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中目黒の高級スタバから考える飲食の未来

中目黒に今年の2月末にオープンしたスターバックス リザーブ ロースタリー。

みなさん行きました?

僕は今更ながら行ってみたのですが、とても良かった...。感じたことを記事にしてみます。


ディズニーのようなエンターテイメント性

中目黒のスターバックス リザーブ ロースタリー。そこはまるでディズニーランド。

入るといきなり、でっかい焙煎機でお出迎え。空中にはコーヒー豆を運ぶチューブが這っていて、店中を、生豆と焙煎したての豆が移動している。

焙煎機の周りでは、焙煎の様子を20人くらいのお客さんが囲んで眺め、焙煎士は焼きたての豆をスプーンに乗せて囲んでるお客さんに香りを嗅いでもらっている。


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半地下では運ばれてきたコーヒー生豆の麻袋を開ける作業。

ひたすら地味な作業なはずなのに、上から眺めてるお客さん1人1人に麻袋を広げて見せて、「どこどこから運ばれて来たコーヒーで、こんな風な袋に入ってるんですよ!」って笑顔で楽しそうにスタッフがお話しする。


まるでディズニーキャストのような振る舞いのバリスタたち...。


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2階にはお茶が、3階にはバーが、4階にはワークショップスペースとコーヒーパッキング工場が。

体験に振り切ってるこの店は、行くだけでわくわくする。

働いてるバリスタも楽しそう。このホスピタリティや接客のエネルギーはどこからやってくるんだ...。コーヒーの体験をみんな同じ目線でプレゼンできているのはすごい。


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飲食とは「体験」

このスターバックスに来ているほとんどのお客さんが2人組だった。2人来店だから集客効果も最大で2倍。

お休みの日に、仕事終わりに、「あそこ行ってみようよ」って誘いたくなるお店。
誰かと体験を共有したくなるお店っていいよね。


フードデリバリーだったり、EC、冷凍食品の進化で、家でもほとんどの飲食が楽しめるようになってきている今、飲食「店」に行く意味や目的ってなんなのか。

確実にそれは「体験」だと思う。


コーヒーや料理を楽しむことだけが目的にならず、コーヒーや料理出てくるまでの時間、バリスタやシェフのプレゼンテーション、フードペアリングの意図、店内の香りや空気、友人との会話。

そこでしか得られない体験を求めて、そしてその体験を誰かと共有したくて、僕たちはカフェに行ったり、レストランに行ったりしている。

飲食はコミュニケーションだ。


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これからはもっともっと、飲食は体験化していく。

飲食に関わる僕たちは、その素材を通して、どんな「楽しさ」を提供できるかを意識しないといけない。楽しいからこそ人と共有したくなるし、来てもらう価値が持続するし、素材の魅力も伝わっていく。


あなたにとって、誰かと一緒に行きたくなるお店はどこですか?


川野優馬


さいごに

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