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パラレルワールドの境界線【エッセイ】


先日、普段の自分の行動範囲を超えた事の連続をした事によって、とても興味深い、面白い経験をした。

自分にとって珍しい人と、珍しい場所に行き、普段やらない事をする事によって、気づいたら私がそれまで歩いていた、ちょっと先の見えていた道とは、全く違う、知らない道を歩いている感覚になった。まるで夢のような。

そんな自分の状況を俯瞰して見ていたら、まるで村上春樹の著書「1Q84」の世界じゃないかって。私の人生はその世界ほどハードボイルドじゃないけど。

小説の冒頭、タクシー運転手が高速道路を途中で降りる主人公の青豆に言った、意味深な言葉を思い出した。

「それから」と運転手はルームミラーに向かって言った。「ひとつ覚えておいていただきたいのですが、ものごとは見かけと違います」
 ものごとは見かけと違う、と青豆は頭の中でその言葉を繰り返した。そして軽く眉をひそめた。「それはどういうことかしら?」
 運転手は言葉を選びながら言った。「つまりですね、言うなればこれから普通ではないことをなさるわけです。そうですよね?真っ昼間に首都高速道路の非常階段を降りるなんて、普通の人はまずやりません。とくに女性はそんなことしません」
「そうでしょうね」と青豆は言った。
「で、そういうことをしますと、そのあとの日常の風景が、なんていうか、いつもとはちっとばかし違って見えてくるかもしれない。私にもそういう経験はあります。でも見かけにだまされないように、現実というのは常にひとつきりです」平成24年 新潮社出版 村上春樹 『1Q84』P25-26より引用

その後主人公が気付いた時には、不思議で危険な世界に巻き込まれていると言うお話。この小説は「パラレルワールド」を題材にしているんですよね。

私達は一見1つの人生を歩んでいるように見えるけど、実はパラレルワールドと言われる、並行に枝分かれして存在する世界が無数にあり、その時々の自らの選択によって違う世界を歩んで行くという説がある。

パラレルワールドがあると仮定して、私がそのように感じた、実際その”境界線”を知覚した時のなんとも言えぬ不思議な感覚。喪失感と高揚感を同時に味わっているような。

その出来事が良かったのかときかれたら、私にとっては良かったのだと思う。その方が自分で自分の人生を創造していると感じれるからだ。

なぜなら私は今まで、だいたいの未来の予測が出来ていて、その通りに歩んできたけど、いわゆるブループリント(人生の設計図)通りの人生が嫌になって、仕事を辞めて、今自由に暮らし始めたという経緯があるから。

私はここに生まれてくる前に、地球でやる事を色々計画したと思う。でもその決まった人生を生きるんじゃなくて、今ここにいる私が人生を創りたいと強く思った。

私にとってブループリントの核である「地球に愛を広げたい」という目的は今でも変わっていないけど、やり方を変えたいなと思ったんですよ。

そんなこんな、私はそのいつもならやらない事を終えた後で、これは予想外の事だったなあ、なんて思った矢先に気付いた。ーー違う!これは予想出来ていた。私が選択した道だったじゃないかって。

「なんとなく面白そう」

そう思い行動して、この道を私は自分で進んでいって、面白かったんだから、自分にとって予想通りの事な訳だ。

人生は不思議なようで、実は一瞬一瞬の自分の選択によって出来ているとはこの事だ。

パラレルワールドがあろうがなかろうが、それは間違いない。自分の選択で次に起こる事は変わってくる。

コップにある水を飲めば減るし、飲まなければそのまま水がそこにあるだけだ。至ってシンプルな話。

私はクライアントさんや友人に良く相談される事がある

「こっちとこっちどちらが選んだ方がいいんですかね」

「このまま今の彼と付き合って居て良いのかなあ」

選択は右と左、どちらかが正解と簡単に言えるものではない。人生は私たちが思っているよりロジカルに作られている。だからこそどこまでも大事なのは、自分の気持ちだと私は思う。

例えば「間違ってしまった」と思えるような選択をしてしまったとする。でもその間違いがあったからこそ気づきがあり、次に活かせる事があると言う話は山のようにある。

人生はやり直しがきかない。とか言うけど、私はそうじゃないと思う。いくらでもその時の選択によって自分を明るい未来に連れていけるのだと思う。

私たちは過去を生きているのではなく、今しか生きられないのだから。そして今はいくらでも選択によって変えられる。

だから選択に迷っている人に決まって私が問うのは「どうしたいの?」と言う事だ。

心の中にしまい込んでいる素直な自分の気持ちはどうなのか。今、自分はどうしたいのか。前回の記事でも話題にしました→ 君はどうしたい?

いろんな人を見てきて分かったけど、右も左も選ばずにいる人はとても苦しそうだ。だからどちらか選んじゃえば良いのだと思う。そうしたら道はおのずと開ける。

何が言いたいのかと言うと、何事も、チャレンジをしたら今までにない、面白い景色が見れるかもしれないよ。と言う事です。それだけのお話。

だからもしあなたが今の生活に少しでも退屈しているのなら、変なことでも、危ないことでも、自分がやってみたいと思う事は、是非やってみて欲しい。

その境界線を超えてみないと、分からないものが必ずある。

ーー人生は不思議なようで、実は一瞬一瞬の自分の選択によって出来ているとはこの事だ。

これを言い換えれば、自分の人生に何を取り込むかによって、自分が形成されていく。

だから自分がどんな事をして、どんな映画を見て、どんな服を着て、どんな人と付き合うのか、自分の意思で考えて選択するのは、とても重要な事なのだと思う。自分の人生だから。

パラレルワールドの境界線は、リスキーで突拍子の無い事なほどワクワクドキドキして、恐れさえもするのかもしれない。

私は自分の心に従って、何かをする時、いつもドキドキする方を選択していきたい。

安定、安心、安全、確実、絶対、無難…いつも通りのことをするより、その方が自分が一歩でも自分に近づいている感じがするからだ。

なぜなら私は今の私が、完全なる私だとは思っていないから。ずっと私らしい私を探しているんですよね。きっと死ぬまで、魂となってもそれは続くんだと思う。

だから過去の自分は捨てて、肩書きも経歴も捨てて、心を裸にして感じてみる。

”今”の自分はどうしたいのか、どちらがワクワクするのか、自分で決めて、自分で選択する。

そうやって自分の人生を、自分で楽しくしてあげる。

状況を生かすも殺すも自分次第。

先の未来に何が起こるかは誰も分からない。

でも“今”は自分で選択し、変える事ができる。

あなたの目の前にも、パラレルワールドの境界線は、いつでもそこにあるのかもしれない。

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過去にバンド、退行催眠療法士、アカシックリーダー、チャネラー、SNSで情報配信等様々な経験を生かし、現在は弾き語りや小説の執筆など0からの物作りを楽しんでます♩https://www.yukosaitoqhht.com/
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