変化への適応

精神身体医学では、生きることは「適応すること」と解釈します。周囲の環境に自分が適応できなくなったときに心のバランスがくずれ、肉体面で病気という影が出てくることになるというのです。
私たちが生活しているこの環境は、諸行無常、諸法無我の真理によって変化しています。自分を取り巻く世界のさまざまな変化の流れを貫く真理のはたらきを受け止める素直さを失い、それに抗い、そむくときに、さまざまな苦悩が噴出しできます。涅槃寂静が失われてしまうわけです。

『開祖随感』1965年(昭和40年)

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