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定年後に綴ったブログを閉じた話

定年より前に始めたブログを先日閉じた。
ブログを閉じるのには勇気も必要だった。
今日はその理由や気持ちなどを綴ろうと思う。


定年後は重荷になることを減らすべきか?

以前インスタやXなどのSNSもアカウントを削除した。
アカウントを削除すると、そのアカウントに関連付けられたデータやコンテンツは全て削除され利用できなくなる。
そのデータやコンテンツが多ければ多いほどアカウント削除に勇気を伴うことになった。

ブログを閉じた理由

そもそも私は定年の時期に多くのアカウントを持ち過ぎていた。
SNSならインスタ、X、フェイスブック、ラインなどだ。
ブログのために個人ブログ用の独自ドメインを持ち、三つもブログをやっていた。

その他にもYouTubeチャンネルを三つ持ちポッドキャストまで手を付けた。

思いついたことは何でもやってみないと気が済まない性分のようだ。
別にやりたくなればやりかけたまま放っておいたらいいだろうと思っていたが、それには少し違和感を感じるようになっていった。

簡単に言えば重荷に感じるようになったのだ。
個人ブログの場合は気持ちだけの問題ではなかった。
レンタルサーバーやレンタルドメインのサブスクリプション費用が発生していた。
それでも動かしていた時はその費用を賄う以上の収入になっていたが、投稿が止まってしまうと収入も減速した。

70代が見えてくると、アカウントを閉じる日もそう遠い未来ではないと思えるようになった。
インスタのアカウントを削除した時も少し心が軽くなったような気がした。
インスタに多くの写真や動画を置いていたわけでも毎日のように投稿していたわけでもないが、どこかへ行って写真を取るときには必ずインスタを意識していたのには違いなかった。
もちろんインスタだけではなくフェイスブックも同じことだ。

そのひとつを閉じただけで意識するものが減ったということだ。
ブログも同じで持っているだけで書かなくてはと思ったりコメントが来ていないかと気になるが、閉じてしまうと気になることが減り心が軽くなった。

ブログを閉じるのに必要だった勇気とは

ブログもSNSと同じで始めてからの年月には多くのコンテンツや思い出がある。
文章コンテンツの場合その文字数は膨大だ。
文字数は費やした時間とイコールなのだから言い換えればこれも人生だ。

そういいながら今もこのNoteを書いているのだから今後の戒めでもある。

過去のブログで記録した文章を読んでみるとその時の心情が蘇る。
それだけではなく、ブログを閉じるということはそのサイトを応援してくださった方々のコメントも同時に捨て去ることになるから勇気を伴うのだ。

大切にしていた思い出の品を処分するのと同じだ。

閉じるために勇気がいるということは同時に「どうしようか」と迷うことになる。
私も半年くらいは迷ったが、その間コンテンツを増やすことをしなかったので諦めがついたのだ。

もうひとつはこのNoteをやっていたからという理由もある。

ブログをやって気付いたこと

ブログを閉じたからといって得られるものがなかったわけではない。
文章を書くのがうまくなったとか自分の記憶を鮮明にするといった抽象的なことだけでもない。

定年退職時に考えていた目標らしきものを見直す切っ掛けになった。
大した金額ではないにしてもgoogleアドセンスで収益も得ていた。
収益の大小にかかわらず収益目的は仕事に対する意識を高めるものだった。

仕事だという意識を持つことで、継続のモチベーションを高めることが出来たのだ。

定年退職した時にお金を目的に何かを始めないと決めてはいたが、長年のサラリーマン人生で見に着いた思考は潜在的に残っている。
やる気が失せるほど嫌な出来事があっても仕事が継続できたのは、収益だけは変わらずモチベーションだったからだ。

このNoteで有料記事を書き始めたのもモチベーションを保つためだ。
共感を得たいといった承認欲求を満たすための目標で継続モチベーションを保つよりも、収益にしてやろうというほうが単純で自分を動かしやすいということが分かった。

私の場合は好きだけでは何をやっても続かないということだ。
例えるならどれだけ絵を書くのが好きだと言っても、ゴーギャンのように南の島に移住までして絵を描く勇気はないということだ。

このNoteを始めたのもいつかはブログを閉じる日が来ると思っていたからだ。
ブログは三つのテーマごとにURLを持っていたが、それをひとつにまとめたのがこのNoteだ。
ブログを通してひとつのことに取り組むだけの集中力も持っていないことを知り、そうかといって多くのことをやり遂げるだけの行動力もないと悟ったことになる。

今後はこのNoteだけで文章コンテンツを継続していくつもりだ。
それも遠くない将来に閉じなければならないことを意識しながらということだ。


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