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中企業の経済対策について

弊社本社があるゆめタウンサンピアン一階には熊本初出店であったサイゼリヤがあります。福岡の友達からはびっくりされますが、サイゼリヤに一年前は行列が出来ていたものです。このサンピアン店がうまくいったのだと思いますが、中心市街地に夏進出して、次はサンピアン店出店から一年経って、ゆめタウンはませんに出店するようです。

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サイゼリヤはリーマンショックの時にデフレ不況の象徴のような感じで言われていました。私は結構好きです。大阪行っても、福岡行っても良く行きます。個人的に洋食店だと「ポムの樹」が一番好きかもしれません。

さて、サイゼリヤはコスパが良いわけですが、大手チェーン程セントラルキッチンでコストを抑える事に注力しているわけです。逆に小さな会社で飲食店経営をしてる場合、冷凍食品に頼り、メニューを増やして、売上を増やそうとします。この冷凍食品を扱っているのが、食品卸の会社です。

世界的に見ると、卸や商社は不要と言われます。以前の卸や商社というのは、メーカーからたくさん商品を在庫として仕入れ、お金を回してくれるいわば、メーカーにとっては金融業のような意味合いも強かったのです。アフターコロナで卸や商社はどうなるかと私の意見ですが、書かせていただきます。

卸や商社は為替レートの問題が業績に大きく反映されます。現在の為替相場はという、日本からは見えにくいところで緊張度が高まっています。1ドル108円程で4月は推移し、5月には経済悪化、企業の業績悪化が浮き彫りになり、6月には経済対策がどれくらい行き届いたかが見どころだと思います。

日本の生産性はGDPを総人口で割った数字ですが、為替レートの影響が出にくい購買力調査済みの数字では日本は世界28位で先進国の中で最低クラスですが、今後は円高ドル安に動くだろうと私は見ています。ドル、円のような強い通貨でなく、原油先物マイナスを出した資源国通貨がどうなるかわからないので、そのあたりが商社業界を見る上でもっとも見どころです。

さて、商社業界は生き残りを掛けて、存在意義を見出せれば、今後も良いと思います。私が福岡ベンチャーマーケットでプレゼンした時の「大賞」を取得したムスカというバイオベンチャー企業が弊社以上の調達や業務提携に成功し、伊藤忠商事などの大手商社から出資を受けてました。こういうのが、商社業界の存在意義だと私は思うのです。作った商品を仕入れる先が出資する。ごく自然な事です。ムスカ様のプレゼン聞きました。素晴らしい技術だと思いましたが、不動産会社の視点から見ると、この工場作るのに許可が出にくいだろうなと思い、福岡ベンチャーマーケットの人に聞いたら、海外展開でしょ。と言われ、納得しました。

今回のコロナの経済対策は超大手と小企業に偏って、大、中企業が苦戦をしています。私は超大手が技術を持った小企業に投資する。とても良い事だと思いますが、大、中企業は苦戦していると思いますが、同じように超大手からの資本提携など積極的に行える環境が税制なども含め、整えば良いなと思います。

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