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はじめて障害者雇用をおこなうときに知っておくべきこと その4

はじめて障害者雇用をおこなう時に知っておきたいことについて
4回にわけてお伝えしています。

1回目 障害者雇用についての法律について知る
2回目 障害者雇用の自社の状況を把握する
3回目 障害者雇用について必要な手順を知る
4回目 障害者雇用についての情報を入手する

【前回までのお話】

障害者雇用をはじめて進めるときに
まず知っておいてほしいことが、
障害者雇用についての法律【障害者雇用促進法】についてです。
これで、企業に求められている障害者雇用の概要がわかったら、

次に、自社の障害者雇用の状況について、情報収集していきます。
これがわかっていないと、どのような状況で、
何をいつまでにすべきなのかを判断することができなくなってしまいます。

そして、これらのことを把握した上で、
障害者雇用の進め方を確認していきます。

雇用すればいいんだろう・・・と、
人数をあわせるために障害者を雇用すると、
ほぼ間違いなく失敗します。

障害者を雇用するには、仕事内容を決めたり、
職場で一緒に働く人たちの理解が必要です。

また、スムーズに進めるためには、手順があります。

私が今まで、いろいろな企業の障害者雇用を見てきましたが、
次のステップを踏んで行なったところは、成功しています。

そのステップは、次のコトです。

障害者雇用を進めるための5つのステップ
ステップ1:障害者雇用に関する意思決定
ステップ2:社内における障害者理解の浸透
ステップ3:業務の内容検討、選定
ステップ4:採用計画、採用(実習、募集、採用)
ステップ5:職場定着

ここまでを先回まで、お話してきました。
今回は、4回目のどのように
障害者雇用についての情報を入手するかについてお話します。

障害者雇用をすれば、それほど情報はいらないでしょ・・・
と、思うかもしれません。

しかし、障害者雇用に関する法律はよく改正されますし、
それに伴って、ハローワークなどの行政の動き、
助成金に関する基準や内容は、常に変化しています。

そのため障害者雇用に関する情報収集は大切です。

情報収集には、障害者雇用に関わる関連機関や、
障害者雇用のサービスを提供する企業の情報を
参考にするとよいでしょう。

障害者雇用に関わる関連機関には、次のようなものがあります。

・ハローワーク
・就労移行支援事業所
・障害者職業センター
・障害者就業・生活支援センター(ナカポツ)
・障害者の訓練機関(国リハ、障害者職業能力開発校)
・特別支援学校など

たくさんの機関があるので、
すべてを情報収集するのは難しいと思いますが、
ハローワークと採用で活用する機関の情報収集は
こまめにしておくとよいでしょう。

また、障害者雇用のサービスを提供する企業でも、
セミナーやイベントを開催していますので、
こちらを活用することもできます。

私が運営している障害者雇用ドットコムでも、
定期的に障害者雇用に関する情報をメルマガでお伝えしています。
下記から登録することができますので、
障害者雇用にかかわっている方は
ぜひ、登録してください。

障害者雇用ドットコム メルマガ

また、オンラインセミナーも開催しています。
7月は、以下の日程で予定しています。

2020年7月8日(水)15:00~17:00
2020年7月22日(水)15:00~17:00

詳細はこちらから

さて、4回にわたり、障害者雇用をこれから始めるには、
何から手をつければよいかについて、以下の点をお伝えしてきました。

・障害者雇用についての法律について知ること
・自社の状況を把握すること
・障害者雇用を進める上で必要な手順
・障害者雇用についての情報を入手する方法


障害者雇用の情報収集をし始めると、
「◯◯会社ではこんなことをしてうまくいった」などの
情報が入ってくることも多いと思います。

もちろんこれらの情報がある程度、
参考になることはありますが、
あなたの会社と状況が同じわけではありません。

同業種、同じくらいの従業員数であったとしても、
組織文化や経営者の考え方、社員の障害理解や協力度、
今までの障害者雇用の取り組み具合などは違ってきます。

障害者雇用をどのように進めていけばよいのかは、
あなたの会社で、独自で考え、戦略をたて、
それを実行することが必要
となってきます。

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