識せず行っており、気づいていないけど他者は気づいており、それを教えてもらうことで、気がつく事が他者に1の窓を開いてもらうことである。

いろんな窓の開け方があって当たり前

この窓は、窓の開け方が相手(他者)によって違う。恋人向けの窓、家族向けの窓、友達向けの窓、職場向けの窓、他人向けの窓。どんな窓の自分だっていい。誰に対しても同じように窓を開く必要もない。


ただ、人間関係で悩んでいる場合この分析をすることで良好な人間関係を気づいていけるから参考にしてほしい。

ここで、また冒頭に戻る。4の窓である自分も他人も知らない自分の窓の鍵のありかについてだ。
人に助けてもらわずに「わたし」を知る方法が知りたいのだ。自分探しというやつなのだろうか。

ジョハリさんよ、窓の開け方を教えておくれ。
失恋を機に、絶不調期に突入したわたしは急に「わたし」が分からなくなり不安に駆られ精神的に参ってしまった。(※自己紹介参照)


https://note.com/yumi_nap/n/n95cfc991e605

パートナーとの時間が、唯一心の宿木だったわたしは、それを失ったことで「わたし」がわからなくなった感覚に陥ったのだ。

いままで、ひとりの時って何してたっけ?
え?わたしの好きなことって何だっけ?
わたしの趣味ってなに?
わたしっていつもどうしてたっけ?
わたしなんでこれやっているんだろう?
なんでこんなに必死こいて働いているんだっけ?
なんでこんなに必死こいて勉強しているんだっけ?
なんのために働いているの?
なんでこんな辛い思いして、働いているの?
なんでCOVID-19なんかが流行ったの?
これを着ているのはなんでだろう?
なんでこれ買ったんだろう?
なんでこれが好きだって思っているんだろう?
好きっていう感情はまぼろしなの?
なんでこの音楽に惹かれるの?


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自分へのなぜの嵐。

人生、選択の繰り返しだ。
「いま」も選択をして生きている。
「いま」わたしはnote.を書くことで自分の気持ちを整理しているんだと思う。そう、わたしのことなのに「思う。」なのだ。でも、「いま」はこれでいいのだと思う。正解を生きるのに疲れてしまった。
正確には、自分の考えている「正解」を生きることにだ。
だから「いま」は、ひとひとつ自分を褒めながら、生きている。

ごはんたべた!えらいね。
仕事にいった!えらいね。
化粧ができた!えらいね。
本を読めた!えらいね。
お掃除できた!えらいね。
人に親切ができた!えらいね。

赤ちゃんが褒められることを、わたしは「わたしの中の赤ちゃん」に褒めているのだ。笑
そうこうしているうちに失恋から1ヶ月経過し、ようやく急に涙を流すことがなくなり、こうしてnote.を書けるくらい人間をしている。
 そう!今日わたしの中の赤ちゃんへのメッセージは「文章かけてすごい!えらいね。」である。

「いま」わたしは、わたしをさがしている。
わたしのすきなところをさがしている。
自分をすきになるために。
だから教えて!ジョハリさん。

そこで、「わたし」を探すために行ったことのひとつに面白かったものがあるので紹介したい。

転職サイトミイダスという会社が行なっているコンピテンシー診断、パーソナリティ診断である。登録すれば無料で診断を受けられる。
診断後、ミイダスから営業の電話もメールもないのでそこは安心してほしい。

結論。めちゃくちゃ当たっている気がする。

そして、自分の気づかなかった強み弱みを教えてくれる。まさに2の窓から「教えて」くれるサイトだった。部下へのコーチング、ティーチングの難しさを痛感しているわたしにとってありがたい診断だった。

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そして同サイトで診断できるパーソナリティ診断では、気持ちが陥った要因のひとつと思われる完璧主義をまさに当てたれ、参りました!状態だった。

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多角的に自分を知る。

それが、「いい」とか「わるい」ではない。
知ること、そして活かしていくこと。
こんな風に柔らかく考えられるようになったのは、失恋のおかげなんだろうか。

「いま」わたしは、わたしをさがしている。
だから教えて!ジョハリさん。鍵のありかを。
三十路のいま、「わたし」はどこですか。

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