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タダより高いものはない

お金の使い方の話。

「タダより高いものはない」
おじいちゃんが教えてくれた言葉。

お金と仲良くなるためには、お金を使わなきゃいけないの。
だから気をつけてることが3つあって、今日はその話。

お金って、誰にでも関係する話だから、自分の考えがない人は考えてほしいし、
私もいろんな人の考え方を知りたい。教えてほしい。


・価値に相当する対価を知る

お金とは、価値のモノサシのこと。
お金というものは、サービスや商品にどれくらいの価値があるのかを数値化しているわけですよ。
それは知ってても、普通はあんまり意識してないと思う。

日本には、チップの文化ってないですよね。レストランでもホテルでも、サービス提供側から提示された価格しか払いません。

一方、たとえばアメリカは、レストランの接客1つに対しても、+αの価値があると思えばチップを払います。感謝を可視化し、行動で示すんです。
違法だって意見や、差別を生むって声もあるけれど、個人的には好きな文化です。

満足したら余分に払えとか、不満なら逆に払わなくていいよねなんて主張したいわけじゃなくて。
ここには価値に対する意識の差があるんじゃないかなってことが言いたくて。
あなたは価値のモノサシの、目盛りをちゃんと読めますか。

生まれた価値には必ずどこかでコストがかかっています。そしてそれはよく見えません。
無料のサービスは、勝手に湧き出たわけではありません。

価値に対して客観的に対価を見積もれない人は、自分が生み出す価値に見合った対価を見積もることもできません。
要は、価値に見合った対価を考えられない人が、損したり搾取されるんだろなって思うのです。


・好きなものにお金を使う

漫画村やら、music boxやら、コンテンツに対してお金を払わない人も少なくない今日この頃。

好きだから見てるのに、お金は払わない。
価値は得たいけど対価は支払いたくない。
いやいやそれはどうなのよ、と。

違法ダウンロードとして世に幅広く認知されているのに、なくならない。はっきり言うけど、価値観腐りすぎじゃないですか。

綺麗事でもなんでもなくて、どんなに良いものも、お金を使わなきゃ廃れてしまうわけですよ。
お金を使わずに価値を搾取する人は、ファンでもなんでもないんです。

ライブチケットをはじめとした転売も似たようなもの。
本来の価格と転売価格の差額は、本来そのアーティストのグッズを買ったり、あるいは他の好きなことに使えるお金だったはずなのにね。

「応援経済」という言葉があるように、好きなものや好きな人を応援するためのお金の使い方こそ、それを発展させるんですよ。
株式会社やクラウドファンディングなんか、いい例。

好きなものにお金を使うことで、好きなものがもっと素敵になればいい。
価値を作り出す人が、応援される世界であれ。


・やったことないものにお金を使う

これは体験価値の話。やったことないことってのは、まるっと全部経験になるんです。
初めての機会からは、学ぶことしかないわけです。

未知のことは、好きか嫌いかもわからない。だったらやってみたらいい。
好きが見つかれば続ければいいし、嫌いを見つけることは好きを絞り込むことにつながるから。

だから私は、お金がかかるという理由だけで知らない世界を避けないようにしてる。
それに、未知が既知になっていくことは、単純にワクワクするんです。私の世界が広がる感覚。

やったことないことをやり続けるということは、自分のアップデートを絶やさないということ。そんな人生、どんどん楽しくなるに決まってる。
知らないことだらけの人生。お金を気にして、知ってる世界にこもるのは、それこそ損だと思うんだ。

仕事でも趣味でもなんでもいいんです。やったことないことに、1円でもお金を払って機会を買う。そうすると、必ず発見があるんです。
しっくりこなかったら、話のネタを買ったんだって考える。ほら、まるっと全部おもしろい。


「タダより高いものはない」

おじいちゃんがくれたこの言葉は、
うまい話には裏があるよー とか
お金はタダでも時間が取られるよー とか
そんな意味だけじゃなくて

お金の正しい使い方を知らないと、回り回って高くつくんだよ
ってことを、教えてくれた言葉です。


#エッセイ #言葉 #ことば #お金 #価値

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