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8月といえば、小学校の夏休みを思い出す

え、もう8月じゃん。

ここ1週間、カレンダーを見てそう思った人もいるんじゃないだろうか。そう、もう8月なのだ。

8月って、なんだか特別だ。

他の月は「もうこんな時期かぁ」としか思わないのに、8月のカレンダーを見ると「もう『8月』じゃん!」と言いたくなる。お盆に休みがない会社で働いているってのに、8月には無性にワクワクさせられる。

なぜ、8月にワクワクするのか。

それはアラサーになった今でも、8月といえば「小学校の夏休み」を思い出すからだ。

あの時の8月。クーラーが効いた涼しいリビングで、宿題の算数ドリルを解いたり。おじいちゃんの家に遊びに行って、スイカをおなか一杯になるまで食べたり。小学校のプールに行って、区の水泳大会の練習をしたり。面倒と言いながら、張り切って工作や自由研究に取り組んだり……。

今思えば、小学生の夏は結構大変だった。宿題もたくさんあり、ラジオ体操やアサガオの観察もやらねばならない。大人のようにお金はないから、1人で遠くに旅行へ行けないし。大人よりも不便さは大きい。

それでも8月に小学生の夏休みが真っ先に思い浮かぶのは、生まれて初めて多くの自由が与えられたからじゃないか。

小学生の夏休みは、様々なルールから一時的に解放される。夏休みの宿題は毎日コツコツやってもいいし、8月後半まで放っておいてもいい。普段は学校にいる時間に、プールにだって行けるし、家族と旅行にいってもいい。普段は先生から言われたとおりにしているけど、工作や自由研究は自分で好きなテーマを選んでいい。ルールにがんじがらめの小学生からすれば、マリオがスターを獲得したみたいに、最高に自由な状態を満喫できる。

大人のようにお金はないし、宿題などの制限もあるけど、自分で好きに選べる自由さは、きっとあの8月が初めてだった。

だからアラサーになった今でも、8月になると初めて自由を獲得した夏休みの気分になるんだろう。

26歳の8月は、あと24日。
「あれ、もう9月じゃん」となってしまう前に、小学生の自分に負けないくらい自由な時間を楽しみたい!

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