実物を見ないで、、、

やってしまいました。
タイトルにもあるように、実物を見ないまま作品を購入してしまいました。

先に画像を上げましょう。こちらです。

あ、違った、こちらです。

入江早耶さんの「どきどきパイ森ダスト」です。

入江さんは消しゴムの消しかすを使った作品で有名なアーティスト。私がその名前を知ったのは2012年の資生堂のアートエッグに入選されたときの個展だったと思います。実際に足を運んだかは記憶が定かでないのですが、、、
ただ、その後はたびたび拝見する機会があって、昨年は瀬戸内国際芸術祭で小豆島の「二十四の瞳映画村」で発表された「漁師の夢」だったり、兵庫県立美術館のCHANNEL(注目作家紹介プログラム)での個展「純真(ロマンス)遺跡〜愛のラビリンス」だったり、拝見する機会が続きました。

この作品はつい先日、2月の月末に、入江さんが現在拠点にされている広島のスペースで発表された作品です。
Facebookにアップされた情報を見て「さすがに広島までは行けないな〜」なんて思っていたのですが、あるときの記事に「お買い得」という文字を見つけました。
お買い得??
「とか言って結構お値段するんじゃありませんこと?」とか意地悪く思ったりもしたのですが、興味を持ったのでひとまずメールすることにしました。
スタッフの方がすぐさま作品画像とプライスリストを送ってくださったのですが、、、確かに安い。芸術祭とか美術館とか露出がある作家さんなのに、小品とはいえ、こんなに安くて大丈夫かとびっくりするような価格でした。今回は消しかすに樹脂が混ぜてあるので価格が抑えられているのかもしれませんが。
最初で最後の価格だと思います、とスタッフの方がメールに書いていたのですが、それも納得。

さて。もう一度作品のほうへ。

誰もが見たことのある「パイの実」のパッケージですが、よく見るとリスがいるんですね。はじめて意識した気がします。それもあってか消しかすでできたのは、パイの実の形をしたリス。正面からは見えないですが、大きなしっぽもついているんですよ。

ただ、保管という観点ではちょっと不安も残るのでアクリルボックスで額装しようかなあと思案中。どうしようかな。なんて考えるのも楽しい時間ですね。

ということで、見ず知らずの人間からの問い合わせにも快く対応してくださった広島のスペース、横川創苑のスタッフのHさんには心より感謝申し上げます。今年は広島に行く用事もあるのでお邪魔できたら、と思っていたらこの3月末でクローズになるとのこと。非常に残念です。

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