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『みんなの夢AWARD11 ファイナリスト紹介 』 山崎周一さん

みんなの夢AWARD事務局です。

みんなの夢WARD11のファイナリストをご紹介します!

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<名前>
山崎 周一 (やまざき しゅういち)

<職業>
株式会社三和商会 バイオマス事業部 セールスマネージャー

<実現したい夢>
コーヒーかすを循環、都市と地方を繋げ、地方産業を活性化させる


<5年後の肩書き>
バイオマス事業部を法人化 役員へ

<現在のお仕事・ 活動>

福井県本社を置く株式会社三和商会バイオマス事業部にて、バイマス及び生分解性プラ スチックの開発、製造、販売を行う。

昨今のプラスチックによる環境汚染を解 決するために、これまで捨てられてきた廃棄物を資源として再活用したバイオマスプラ スチックを製造。
石化由来プラスチックの使用削減、CO2の削減を目指している。
例えば、たまごの殻、もみ殻、焼酎かす、酒かす、ダンボール等国内で調達可能なバイオ マス素材をプラスチック素材に混ぜるとが出来る。

その中で一番問い合わせが多いのが、コーヒーショップから排出されるコーヒーかすの活用の相談。
しかし、発生量が圧 倒的に多く、当社素材での活用だけでは処理しきれないのが現状。

その課題を解決すべく事業を推進している。


<夢のミッションとミッションを掲げる理由>

廃棄物であるコーヒー残渣を都市部コーヒー店から回収。

福井県に集め資源化。地元企業と連携し、価値ある商品に生まれ変わらせ、店頭で販売福井県の地場産業を活気づける。

廃棄物の再資源化目指す企業として、プラスチックだけでなく、
より多くの用途 展開を開発することがミッションと考えており、
それを地元地域貢献にまでつなげてい くことにより、
社会性とビジネスの継続的両立を達成したいと考えている。


<夢の具体的な事業内容>

都市部のコーヒーショップで排出されるコーヒー残渣を回収、
福井県に運び、堆肥化、作物栽培、 加工食品にし、コーヒーショップへ。

店頭での販売を行い、コーヒーかすの循環を商品を通して伝えていく。
これにより、都市部の廃棄物の課題を解決しながら、地方産業が都心での販路を見出し、 産業の活性化に貢献していく。

〇コーヒーショップ現状
日本のコーヒ消費量は年間47万トン。世界 第4位のコーヒー消費大国。
コーヒーショップの店舗数も全国に67,000店舗、コンビニ含め相当数の店舗で提供される。

抽出後のコーヒーかすは現在一般廃棄物として捨てられるが、食品ロスを注 視する動きや、消臭性等の機能性が着目され、再利用を検討する企業が増えている。


〇課題と当社の役割
回収課題:コーヒー残渣は水分率が65%。すぐに腐敗し、また輸送効率も悪い

当社対応: 小型の乾燥機を開発。コーヒーショップ店頭お客様に見えるところに設置。アルバイトさんでも簡単操作で、5時間でカラカラに乾燥。
店舗での⻑期保存が可能となり、回収も週1回程度でOK。

堆肥化作物栽培課題:都心で堆肥化、農作物を栽培する地域が少ない

当社対応:当社がある福井県あ わら市は若狭牛の畜産業者が多く、肥沃な大地を活用したサツマイモ、トマトなどの農作物を栽培。
これらを使用した加工食品も多く存在する。回収したコーヒーかすは畜産牛の寝床に使用。
そこで 糞尿を含めた後に、発酵、堆肥化。その堆肥を使用し、作物を栽培、加工品へ。当社から半径 10km以内にこれらの企業が存在し、効率的な運営が可能となる。
尚、コーヒーの消臭機能により、牛の寝床から悪臭を抑える副次的効果も期待される。コーヒーかす循環させ、消費の多い都市と、 再資源化するための豊かな産業のある地方をつなぎ、環境問題の解決、地方の産業、文化の交流を 進めていきたい。



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