読書日記「東大読書」③

本書を読んでから物事を見る視線が変わったような気がしている今日この頃です。気のせいではなく、しっかりと自分のものにできるようにしっかり東大読書を習慣にしたいと思います。

検証読み

検証読みは本を二冊同時に読むことで、多面的な思考と思考力の幅を拡大する読み方です。皆さんは本を読むときどのように読みますか?おそらく一冊を読んで終わったら次の本に行くと思います。

東大読書では一冊ずつ読む方法は本を理解する上でもよくないと言っています。似たような本を同時に読む方が効果的に知識を得ることができます。なぜなら、一冊読んでからでは本の内容を忘れているからです。

これはエビングハウスの忘却曲線で説明できます。人は時間が経つほど物事を忘れてしまいます。1週間もたてば74%の知識を忘れてしまいます。しかし、復習をするうちにこの忘却速度が低くなります。よって、知識が身に付きやすくなります。

検証読みは「パラレル読み」と「クロス読み」に分けられます。パラレル読みは2冊の相違点や類似点を見つける読み方です。パラレル読みをすることで、偏った意見にならず、多面的にものごとを見ることができます。

クロス読みは2冊の本の交錯ポイントを見つけることです。交錯ポイントとは議論の分かれ目のことです。交錯ポイントは言葉の定義をすることで見つけやすくなります。クロス読みは思考の幅を広げることができます。

検証読みでは読書で考える力を身に着けることができます。

議論読み

議論読みは要約、感想、意見をアウトプットすることで本の内容を深く理科うする読み方です。議論読みをするのとしないとでは本の理解が全く異なります。

議論読みはSTEP1~4を行うことがそもそもアウトプットになっています。さらに理解を進めるためにSTEP1で立てた仮説があっているか確認する「仮説検証」、要約から本一冊の帯コメントを考える「アウトプット要約」、交錯ポイントから自分の意見をまとめることを紹介しています。

また、一番のアウトプットは感想を書くことだと本書では述べられています。東大生は読んだ本について議論をしたがるということでアウトプットの習慣がついていることが分かります。

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