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エフエム滋賀に出演してきました。

先日、出演したラジオで話した内容のダイジェスト(話した内容ではなくて収録台本の抜粋)がラジオ局の公式ブログに掲載されていましたが、ブログのURLが日本語だったので、SNSなどにリンクが張りにくかったので、noteを経由してみました。
【記事の引用先のURL】
https://blog.e-radio.co.jp/平和堂マイ・デイリー・ライフ/平和堂マイ・デイリー・ライフ-346/

平和堂マイ・デイリー・ライフ(2022/07/12)

もうすぐ、子どもたちのとっては楽しみな「夏休み」が近づいてきましね!
でも、その一方で「夏休み」はしんどい、楽しみじゃないという境遇にある子どももいる、ということをご存知でしょうか?
今日は、そんな子どもたちを支援している特定非営利活動法人こどもソーシャルワークセンター理事長の幸重忠孝さんにお電話で、お話をお伺いしました。

「こどもソーシャルワークセンター」は、大津市の三井寺の近くに一軒家を借り切って、2016年から、子どもの居場所づくりに取り組んでいらっしゃいます。
「昼の部」の「ほっとるーむ」と、「夜の部」の「トワイライトステイ」という大きな二本柱の活動です。
「昼の部」は、平日は学校にいきにくい子どもが過ごせる場所、土日は、おうちに居場所のない子どもが過ごせる場所を提供。
「夜の部」は午後5時から9時まで、家に居場所がなかったり、家で過ごすのがしんどい子どもたちが、自由に過ごせる場所として運営し、スタッフとともに夕食を食べたり、近くの銭湯に行ったり、あとは自由に、家で過ごすようにゴロゴロして過ごしていい、という場所になっています。

家に居場所がない、という子どもたちを対象にした活動としては「子ども食堂」が全国的に広がっていますが、「こどもソーシャルワークセンター」の夜の部の取り組みでは、登録制で、人数を絞っていらっしゃいます。
大きく広げていこうという思いは、持っておられないんですか?

「子ども食堂」は、必要とされている取り組みで、とてもいいことだと思っていますが、たくさんの子どもを集めて、食事や居場所を提供する、という形は、どうしてもイベント的になり、一人ひとりの子どもとの関わりが、薄くなってしまうそうです。
しかし、しんどさ、生きづらさを感じている子どもが必要としている支援は、一人ひとり、違っているのでオーダーメイドの支援をしていく必要があります。そのためには、一度にたくさん集まる、という形ではなく、同様の取り組みをする拠点を増やしていくことで、社会に広げていきたい、と考えていらっしゃいます

オーダーメイドの支援とは、例えば、もう夏になって暑くなってきたのにいつまで長袖の服を着ている子どもがいる子がいて、夏用の服を、親から用意してもらえない状況なんだそう。そこで、身長160センチぐらいの子どもの夏の服を提供してくださいとSNSで呼びかけると、それに応じて服を届けてくれる人が出てきてくれるんだそうです

そのように、一人ひとりの置かれた状況にあった支援をするには少人数と、じっくり関われる環境が必要だと考えているそうです!

私たちにも、そうした子どもたちの支援のために、力になれることが、三つあります。
まず一つ目は「知ってほしい」ということだそうです!ヤングケアラーという言葉が出てきて、最近注目されるようになりましたが、家で親やきょうだいの世話をしなければならず、しんどい思いをしている子ども、親から十分、養育してもらえない子どもは、気づいていないだけでみなさんの身近なところにも、どこにでもいる、ということを、知ってほしいです



二つ目はなんでしょうか?
「知ったことに対して、自分がやれることを考えてほしい」ということです!何か自分もできることはないだろうか、と思ってくださったら、寄付であったり、必要なものを寄贈したり、あるいは、自分の得意な分野のことで、ボランティア活動をするなど、様々な支援の形がありますので、自分のできる範囲で活動をサポートする、ということを、考えてみるのがいいそうです

三つ目は、ハードルは高くなりますが、思いがあって、自分も子どもたちのために、支援する活動に取り組みたい、という方は、「自分で、子どもが安心できる居場所をつくる」ということです、家にいづらい、居場所がない子どもが、週に一度でも、安心して自由にゴロゴロ過ごせる場所、大人に構ってもらえる場所が地域にもっと、必要だと考えていらっしゃいます。
近所の子供を招いてご飯をふるまうなど、小さなことから立ち上がってみてはいかがでしょうか?

幸重さんが運営する「こどもソーシャルワークセンター」の取り組みについて、詳しくは、ホームページで見ることができます。
自分にも、何か力になれることはないかな?と思った方は、ぜひ、アクセスしてみてください。
http://cswc2016.jp/index.html

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