初対面の相手との待ち合わせ、どうしていますか？
おはようございます！ビジネス作家の臼井由妃です。
初対面の相手と待ち合わせ場所で、なかなか会えなかったという経験はありませんか？ 最寄り駅の改札で、有名なお店の前で、あるいは喫茶店で待ち合わせをして。
隅から隅まで見渡すのに時間がかかったり、相手の特徴を事前にしっかり聞いていなかったり。相手が柱の陰に隠れている……、探せないと焦ってしまいますね。初対面での待ち合わせには、特に気配りが必要です。
会うのに手間取ればイライラが募ります。次のスケジュールが迫っている場合もあるでしょう。顔を合わせた途端に、慌しく会話をしなければならない状況になれば、あなたの印象は好ましくないものになるでしょう。
「１０分前には、到着していました」
などと言われたら、返す言葉もありません。会話も滞りがちになります。
そこで初対面の人同士が、待ち合わせをすると仮定して、うまく会うための４つのコツをご紹介します。
１こじんまりした店を選ぶ
喫茶店を待ち合わせ場所にする場合、こじんまりしたあまり混み合わない、落ち着いて会話ができる店を選ぶといいでしょう。
駅前にある有名なカフェは便利なようですが、人の出入りが多く、相手を探すのも大変な上に落ち着いて話をするのは難しいですから、避けたほうが無難です。また、路地の奥の店やややこしい店名は避けるなど、探しやすい、お互いにアクセスがしやすい、すわり心地のいいイスを備え、トイレが清潔でＢＧＭが耳障りでないなど。
落ち着いて話ができる店を、厳選しましょう。
ホテルのラウンジなどあえて大きな店を選ぶときには、｢入り口のすぐ前｣、｢一番奥の四人掛け｣というように、場所を示すのがコツです。
２同業者が利用しない店を選ぶ
内密な話ではなかったとしても、同業者が利用する可能性がある店は、避けた方がいいでしょう。実は、私自身苦い経験をしているのです。
五年ほど前、神田(東京都千代田区)にある、こじんまりした喫茶店を待ち合わせ場所に指定されました。
相手とは初対面ですが、「臼井さんの顔は、本や雑誌で見ているから分かる」と、おっしゃいます。しかし私には不安がありました。
「スムーズに会えるだろうか？」
ですから、当日の服装や携帯番号をあらかじめメールで伝えました。
そして当日。問題なく時間通りお会いすることができたのですが、会話が始まって五分が過ぎたころ「●●さん、打ち合わせですか？」
相手の知り合いが入店。声をかけてきました。続けて
「●●さん、企画会議ですか？」またもや知り合いです。
そのたびに会話が途切れ、｢えっと、どこまで話をしましたかね？｣
堂々巡りです。するとまたもや
｢そちら著者さん？ だったら紹介してよ～｣
などと、同業者がやってきました。
その喫茶店は業界人のたまり場だったのです。
そんなふうに声をかけられる相手は、顔が広い名のある方ということですし、私に関心を寄せて頂けるのは光栄なのですが、肝心な話が一向に進みません。結果、中途半端な打ち合わせで終わりました。
以来、相手からの提案だとしても、同業者が利用しそうなお店での待ち合わせは遠慮しています。
３入り口近くで待つ
入り口の近くの席を選び、背を向けず、対面して座りましょう。
約束の時間より早めに到着して相手を待つのは常識ですが、相手が自分を見つけやすく自分も相手を探しやすい席を選ぶのは気配りです。
４見つけやすい好感が持たれる服装で待つ
今や誰もが携帯電話を所持していますから、最悪の場合、顔写真を撮影して携帯メールに添付し送信すれば、相手が自分を見つけるのに困ることはないでしょう。しかし初対面でそこまでやるのは？
お会いしていないうちに、そういう行動をとれば馴れ馴れしい、異性ならば｢ちょっと怖い｣と受け取る可能性もあります。
初対面の人同士ならば、「●●という本をテーブルに置いておきます」
「水色のワンピースを着ています」など
分かりやすい特徴をあらかじめ伝えておくと、いいでしょう。
さらに、相手が自分に対して抱くイメージを考え、驚かせないのが気配り上手です。
以前、法務関係のお仕事に就く方と待ち合わせをしたとき、目が覚めるような「オレンジのジャケット｣でいらしたのには、正直、度肝を抜かれました。お似合いでしたが、やはりその職業が持つイメージを崩さない服装をするのが大切です。（明日に続く）
～初対面の方との待ち合わせには細心の注意を払う～
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃
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