鏡開きの悲劇


私、鏡開きが苦手なんです。


まず、あの真空パックの鏡餅。

 

あれが、なぜか我が家には毎年3つあり、

鏡開きの前日になると、

料理担当の私のところに集まってくるのです。

  

まず、真空パックのプラスチックがなかなか開かない。

キッチンバサミを駆使(苦使)して、

切り込みを入れていくのですが、

なかなか中の餅が取り出せない。

 

やっと取り出した餅を、

最初のころはなんのためらいもなく、

切り刻んでお雑煮にしていたんですが、

あるとき知ったのです。

 

鏡開きの餅は

 

切ってはいけない!!

 

(◎_◎;) (◎_◎;) (◎_◎;)

 

 知らなかった・・・

 

でも知ってしまった・・・

 

 

それから、

トンカチでとんとんたたいてみたこともありました。

 

 なかなか割れない (◎_◎;)

 

しかも、ボロボロになって、ひどい状態 (◎_◎;)

 

こんなこと3つもできないよ~ (´;ω;`)

 

 その後、ここ何年かは、

もう丸ごと鍋に入れて、

ゆっくりゆっくりとかし、柔らかくなったところでちぎる。

・・・が定番に・・・

 

もう時間をかけるしかなかったのです。

 

 

そして今年もいよいよ

その恐れていた日はやってきました。

 

 案の定、鏡餅は3つ、

いや、後からもう2つ、

合わせて5つ、

私のところに集まってきました。

 

 「あ~、またこれか~」 😞

「しかも5つも・・・」 😞

 

 ため息をつきながら、

一つ目にハサミを入れます。

 

 面倒くさくなった私は、

途中でいいことを思いつきました。

 

 「そうだ!チンしよう!」

 

 なんで、今まで気づかなかったんだろう?

こんな簡単な方法に・・・

 

 そして、いい気になった私は、

なんとか容器から取り出した餅を、

電子レンジ用の食器に入れて・・・

 

「まてよ・・・くっつくとやっかいだ。」

・・・と、クッキングシートを敷きました。

 

 そして・・・スイッチオン!

 

 しかし、時間が適当すぎた。

 

 7分チンして出てきた餅は、なんと

 

 噴火してました!!!

\(◎o◎)/!

 

 ふたには噴火物がこびりつき、

 

クッキングシートの上では、

溶けた溶岩が水分を失いガチガチに・・・

 

 悲劇はこれだけではありませんでした。

 

 だってね、幸運を開く鏡開きの餅を

捨てるわけにいかないでしょう?

 

 これをなんとか食べられる状態にしなければ・・・

 

 私は考えました。

 

失われた水分を再び与えなければ・・・

 

 そして、今度は鍋に、

クッキングシートにこびりついた溶岩を入れ、

その上から水を入れて火にかけました。

 

 ところがです!

 

 1分もたたないうちに、

焦げ臭いにおいが・・・

 

慌ててふたを開けると、

なんと、クッキングシートが溶岩を乗せたまま

黒焦げに・・・

 

 ああ~なんということでしょう!?

 

 入れた水がクッキングシートの上にとどまっていて、

鍋の底ではクッキングシートが焦げ付いていたのです。

 

その後、水を焦げたクッキングシートの下に入れ直し、

なんとか食べれる程度にやわらかくしたけど、

お餅にへばりついた、

焦げたクッキングシートを

完全には取り除くことができなかった・・・

 

もう、タイムリミットです。

 

しかたないから、

そのままお雑煮にしましたよ。

 

もう、なんか、

餅を食べているんだか、

クッキングシートを食べているんだか、

わけわからなかったです。

(;'∀') (;'∀') (;'∀')

 

 どうかどうか

 

今年もよい年になりますよ~う~に!!(合掌)

 

 ~付け足し~

後でよ~く見たら、鏡餅の容器の裏に、取り出し方が書いてありました。

切り込み入れて、容器のまま電子レンジで50秒って・・・_| ̄|○

 


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