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FFXVを愛するユーザーの皆さんへ

今月26日に配信された「エピソードアーデン」をもって、FFXVのゲームは一区切りとなりました。

同日に放送されたATR、私も移動中の車の中ではあったのですが、時間に恵まれ、リアルタイムで見ることができました。

まずは、FFXVのユーザーの皆さん、FFXVってどうでしたか?

開発中止の発表があった際は、ユーザーの皆さんには色々な感情が生まれたかと思います。いろんな受け止め方があっていいと思います。というか、バカヤロー!も、悲しい!も、仕方ないよ、も、どの声も全てFFXVに期待し楽しんでくれたユーザーの声なのですから、どれも正解です。

私は物心ついた時からFFが大好きでした。オーディションからだと9年近いのかな。オーディションは緊張してドジばかり踏みました。審査の開発の皆さんから爆笑が何度も聞こえ、受かるはずない!と心の底から思ったけど(笑)演技だけは落ち着いて出来て、それはやっぱりFFが好きでムービーシーンとか見てきて、世界観を感じてきてたお陰だろうと。
台本を読んだ時に広がる世界がまるで奇跡のように感じました。

そこからこのチームに関わらせていただいて、紆余曲折があったけど、ずっとここに居させていただけて、長年の中で、人も物事も役としても、今に至るまでに大切な「出会いと別れ」がありました。

発表できない期間も長かった。でもその間に他のお仕事で大役を頂く機会が多くなっていって、いつしか「FFXVが発売する頃にはこの人なら!と思われるいい役者になっていよう」と一つの指針になっていったり。

結局、人生いろいろで、ちょうど保育を猛勉強していたまさに集中期間に発売というタイミングになったけど、ある意味バッチリだった気がしました。

その後しばらくして各エピソードの配信があって、一番最後のエピソードイグニスでまたルーナを演じられる事になって。そんなこんなしてる間に、すでに私は会社を設立していろんなことにチャレンジするようになっていました。

ATRの前にTwitterでご報告させていただきましたが、今回、EPアーデンでエイラをアクターとして演じさせていただいて

そのエンドロールでの発表となってしまいましたが
ルーナ&ノクトタスクフォース、声優とモーションアクターという演者サイドと開発が、共にキャラクター構築をするという取り組みを行っていました。

この写真は9月某日。私の誕生日を祝ってくださったんです。このチームで最後の最後まで本気で頑張ったことを、ゲームで皆さんにお届けしたかったです。

ここに写っている方だけでなく、他にも多くの縁の下の力持ちがいて、皆さん本当に出逢えて良かったと思える人たちです。

会議の時も、開発の皆さんのゲームへの愛情、情熱、そして何よりユーザーにどんな驚きと感動を与えるかという真っ直ぐな思いのその全てが集約されていて、私も触発されて日常的にタスクフォースで提案することを考えて、資料作って行っていました。

刺激を受けると同時に提案できる喜びも知ることができました。

開発終了となった時その報告を聞いて、演じられなくなること・配信されないことにショックを受けるかと思いきや、それより先に開発チームの皆さんのことを考えてしまいました。どんなお気持ちでいるのだろうと。それを考えると胸がギュッと苦しくなりました。

あらためて報告を受けるため、最後の会議に行って、私は絶対に泣かないでおこうと思っていたのに、開発の皆さんが今日昨日まで必死で取り組んでいた制作物を目の前で見た時、思わず涙がボロボロと溢れてしまいました。


作っていたものが世に出ないって、これまで多くのお仕事の中でありました。
演者として「気持ち切り替えて別の作品に向かって頑張ります」なんてスタンスを構えるのも決して間違ってはいないと思います。
でも、これまでその生み出されなかった作品の中で、知らず知らずのうちに大粒の涙を流していた人も、自分よりずっと多くの労力を費やしてきた人もいる。演者一本だった頃にはリアリティがなかった部分も、今はいろんなものを作り出す側にも回ることになって、仕組みがよくわかる。そして生身で情熱を知った。
そこには自分のことより大切にしたい仲間がいました。



EPアーデン。エイラについて。

オファーを頂いた時に、デザイン案を見て一瞬にしてルーナとはまるで違う人だなと感じました。細かな情報は書いてなかったんですが(アートが凄いとしか言えない)その時にルーナに近いものを感じるようにしつつも全く違う性質にしたいと思いました。

ノクティス様とルーナとは、また距離感も全く違うし、ザ・恋人感もあるので、演じていて楽しかったし、苦しかったです。

またエイラは、ルーナとは違う、ちょっと大人なお茶目さも漂わせたかった。

アーデン役の小川輝晃さんがとにかく熱演で圧倒的。一つ一つのシーンで心撃たれまくっていたので、モーション中もテストをしながら演技的には身を任せて付いて行った感じもありました。本当凄いんです、、、もう皆さんに直接お見せしたいほどに…

ルーナとアーデンのシーンでは緊張感と慈愛と使命感にひしめく場面ばかりご一緒していたので、エイラを演じさせていただいたことでエイラとしてアーデンを知れたのはまた大きな発見がありました。

エイラのアーデンを想う愛、というか恋心、恋人心は本当に強かったし切なかったなと思います。



ルナフレーナ。

このシーンが、初めてのルーナとしての収録でしたね。

セリフがないシーンもたくさんたくさん録りましたね。一日、死んでばっかりの日もありましたね。逆に、周りの人から「今日は義達無双」と言われるほど全シーンセリフだらけの収録もありましたね。本編に乗り切らなかったシーンもありましたね。15分ヒロインと呼ばれたりしましたね。
でもそのわずかなシーンでも物語に感情がたくさん舞い込むように演じたつもりです。
ルーナのことを話すのに憑依しすぎて「私は…」と言ってしまうから、よく開発の皆さんに笑われていました。でも多分、そのおかげで仲良くなれました。
たくさん感情移入させてくれてありがとう。
ユーザーの皆さんが「ユミフレーナ」と呼んでくださって嬉しかった。
誕生日も一緒でありがとう。毎年祝うから、それはこれからもよろしくね。

モーションアクターは、ゲームとか一部のアニメとか細かく言えば色々あるにはあるとは思いますが、必要にならなければ…ルーナを演じることはもうないのかも知れないなと思うと少し。少し寂しいです。

でも本来もっと短いこともある作品の制作期間を考えると、ものすごく長く長く、十分なほど贅沢に関わらせてもらったと思います。だからこそ逆に名残惜しいのもあるのか。。。

ノクティス様への想いが、たくましくて、優しくて、時に弱くて、あたたかくて美しかったルーナ。大好きです。


最後に、FFXVユーザーの皆さんへ。

これまで、これほどまでに、直接的にユーザーの皆さんに愛されて支えられた作品を見たことがありません。本当にこれって凄いことだなと思います。作品自体への後押し、それが次々に新しいチャレンジや届けたいという思いに変わっていくのをはっきりと目にしてきました。おべっかでもお世辞でもなく、心から、FFXVはユーザーに支えられてここまできたんです。皆さんのおかげで、エイラも、タスクフォースもやらせていただけました。心から感謝しています。

私は今は、いろんなことに取り組んでいる身で、なんの人?感が凄いんですけど、多分これからもここで出逢った大切な人たちと、自由度高く様々なことをご一緒していくと思うので
これからもぜひ(横目ででもいいので)見守っていてください。

そして引き続き、小説など含めFFXVをよろしくお願いします。

長くなりましたが、ルナフレーナ モーションアクター義達祐未でした。

ありがとうございました。

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