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父の教え

子育てをしていると、よく家族の決まりゴトとか、子育てで大事にしていることって何ですか?と保育園の面談や懇親会のときに聞かれます。

私はこの質問がすごく苦手です。大切にしなきゃなと思っていることはたくさんあってもブレずに「ここだけは譲れない!」と子供に言っていることが実はありません。このことがないのが、正直すごく心配だし、大きな問題のような気がします。

皆さんは家庭で大事にしていることって明確にありますか?

・あいさつを大事にしています

・「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えるようにと教えています

・自分でできることは全て自分でできるようにさせています

・1対1でお話しする時間を1日1回とる などなど

我が家は、子育てについて夫婦間で話し合いが必要です。noteで子育てブログされている方のメッセージはとても参考になります。夫婦会議しないとですね。

その前に、実は、私、実家には子供の頃からこれだけは!絶対に!!と言われてきた「教え」がありました。その「教え」、昔は耳タコで聞くたびに反抗心が芽生えていたのですが、大人になって振り返ってみると、その「教え」通りにして得してきたことがたくさんあったなと思っています。今日はその事について書いてみます。

1、食べ物の好き嫌いは、人の好き嫌いに繋がるからするな

父との夕飯の時は基本的に「お残し禁止」でした。私は、もともと好き嫌いの少ない方で、この「教え」で苦労したことはそんなに記憶に残っていません。ですが、弟たちが、椎茸が食べれなかったり、苦手な野菜があったりで泣きながら食べていた記憶はかなり残っています。

本当に「食べ物の好き嫌い」が「人の好き嫌い」に繋がるのかはわかりません。けど、好き嫌いがなく、何でも美味しく食べられるというのは得だと思うんです。

学生時代に、よく先輩にご飯に連れて行ってもらう機会がありました。その時に、よく言われたのが、

「何でもおいしそうに食べるね〜」

「気持ちのいい食べっぷりだね〜」

褒め言葉だと受け取っています(笑)なので、私は、先輩にご飯に誘われることが多かったように思います。楽しい場所に、誘われるのって嬉しいですよね。

2、人の悪口はいつか自分にかえってくる(だから悪口言うな)

これも、ずっと言われ続けてきました。人にはいろいろ性格もあって、全員を好きになるのってなかなか難しいですよね。合う合わない、生理的に受け付けない、この人の考え方嫌い!って全部がない人ってそうそういないと思うんです。うちの父がないのかは聞いてないのでわかりません。けど、大体の人が1人や2人くらいは苦手な人がいるんじゃないかなぁと思います。

私は、記憶のある小学校くらいの時から人の悪口は言わないようにしてきました(思っていても他人には言わない)。自分の見てきた経験上もそうなのですが、悪口って絶対にバレてますよね。そしてやっぱり自分に返ってくる。小・中学校のとき、仲良しグループができて、仲良しグループのはずなのになぜか一人ずつ順番にいじめられる、みたいなことが女子でも男子でもあったような気がします。そういう状態でのいじめは悪口が自分に返ってきているんじゃないかな、と思います。

私は、「人の悪口言わないよね」と社会人になってからもよく言われます。褒め言葉だと受け取っています(笑)けど、言わないだけで嫌いな人や苦手な人がいないわけではありません。他人には言わないけど、当人を知るはずがない全く関わりのない母親、夫には言ってます(笑)身内になった途端、悪口ばっかり言ってくる妻のことをびっくりしているかもしれません。けど、そこから悪口が広まる可能性は0だし、今のところ人付き合いは円滑にいっています。

まとめ

これが、私の「父の教え」と、守っていてよかったなと思うことでした。うちの実家には本当にこの2つだけでした。だからこそ、守れたし、守ることで人生の人付き合いという点において少し得したなという経験がありました。

今度は我が家のことを考えなければいけません。「大事にしている考え」にブレがなく夫婦間や家族がしっかり認識していれば、子供たちの体に染み付いていくんだと思います。もう子供も、来年小学生と年少さんの年です。ピンチです。本気で考えてみようと思います。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!

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