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本でつむぐ心のふれあいサロン📚開催しました🎄

どんよりした空。だけど、いつもよりやわらかい空気。
グリーンロード(自転車道)を進むと、まだまだ紅葉が残っていて、サイクリングが気持ちいい🚲

今回はいつもの小平を飛び出し、お隣の西東京市はMUFGパーク内のまちライブラリーさんでがんサロン開催です。

以前訪れたとき、「ここで、がんサロンを開催できたら・・・みなさん気持ちいいだろうなぁ」と思ったのがきっかけです。

職員の方に相談すると、その方はお子さんががんで闘病中とのこと。
これはご縁があるなぁ、と即決。

ご近所で、がんサロンを開催されている「カラフルリボン」の高倉理恵さんにお声がけし、コラボさせていただくことにしました。

高倉さんはキャンサーおしゃべりカフェの第1回目にご参加いただいたご縁があります。この度は西東京市にある民間のステキな図書館ということもあり、共同開催できて、とても嬉しいです✨

更に、西東京市と文京区の社協の職員さんがオブザーバーとして、入られました。勉強熱心ですね。


さて、今回はみなさまの闘病のご様子だけでなく、本の紹介もさせていただこうと思います。

まちライブラリーさんでは「好きな本を1冊持ち寄り、自己紹介をする」というルールがあります。今回はそのテーマに沿って、みなさんの想いを本に託して、紹介し合いましたよ♬


「がんなのに、しあわせ」
水戸部ゆうこ (著)

トップバッターはわたしでして・・・手前味噌になってしまい、スイマセン💦
ですが、今回はこの本を外せないなぁ、と思ったりしまして。

題名を付ける時、「がんなのに、しあわせ」なんて、言っていいのかな?と、思ったものでした。

自分の人生は自分の捉え方次第なわけで・・・こんなこともあるんだよ、こんな人もいるんだよ、ということをお伝えしたかったのかもしれません。


2人目は乳がん・子宮頸がんの方です。

「最後だとわかっていたなら」
ノーマ コーネット マレック (著)

もし、明日が来ないとしたら、わたしは今日、どんなにあなたを愛しているか伝えたい。
副題が既にじんわりと涙腺を刺激します・・・詩集だそうです。

からだのメンテナンスのお仕事をしている。元には戻れないけど、最近元気になってきたから、辛い気持ちでいる人のサポートをしたい。

自分の経験を経て、人のためにな何かしたい✨
とてもステキなことです。

3人目はお子さんをがんで亡くされたお母さんです。

きみのそばにいるよ
いぬいさえこ (著)

お友達にもらったそうです。愛あるお友だちですね。
この世に我が子がいなくても、心にはいつもいてくれる。

息子さんの1周忌に向けて、色々な準備を整えているそうです。
ひとつひとつこなしていくことで、気持ちが整理されていくのでしょうね。


4人目は乳がんの方です。

おおきな木
シェル・シルヴァスタイン (著)

なんて、ステキ✨
大きな器で、受け止めてくれそうな本です。
そして、子の成長を見守る時、こんな親でいたい・・・

子どもの頃からからだが弱かったので、がんになった時、のほほんとしていた。再発が分かった時は、辛かった。

再発の方が辛いのかもしれませんね。


5人目は西東京市のオブザーバーさん。

コミュニティデザイン
山崎亮

お仕事をする中で、人が交流できる場所づくりを考えているそうです。
勉強熱心ですね✨

そして、今日どんな気持ちで、このがんサロンにいらっしゃったか?を伺うと、
学ばせてもらいたい。実際にお話を伺ってみないと、分からないことばかり。そして、私にできることは何だろうと考えたい。

お仕事ではどこに相談したらいいのか、わからないことを受け付ける窓口をされていらっしゃるそうです。
すごいなぁ✨ステキなお仕事ですね!

6人目は文京区からお越しのオブザーバーさん。

独立記念日
原田マハ

昨日までの私に、サヨナラできる1冊・・・という副題が、また響きます。
短編集とのことで、とても読みやすそう。
心がすっとする1冊、なんだそうです。

今日、どんな気持ちで、このがんサロンにいらっしゃったか?を伺うと、
一参加者として、勉強させていただきたい。

心を寄せてくださる姿勢がありがたい✨

7人目は脳腫瘍や乳がん、甲状腺がんなどに罹患された方。

白夜行
東野 圭吾

子どもを出産後、次から次へとがんが発覚し、まるで、交通事故にでもあったよう。自分の意思とは関係なく、毎日、目の前のことに追われ、治療をこなしていくが、転移や手術が続いたある日、ガクッと落ちた・・・

がんになって、良かったとは思わないけど、モノの見方が変わったり、これまで感じられなかったことを感じられるようになり、日々新たな発見がある。
究極の自己犠牲を表現したこの本は何度も繰り返し読んでいる。

何度も読める本があること、ステキです♬


8人目は卵巣がんに罹患して、間もない方。

おつかれ、今日の私。
ジェーン・スー

コロナ禍での手術や治療で、感染が心配なため、医療者から外へ出ないように言わたことがとてもきつかった。
今秋から仕事に復帰したが、体力が追い付かない。
検査の結果を聞くまでの間、自分の心をどう維持したらいいか・・・

本当に、そうですよね。
自分は今、こういう状態なんだな、と俯瞰して見れるといいのですが・・・
なかなか、そうもいきませんね。
自分の予定を色々と入れて、行動していくうちに、脳内にがんが占める割合が少し減るでしょうか・・・

アラフィフを中心に大人気のジェーン・スーさんのコラム。
みなさんも興味津々でした。

9人目はカラフルリボンの高倉理恵さん。

ライオンのおやつ
小川糸

がんになって、急に自分で意思決定しなければならない状況に追い込まれる感じ・・・とても苦しかった。
乳がん摘出後、自家組織で再建をすることは心も一緒に建て直すことになるのでは?と考えた。

がんになって、地域でおしゃべりするところがなく、困りごとを受け付ける窓口へ問い合わせると、とても寄り添ってくれた。
罹患して5年経ち、少しづつ、許容範囲が広がってきたように感じる。

「ライオンのおやつ」はしあせな人生の終え方を学べる。亡くなった後の家族の会話で、しあわせを感じられるようになるといいな。


10人目は卵巣がんと大腸がんに罹患された方。

「抗がん剤は危ない」って本当ですか?
押川勝太郎、おちゃずけ

おぉ✨これは有名な押川勝太郎先生のご著書!
漫画になっていて、とても読みやすいんです。学校図書として、広がるといいですね。

手術の後遺症で、3年半も痛み続いていて、鎮痛薬を服用している。
怪しい情報に騙されないよう、こういう本を広げて行きたい。

患者会の運営サポートをされているそうです。ステキですね✨


11番目は子宮体がんの方。

言語化の魔力
樺沢紫苑

検査で陰性だったにもかかわらず、後々がんと分かり、ショックだった。
不安になり、自分がおかしくなってしまったと感じた。メンタルクリニックにも通った。言葉にすることはとても大事だと思う。

本当にそうですね。
いつでも気持ちを言葉にできたらいいのにね・・・


***まとめ***

本を通じて自分の知らない世界が広がったように感じた今回の企画。
老眼が進み、本を読むのもおっくうになってしまいますが(笑)、やっぱり本はいいなぁ、と思うのでした。

ご参加の方々からは
温かいステキな時間でした。
また開催してほしい。
木の香りと、ステキな空間に穏やかな気持ちになった。
などの感想をいただきました。

そして、今回、お世話になったまちライブラリーの吉原さん。
とても親切に対応してくださり、本当にありがとうございました!
開放的な空間で、がんの話ができたことは、実はスゴイ進歩なんだと思うんです。
それぞれの方が、それぞれのペースで、少しづつ自分の事態を受け入れながら、進化していく、とでも言いましょうか。
今までは、こんな開放的な場所でお話しできなかった方も、多かったのではないかしら?

そして、参加されたみなさんが本を通じて「心のふれあい」を感じられれば、わたしはとても嬉しいです✨

追伸:いつも沢山サポートしてくれるジュンコさん、ありがとう💗

それでは、今日はこの辺で。
また、ここで、会いましょうね♬
Happy Christmas!






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