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ヤフーTOPの「出会い・恋愛」をクリックした小学生時代の話。 #はじめてのインターネット

はじめてのインターネットときくと、Yahoo!の「恋愛・出会い」ボタンを思い出す。小学生時代、あのボタンを押して激しく後悔した。。。

Yahoo!のブラウザを立ち上げ、チャットやゲームを楽しんだ。調べれば何でも出てくるインターネットは本当に楽しくて新鮮だった。当時スマホはもちろん、ガラケーも一部の友達しかもっていない時代だ。そのため親が不在のタイミングを見計らって、よくPCを使っていた。

インターネットで一番楽しかったのが、見知らぬ人との交流だ。リアルの友人とつながるものより、チャットやモバゲータウン(アバターを作って他人と交流)が好きだった。インターネットの先に、誰よりも自分を理解してくれる運命の恋の相手がいるのかも、、、と少女漫画のような夢を見ていた。

そんな私は、Yahoo!トップページの「恋愛・出会い」のボタンに興味を持った。(今では時代にあわせ「パートナー」という表記になっている)出会い系サイトの存在は知っていたので、本気で利用するつもりはなかった。ただこのボタンをクリックすれば、ステキな恋愛ができるのだろうか……と興味があって恐る恐るクリックした。

「恋愛・出会い」ボタンから遷移した画面は、たしか出会い系サービスの登録を促す画面だった。当然、小学生が利用できるわけがない。戻るボタンを押してトップページに戻った。

すると……恐ろしい出来事が起きた。なんとさっきクリックした「恋愛・出会い」のテキストの色が変わっている。下の画像のように、自分がクリックしたところだけ紫色に変化していたのだ。

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完全にやってしまった。このままでは、親に「恋愛・出会い」ボタンを押したとバレてしまう!!!私は急いでブラウザを閉じ、もう一度開いてみた。しかし「恋愛・出会い」の色は戻らない。

当時のわたしは、履歴の削除やシークレットウィンドウまで理解しきれていない。「履歴 削除」と調べられるほど、インターネットの使い方も心得ていなかった。焦ったわたしは、ごまかすために他のボタンも押してみた。ただ途中、変なところを押してしまったらどうしよう……と心配になって止めてしまった。「恋愛・出会い」の色は変わったままだ。

親にばれた時の言い訳を考え始めた。「間違って押してしまった」が一番それっぽい。知らないフリも考えたけど、バレてしまいそうだ。そもそも出会い系サービスを利用したわけじゃないので、堂々としていればいい。それでも悪いことをしてしまった気持になって、その日は1日ビクビクしながら過ごしていた。(結局親からは何も言われなかった)

#はじめてのインターネット  で得た教訓、それは事前に退路を把握する大切さだ。怪しいものをみるときには、必ずどうすればバレないか、危険なく対処できるかを事前に確認しなければいけない。シークレットウィンドウの存在を知ることができたのも、あの時の経験があったからこそだ。

これからも、撤退方法も考慮したうえで挑戦するようにしたい。

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