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三度目のフィリピン滞在記4

2018/2/22 Thu. オフ日

日本のTwitterは、ねこの日でむっちゃ盛り上がってるな。

夜中に目が覚めた時、喉がシカっとしたので、これはヤバイとすかさず葛根湯を飲んでおいた。効きますように。。。

今日はオフなので、のんびり。滞納してる電気代を払いに行くというJoeeに送ってもらってマッサージへ。「女性スタッフが残念ながら空いてなくて。。。」いやいやいーです、男の人で。Joeeも「むしろ男の方がいーよね。手がデカいから断然気持ちいいし。はい、断然気持ちよかったです。なんか体幹がガシっとしてて、パワー注入されてる感じ。いつもマッサージ後「終わりました」って起こされるのがめちゃ残念なんだけどって言ったら「あら、わたし終わったあと5分10分寝かせてもらうよー」とJoee。そっか、今度からそーしよー。

Joeeの出身地の友達Ianが来るっていうのでランデヴー。「彼は田舎紳士よ」とJoeeが言う通りのGentle man! それも南部紳士って感じで、彼といると自分がスカーレット・オハラになったような気持ちになれる! 会ったとたんにすかさず運転交代。ごはんや飲み物を絶妙のタイミングで薦めてくれる。常に気遣われてる感じ。Manila男子もレディーファーストなんだけど、なんかIanの場合、次元が違うわ!

みんなでちょっとお高めのベジタリアンレストランに行く。。。といっても一人あたま500phpもあればお釣りが来るので、1000円台のランチってことだな。

ここでの話:Ianがいま住んでて、Joeeの実家があるPampangaがいかに素敵なところか!明日ライブがあるので行くのだけれど、特産のワイン醸造所に連れてってくれるとか(カラマンシーワイン?とか、いろんなフルーツのワインがあるらしい!)、静かで森に囲まれた山の中に家があって、地元の料理も魚を中心に超絶うまくて。。。これはもう期待しかない。

Ianが「エキゾチックフードは好き?」って聞くので、アジア料理のことかと思って「もちろん!」っていったら「カエルのディープフライがオススメだよ。あとスパイスと一緒にかりっかりに炒めたコオロギ」と。。。どうやら日本語でいうゲテモノのことらしーですね。カエルはバリで食べたし、日本でも長野とかで甘く煮たイナゴの佃煮とかあるよー、でも芋虫系はちょっと勘弁かな?

今日のメインイベントはJoeeのphoto sessionについて行くこと。わたしも撮ってもらえるらしー。シャワって化粧して。。。合間に、明日はもうManilaを出るので、この機会に会っておきたい人々に「あとで会わへん?」msgを飛ばしまくるが、なかなかタイミングが合わなかった。。。

日暮れ前に出てQuezon Cityに向かう(もちろんIanが運転)。ついたスタジオがもう凄まじく良くて! facebookの方に写真とかあげておいたけど、写真史とか研究してる人、もちろんアートのリサーチャーの方にも、こちらのオーナーJay Javier氏はおすすめです! https://www.manilaspeak.com/author/jay-javier 

超ねこ好きのJay氏に、日本のねこの日について解説すると、嬉しそうに「にーにーにー、にゃんにゃんにゃん」と繰り返しておられた。彼はけっこう日本語が話せるみたいだし、英語はもちろん中国語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語etc.が堪能らしいです。たくさんのねこを飼ってるけど、野良ちゃんも世話してて、写真はその中の一匹。「黄色のポイントがかわいいよね。それに金目銀目なんだよ」と。

撮ってくれるのは、そんなJayに師事しているDQ。みんなで撮影前に腹ごしらえ。近所のMax'sってファミレスっぽいとこ。でも日本のファミレスにくらべたら、断然美味しい! 鶏がおすすめらしいけど、わたしは焼きそばを食べた。のど飴なめまくってたんだが、やっぱり喉がヘンなので、カラマンシージュース(Hot)を頼む。うまい、効きそう。

IanはMow'sってライブハウスでステージがある、というのでここでお別れ。彼もDQにアー写を撮ってもらってて、セピア色に処理を施された写真は、1920年代のデルタブルースシンガーみたいだった。

Joeeは「生理がきちゃったー」と、ちょっとブルー。だるそう。「生理をオープンにするのはね、気をつけろ、近づくな!ってことよ」と。あたしはもうあがっちゃってる人間なんで、そういう苦痛はもうなくなってハッピー。うんうん、わかるわかる、辛いよねぇ。わたしも辛かったよー。

撮影開始。一枚撮ったら、しばらくおしゃべり。ゆっくりゆっくり。撮影が、いかに交流であることか、よくわかる。チェック用のポラに変わって、いまはスマホカメラなのね。

撮影中の会話:最近のお気に入り、すべてを肯定するコウペンちゃんについて解説。何しても褒めてくれるんだよー! ちょっとニュアンスが違うけど、それしか英語が思い浮かばなかったので「Super positive penguin」と言っておく。で、サブキャラの邪エナガさんて小鳥がいて、邪悪さを装うキャラで、しょっちゅう「 Stupid humanbeing」とか言ってるんだよーって言ったら「あたし、そいつが好き!」とJoee。

セッションが終わったのが、もう23時前で、Ianのステージ終わっちゃうんじゃないかとハラハラもんだったけど、聴けてよかった! 歌詞よくわかんなかったけど、JoeeとChescaが、教えた(TT)サインで「泣ける〜!」とw。で、ライブと外をいったり来たりしてめっちゃしゃべったー。

DQと:ヌードモデル体験、わたしの本のプロジェクトについて、縛りについて、Blues Brothersサイコー!

Chescaと:日比におけるフェミニズム受容の違いについて(フェミニズムっていうよりGender Equalityっていう方がいいよね)。慰安婦像について。国旗に対する感覚ーーフィリピン国旗がどのように生まれたのかきいてみたら「アキノ将軍の奥さんが、独立戦争の時に縫ったものが元になってるの。白は無垢、赤は戦争、青は自由。だから絶対青を上にして形容するの。3つの星は、当時メインだった島を表してる。。。」彼女はライターで編集者で、日本でリサーチしてきたばっかり。とにかく話題が豊富で話してて楽しい。

彼女が親日家なのは、お父さんの経営する化学工場が、もとは日本人の持ち物で、その社長が帰国するとき、お父さんにすべてを譲ってくれたからなのだそう。移動したイザカヤ(Chescaちょいちょい日本語まじる。かわいい)でちょっくらインタビュー受ける。明日のPampangaではその親父様の別荘に泊まることになるんだそーで、わくわく!

そのままダラダラしそうなところを(もう3時まわってます)Ianが「お話中断して申し訳ないけど、僕らそろそろお暇した方が。。。」と。生理で弱ってるJoeeを気遣ってのことみたい。なんという紳士!

車中、わたしが中学時代にフェスティバルホールのチャック・ベリー大阪公演に一人で行った話をしたら、すかさずかけてくれた! 爆音&大声で歌いながらMakatiに帰ったら、もう4時だった。

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