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沈黙は悪くない

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

会話をしていて気になるものの一つに、「沈黙」があります。
私もかつては、沈黙が苦手でした。
沈黙が訪れると、「嫌われているのではないかしら?」
「私の話がつまらないのかもしれない」
「機嫌が悪いのだろうか?」
さまざまな不安がよぎり、それを打ち消そうと
「何か話さなくてはいけない」と必死になるのですが、言葉が見つからず焦りまくる。
時には、その場を取り繕うためにお世辞や脈絡のない話を持ち出し、気まずい雰囲気になってしまったこともありました。

そういう場を繰り返すうちに「話すのは難しい」
「人前に出るのは嫌だ」「沈黙への恐怖」から、コミュニュケーション嫌いに陥っていきました。
私のような経験をお持ちの方も、いらっしゃるのではありませんか?

沈黙が気になるのは、「会話は弾まなければいけない」
「相手を不快にさせたらいけない」と。
必要以上に、プレッシャーを感じているからでしょう。


沈黙は、悪いことではありません。
映画やテレビドラマを見ていて登場人物が「沈黙する」場面が、印象に残ったことがあるでしょう。一流の俳優は、セリフ回しが上手なことはもちろんですが、それ以上に「間」の取り方が巧みです。台詞と台詞の間に、絶妙な間=「沈黙」を入ることで、言葉が活き一段と発言に重みが増すのです。

ヨーロッパのことわざに、「沈黙は金、雄弁は銀」があります。
よどみなく話せることも大事だが、黙るべき時を知ることは、もっと大事だという意味です。確かにうまく話すよりも、いかに沈黙を使い分けるかが重要になる場面が、公私を問わずありますね。
多くを語ったり、不用意な一言のために、成功を逃がしたり人間関係にひびが入ったり。 人生を大きく狂わせることすら、あります。

古今東西、しゃべり過ぎるバカは嫌われるのです。言葉は少なくても、「心」は伝わります。
沈黙で不安になったら、焦らず先ずは気持ちをゆったり持ちましょう。

そしてうなずいたり微笑んだり、無言で考えているしぐさを示すだけでも
「あなたの話をきちんと聴いています」「自分の言葉で伝えようと考えています」というメッセージになります。
「なるほど」「そうですね」「すごいですね」といった「あいづち」をするのもいいでしょう。そうこうするうちに、思考が整理され伝えたいことが明確になります。

~しゃべり過ぎるバカは嫌われる~

最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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